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木曜日にはココアを の商品レビュー

3.9

140件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2022/09/15

冬に飲むホットココアみたいに、じわっと温まる小説でした。 短編でこの芯から温まる感覚ってなかなかないので良い読書体験でした。 しかも悲しいことがあってから背中を押されるのではなくて、日常の中でそっと手を差し伸べてくれるような物語で、辛くならずに読めました。 章題が色になっているの...

冬に飲むホットココアみたいに、じわっと温まる小説でした。 短編でこの芯から温まる感覚ってなかなかないので良い読書体験でした。 しかも悲しいことがあってから背中を押されるのではなくて、日常の中でそっと手を差し伸べてくれるような物語で、辛くならずに読めました。 章題が色になっているのも良くて、読んでいるうちにどれもそれぞれのキャラクターにふさわしい色に思えてきます。 特に作中に出てくる緑色だけで描かれる絵が気になります。複雑な絵ではなく同じ系統の色だけで描かれるというところに、爽やかさと落ち着きを感じられる気がします。

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2022/09/06

青山さんの作品は多分2作目かな?ミステリーと同時並行で読みたい作風。伏線回収どーん!!ではないけど、普通に生きていく中でありそうな繋がりだからこそ、無理矢理感がなくて好き。

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2022/08/22

これまた泣けるし勇気をもらえるし素敵な作品でした。 優しさと熱さが私の心も満たすのでまだ二作目ですが青山美智子さんのファンになりました

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2022/08/20

やっぱり優しい気持ちになれる本を書かれる作家さんだと思いました。 短編がそれぞれのお話にリンクしていて、それぞれの人がそれぞれの悩みを抱えていたり、人生での葛藤を抱いている様子が描かれています。 それぞれのお話の主人公のキャラも想像しやすくとても読みやすいです。

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2022/08/13

いつもの場所、家庭と職場のほかにそういう場所があるなら、どんなに幸せだろう。今の自分を見つめ、くつろぎや癒し、ときに出会いを与えてくれる。そんなサードプレイスを登場する人たちそれぞれが持っている。東京でもシドニーでも。一人ひとり、当然に異なる生活あって悩みがある。と、離れていても...

いつもの場所、家庭と職場のほかにそういう場所があるなら、どんなに幸せだろう。今の自分を見つめ、くつろぎや癒し、ときに出会いを与えてくれる。そんなサードプレイスを登場する人たちそれぞれが持っている。東京でもシドニーでも。一人ひとり、当然に異なる生活あって悩みがある。と、離れていても心はつながり、救いの連鎖が生まれる。ところでマーブル・カフェのワタルくんにRalph‘s Kitchenのラルフくん。君らあれだけ受け身で見事に恋が成就したね。彼女が君らに魔法をかけたようで、いやいや君らがまんまと魔法をかけてる。

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2022/08/04

行間も多くあっという間に進んでいく物語。登場人物はみんなそろいもそろっていい人ばかりで相思相愛。世の中こんなに清らかで上手くいくものなのだろうかと、訝しげな気持ちになりつつも、この人さっき出てきた人だとあちこち旅をするかのように巡るストーリーはいつしか東京にもどってきてココアにた...

行間も多くあっという間に進んでいく物語。登場人物はみんなそろいもそろっていい人ばかりで相思相愛。世の中こんなに清らかで上手くいくものなのだろうかと、訝しげな気持ちになりつつも、この人さっき出てきた人だとあちこち旅をするかのように巡るストーリーはいつしか東京にもどってきてココアにたどり着く。いつしかざらついていた私の心もほんわかと温かくなっていて。 心にゆとりがあるときに読みたい一冊。

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2022/07/15

なんだろう、すごく素敵な時間だった。 あっという間に読み終えて、心があったかくなるような。 わたしたちは知らない間に毎日頑張っていて、知らない間に誰かのために生きている。

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2022/07/08

ほっこり癒される物語だった。みんながちょっとずつ関わりながら進んでるんだな〜ってわかるのが素敵。 終わり方もよかったけど、"ココアさん"が思いを伝えた後も気になったり…。

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2022/06/22

一軒の喫茶店から始まる12編の連作短編集。一話あたりがとても短いのでサラッと読める。 青山さんのお話あるあるかもだけど、登場人物がみんな「良い人」で、それが自然な感じでとても良い。連作なんでみんな繋がるし、最後まで読んだらまた最初に戻りたくなる→ 日本とオーストラリア(シカゴ)...

一軒の喫茶店から始まる12編の連作短編集。一話あたりがとても短いのでサラッと読める。 青山さんのお話あるあるかもだけど、登場人物がみんな「良い人」で、それが自然な感じでとても良い。連作なんでみんな繋がるし、最後まで読んだらまた最初に戻りたくなる→ 日本とオーストラリア(シカゴ)とのつながりが多いな、と思いながら読み終わったら巻末に(シドニーの情報誌「月刊ジャパラリア」公式サイトにて連載された小説)とあり納得。ネット小説ならではの読みやすさなんだなぁ。でも、中身はしっかり青山先生らしさ。最高でした。 しっかり泣いたよ(笑)

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2022/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

喫茶店の定員さんとお客さんの話から、次々と主人公が変わっていき、どんどん登場人物が繋がっていく。 どれも心があたたまるお話で、読みやすく、ものの数時間で読み終えました。 yellow、pink、blueのお話が特に好き。 「きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。」 この文書が印象的でした。

Posted byブクログ