パパは脳研究者 の商品レビュー
生まれた時は殆ど何も知らない脳がどのような過程で自分や周りの世界を理解していくのか? おなじみの池谷さんならではの視点で楽しく語ってくれている。 小さな子どもの不可解な行動や考えていること、池谷さんに言われると妙に納得してしまう。
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発達の凸凹の多様性を認めつつ、脳の仕組み・成長や行動との紐付けを理路整然と優しい口調で語る本。小気味よく読了できた。
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まず筆者が育児を楽しんでいる様子がわかり、楽しく読めた。子供の成長が早すぎて我が子と比べ不安を覚えることを除けば、見過ごしがちな成長の一端を脳科学的に説明されていること、子育てのポイントが論拠を交えて説明されていることからとても参考になり、楽しく読めた。 子供はかけがえのない存在...
まず筆者が育児を楽しんでいる様子がわかり、楽しく読めた。子供の成長が早すぎて我が子と比べ不安を覚えることを除けば、見過ごしがちな成長の一端を脳科学的に説明されていること、子育てのポイントが論拠を交えて説明されていることからとても参考になり、楽しく読めた。 子供はかけがえのない存在と感じほっこりした気持ちにもなり、我が子を大事にしたい気持ちが高まった。 オススメの本。
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3)本来の育児の姿は「親の希望通りの子に育て上げる」のではなく「親がいなくても立派なやっていける子になる」ように導くこと 4)第1子は右往左往しながら試行錯誤し、結局は失敗作になる、第2子こそはと意気込んだところで2人分の世話で充分な時間が取れず手抜き作になる ※子は親の作品では...
3)本来の育児の姿は「親の希望通りの子に育て上げる」のではなく「親がいなくても立派なやっていける子になる」ように導くこと 4)第1子は右往左往しながら試行錯誤し、結局は失敗作になる、第2子こそはと意気込んだところで2人分の世話で充分な時間が取れず手抜き作になる ※子は親の作品ではない 19)モロー反射=脳の回路が成熟する過程で一時的に生じる一種の反射。新生児~3ヵ月頃 29)子供を授かると「こんなに大変な思いをして自分を育ててくれたのか」と親の苦労が理解できるという。でも本当は逆だと思う。子供が親をこんなにも幸せにしてくれる存在だということを知る。 35)オキシトシンには他者に対して排他的になる作用もある。親密vs疎遠の対比が鮮烈になる。お父さんも親密な相手という枠内に入ることができなかったら攻撃対象。 42)赤ちゃんの泣き声は周囲の大人にとって不快。心地よい泣き声では用をなさない。猿などの哺乳類は、外敵に気づかれて危険だから泣かない。 65)野生の世界ではヒヨコはどこかに落ちたら助からない可能性が高い。だから生まれたときから高いところは怖いことが脳回路にインストールされている。見方を変えるとヒヨコは本能で決まっている範囲内でしか生きられない。ヒトは後天的に学ぶために高い柔軟性を備えている。生まれた直後の判断能力は動物の方が高いかもしれないが、ヒトの初期能力の低さはのちに柔軟性の高さへと化ける先行投資。先行投資が可能なのは親が落ちても助けてくれるから。子育てに手間がかかるのはヒトの能力が高いことの裏返し。 151)人との約束は我慢を覚えるための出発点。一歩先の自制心も含めて。 169)勉強において一番重要なことは知識の出力 実際には再読を繰り返しても知識は殆ど定着しない。1回読んだ時より2回読んだ方がスラスラ読め、よく理解できたような気がする。このわかったという心理こそが学習の妨げとなっている。 194)才能のある人とは反射力を上手に使える人。 何かに躓いたら適切なアイデアを出して打開するとか、揉めた時にどう発言すれば穏やかに解決できるかなどを素早く思いつく反射。 196)高い山には広い裾野が必要。得意なことは放っておいてもソコソコ伸びるもの。逆に不得意なことに何倍もの手間をかけてやることがバランスのよい人間を育てる。 251)自発的に行動してもらうには否定語を避け、できるだけ肯定的な言い方をする。肯定的な言葉を使うことで当人の自制心を通じて積極的に我慢するように導く。 299)我慢=学習できる マシュマロテスト=見ないことが有効 テクニックに自分で気づくのが難しいなら、親が教えてあげればよい。親が教えなくてはいけないことは、学校の知識の先行詰め込みではなくこうした知恵。
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あの池内裕二さんが脳研究を育児に応用し、娘さんとの日々を綴る。きちんとした目標、杓子定規でない、深みをもった知識、温かな情感。これまで読んだどんな子育て本よりも示唆に富んでいた。 ・能動的に行動する方が、脳を強く活性化する。 ・積み木遊びの効用。手順化とメンタルローテーションの...
