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パパは脳研究者 の商品レビュー

4.4

87件のお客様レビュー

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2019/04/21

全体を通して、親の子に対する眼差しや、さまざまな物事に対する考え方の姿勢(子どもの写真入り年賀状の是非、とか)が暖かく、面白くとても楽しく読めた。一方で、マシュマロ・テストの合格を目指すエピソードは読むと「こういうことやってあげたほうがいいのかな…でもそんなに一貫してできなさそう...

全体を通して、親の子に対する眼差しや、さまざまな物事に対する考え方の姿勢(子どもの写真入り年賀状の是非、とか)が暖かく、面白くとても楽しく読めた。一方で、マシュマロ・テストの合格を目指すエピソードは読むと「こういうことやってあげたほうがいいのかな…でもそんなに一貫してできなさそう…」と思考がぐるぐる。人を育てる、人と寄り添うことのむつかしさよ。

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2019/01/13

子どもの成長に毎日目を細めている身からすると、子どもの発達に、脳の発達という観点が加わるとこんなに新鮮なのか、と思わされる。脳の発達という観点から見れば、うそをついたり、失敗を隠したりといった、一般にはよくないことかもしれないことも、成長の証となる。それに、我々が当たり前だと思っ...

子どもの成長に毎日目を細めている身からすると、子どもの発達に、脳の発達という観点が加わるとこんなに新鮮なのか、と思わされる。脳の発達という観点から見れば、うそをついたり、失敗を隠したりといった、一般にはよくないことかもしれないことも、成長の証となる。それに、我々が当たり前だと思っていることも、子どもにとっては当たり前ではなく、成長によって身につけることであるということも。例えば、子どもがどこが痛いかわかる、ということも、脳からすれば当たり前のことではなく経験から身につけなければならないことだったりするのである。子育て中の親として、読んだ方がいい、と思える本であった。

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2018/12/27

脳科学に裏打ちされた子育ての極意が詰まっている。 私の子供はもう全員二十歳を超えてしまい、実践することはかないませんが、孫のために読むように子供たちに勧めたいと思う。

Posted byブクログ

2018/11/23

育児に関することで参考になる事実はたくさんあるが、 それ以上に脳科学という視点から、人間が何を認知して何を理解しているのか、 何が与えられた情報で、何が各人で判断された情報かということを深く考えさせられる。 特に脳の働きが如何に高度で、人間が如何に複雑な計算を自然にこなしているか...

育児に関することで参考になる事実はたくさんあるが、 それ以上に脳科学という視点から、人間が何を認知して何を理解しているのか、 何が与えられた情報で、何が各人で判断された情報かということを深く考えさせられる。 特に脳の働きが如何に高度で、人間が如何に複雑な計算を自然にこなしているかということがわかる。 またそれぞれの事実には参考文献・論文が示されており、学術的にも信頼に足ると思われる。 -赤ん坊には「痛い」と「かゆい」の違いは明確ではなくただ不快だと感じるだけである。2歳くらいになって言葉が話せるようになっても本人が「痛い」というのは「かゆい」だけということもある。 -同様に、赤ん坊が「痛い」と思っても、産まれたばかりではどこが痛みの現況かということはわからない。まず視覚的に自分の身体を認識し、そこを動かすことで感覚と場所を一致させ、それらの情報を踏まえてやっと「足が痛い」などという認識にいたる。 -最後の方で脳の働きについて非常に哲学的で面白い知見がある。脳が受け取るのは飽くまでデジタルの情報、0と1の羅列であり、それにたいする報酬が得られるだけである。脳はそれを「視覚的情報」や「聴覚的情報」に分類し、また視覚情報の中でも自分の運動と組み合わせて2次元情報を3次元に置き換えて理解するなど非常に高度な演算を行っている。 -実際に2次元情報を3次元情報に置き換えるには視点の移動が必須であり、それにより近くのものは大きく、遠くのものは小さく見えるということを首尾一貫性だけからトップダウンで知覚している。

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2018/11/11

子育て時にリアルタイムで読むことを強く推奨 子供のとる行動の理由の一部がわかり、もやもやも少しはすっきりするはず!

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2018/10/07

読み進めるほどに、著者の人の良さが滲み出てきてほっこりとさせられます。 もちろん脳科学的に「ほー!」っと思う部分も満載! 「物を掴む」といった、当たり前にしている行動も実は凄く複雑な工程を行っている。 子どもができたとき、手元に置いておきたい一冊。 子どもが言うことを聞かない、好...

読み進めるほどに、著者の人の良さが滲み出てきてほっこりとさせられます。 もちろん脳科学的に「ほー!」っと思う部分も満載! 「物を掴む」といった、当たり前にしている行動も実は凄く複雑な工程を行っている。 子どもができたとき、手元に置いておきたい一冊。 子どもが言うことを聞かない、好き勝手やりたい放題しているときにはついついイラだってしまうだろう。しかし、それにもちゃんと理由があるのだとこの本は教えてくれる。 また、自身に子どもができた際には再読したいと思う。

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2018/11/29

脳の仕組みを学ぶことは楽しい。人間の神秘に触れているような気がするからだ。 池谷裕二氏の著書は受験脳に続いて本作で二作目。受験脳が良かったので手にとった。内容は0~4才までに起こる脳の変化について、氏の娘さんの成長を追いかけながら解説している。 子育ては気がつくと感情的になっ...

脳の仕組みを学ぶことは楽しい。人間の神秘に触れているような気がするからだ。 池谷裕二氏の著書は受験脳に続いて本作で二作目。受験脳が良かったので手にとった。内容は0~4才までに起こる脳の変化について、氏の娘さんの成長を追いかけながら解説している。 子育ては気がつくと感情的になってしまうが、どうして子どもがそういう行動をするのか分かるため、落ち着いて向きあえるようになる。 お母さんにとってもためになるが、お父さんに是非おすすめしたい。お父さん向けの子育て本でなかなか興味を持って読めるものは少ないが、本作は比較的読みやすい内容だと思う。コラムから気になるところから読んでいくと更に読みやすい。

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2018/09/01

新生児から乳児へ、そして幼児へ。 目覚ましい発達と成長を遂げるこどもですが、その背景にどのような「脳」の成長(使い方の学習)があるのか、ということが1か月単位で丁寧に書かれています。 人間の脳だけでなく、他の動物との比較もあり、読んでいて「なるほど」と思える記述もすくなくありませ...

新生児から乳児へ、そして幼児へ。 目覚ましい発達と成長を遂げるこどもですが、その背景にどのような「脳」の成長(使い方の学習)があるのか、ということが1か月単位で丁寧に書かれています。 人間の脳だけでなく、他の動物との比較もあり、読んでいて「なるほど」と思える記述もすくなくありませんでした。 もちろん、子どもの成長は個人差がありますから、この本で述べられている通りの成長過程を踏むわけではありませんが、「基本的に本人が自分で考え、自身の意見を表現(説明)できるような力を身につけさせる」という筆者の子育て方針には共感するところが多かったです。 筆者が意識していたのは ①物事の本質や規則を見抜く「理解力」 ②先を見越して準備する「対処力」 ③未来の自分に投資する「忍耐力」 の3点でした。 これから自分が子育てをしてゆく中でも、子どもとまっすぐに向き合うことや、(たとえすぐには伝わらなくても)理由を説明すること、そして子ども自身に「自分のことばで」伝えさせること(やりたいからやりたい、という「理由になっていない」ことであっても自分で伝えさせる)は少し意識してみたいな、と感じます。

Posted byブクログ

2018/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子どもの脳の成長について知りたくて読んだ。 自分で考える力を育てることの大切さ。 アウトプットすることの大切さ。 筆者の娘さんの方が私より自制心ある気がする(笑) 私に足りてないことが多くて、少し子育てが不安になった。。赤ちゃんが生まれてくる前にもう一回読もう。

Posted byブクログ

2018/07/13

嘘をつく時は相手にバレないと思っている。 私だけが知っていて相手が知り得ないと考えている。 それを継続させることにある種の利益が生じる。 生まれて間もなくと半月後のいないいないばぁの違い 存在の確認ができないので手で隠されるとここにないどこかえ消失したと思う。それがまた出てく...

嘘をつく時は相手にバレないと思っている。 私だけが知っていて相手が知り得ないと考えている。 それを継続させることにある種の利益が生じる。 生まれて間もなくと半月後のいないいないばぁの違い 存在の確認ができないので手で隠されるとここにないどこかえ消失したと思う。それがまた出てくるので 驚き、笑う。 存在はわかっているので何故手で隠しているのだろう 手の後ろはどうなっているのだろう、ああ出てきた 見えなくなってただけかぁ、という安堵で笑う。 マシュマロテストは忍耐性と継続性のテスト

Posted byブクログ