あの池内裕二さんが脳研究を育児に応用し、娘さんとの日々を綴る。きちんとした目標、杓子定規でない、深みをもった知識、温かな情感。これまで読んだどんな子育て本よりも示唆に富んでいた。 ・能動的に行動する方が、脳を強く活性化する。 ・積み木遊びの効用。手順化とメンタルローテーションの涵養。 ・会話ごっこから真の会話へ ・脳が成長するのは入力より出力。すぐの答え合わせは意味がない。 ・絶対音感、計算力、読み書き、外国語はある程度遺伝子の影響がある。 ・体格差に比べ、知能の劣等感は克服できる。 ・ご褒美ではなく、成果そのものを一緒に喜ぶ。認知不協和を避けるため。 ・虐待の世代間連鎖は統計学的に否定されている。 ・音痴の人はメンタルローテーションが苦手。疑うまい人は人の気持ちに答えるのが上手。 ・絵本はその人の来歴を映し出す鏡。
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[図書館] 読了:2018/3/21 とても面白かった。赤ちゃんや幼児が少しずつ色んなことができるようになっていく、その時脳の中ではどういう機能が発達しているのか、仕組みが解ってすごくスッキリした。
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子育ては楽しい。しかし子どもの発育は千差万別なので、育児方法を一般化するのは難しい。そのため、差しさわりない無難な言説にとどまるか、極端な意見で挑発するか、といった極端なスタイルの育児本が溢れている。この本では脳科学者である著者が子育て中に気づいたこと、発見したことに対する個人的...
子育ては楽しい。しかし子どもの発育は千差万別なので、育児方法を一般化するのは難しい。そのため、差しさわりない無難な言説にとどまるか、極端な意見で挑発するか、といった極端なスタイルの育児本が溢れている。この本では脳科学者である著者が子育て中に気づいたこと、発見したことに対する個人的な見解と、最新の研究結果を併せて紹介してくれるため、個別事例と最新知見を同時に知ることができる。こんな本を探していた。
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こどもはこんなにも少しずつ少しずつ成長しているんだなと 脳研究者の詳細な解説があるとこどもは日々育ってるんだと感動する うちの子もそんなにかわらないようでやっぱり成長しているんだろうな 育児本のようであり人の認知についての本のようであり これからこどもが生まれるというときに読...
こどもはこんなにも少しずつ少しずつ成長しているんだなと 脳研究者の詳細な解説があるとこどもは日々育ってるんだと感動する うちの子もそんなにかわらないようでやっぱり成長しているんだろうな 育児本のようであり人の認知についての本のようであり これからこどもが生まれるというときに読んでおきたかった
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がや先生の子育てエッセイ。 脳とか発達とかを知っている人が行き着いた子育て法。 どういう信念があるかわかりやすい。 私もそうしたいなと思う。 また発達研究としても面白く読める本。 おすすめ。
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科学的な根拠のある子育てについて知りたいと思ってチョイス。 著者にとってはサンプルが1つなので鵜呑みにはできないが、脳研究の観点から中長期的に子供に良い子育てというのが学べた。 読んだ印象としては、筆者からすると待望の子供で夫もかなり子育て参画しているのでなぞるのは現実にはかなり...
科学的な根拠のある子育てについて知りたいと思ってチョイス。 著者にとってはサンプルが1つなので鵜呑みにはできないが、脳研究の観点から中長期的に子供に良い子育てというのが学べた。 読んだ印象としては、筆者からすると待望の子供で夫もかなり子育て参画しているのでなぞるのは現実にはかなり厳しい。 研究者であることや父親である程度距離感を置いて観察しているということを差し引いても、かなり子供の成長を客観的に見られていて余裕を持って楽しめていることが伝わってきた
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