この世の春(上) の商品レビュー
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最初は人名がとにかく覚えずらい&読みずらく、 相関図を見比べて、なんとか読んでたけど、 多紀が五香苑にたどり着くあたりから、 各登場人物の個性が光ってくるからか面白さが加速。 上巻の終わり方も気になる! まさかの時代物&多重人格&ミステリー! 宮部みゆきってほんとすごい。
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1ページ目から一気に物語が始まるのだけど、登場人物が多くて表紙に書いてある相関図と行ったり来たりw 宮部さんの本やし、怪奇ミステリ?って思ったけどそれだけでもなさそうで、どんどん引き込まれていって、あっという間に上巻を読み終わっちゃったw
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慣れない言葉にとまどいつつも、次第に物語に引き込まれていった。上巻の終わり方が怖いけど、続きが気になるので、さっそく下巻を読んでみたい。
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はじめダルそうだったんだけど、それは一瞬のことで、どんどんどんどん引き込まれていった。 早く「下巻」も読みたい!
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サイコ&ミステリーというので、 怖いのはちょっと苦手だから身構えて読んだのだけど 怖いというよりは、悲しく切ないミステリーだった 上下巻あるのに、結構分厚いのに どんどん引き込まれ、読み進めていってしまう これはもう、とっても好きなミステリー
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江戸時代の北関東藩の時代ミステリー小説。 宮部さん+時代小説=あやかしもの、と思って読み始めたら、ダニエル・キイスのような多重人格もの+ミステリーという構成で意表を突かれました。 時代小説に多重人格をミステリーのキーとして使う手法に、すごいチャレンジングな試みをするものだなと感...
江戸時代の北関東藩の時代ミステリー小説。 宮部さん+時代小説=あやかしもの、と思って読み始めたら、ダニエル・キイスのような多重人格もの+ミステリーという構成で意表を突かれました。 時代小説に多重人格をミステリーのキーとして使う手法に、すごいチャレンジングな試みをするものだなと感心しました。 登場人物が家老たちを除くと20代前後と若く、宮部さんの若者に対する希望が時代小説にも反映されているようでほほえましいです。 上巻でミステリーの重要な伏線はほぼ張られていると思われ、下巻で一気に解明に向かうものと期待されます。
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美貌の青年藩主・重興が、突然隠居を強いられる という変事のあった北見藩。重興の押し込められた 座敷牢からは、夜な夜な奇怪な声が。亡者たちの 叫びか、それとも…。サイコ&ミステリー長編。
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初読。図書館。上巻まるまるかけても、まだまだどんな展開になるのか予想もできない。宮部さんの時代物って、この時代じゃなくてもよさそうなテーマを、あえてこの時代でしか書けないという設定にほうりこんでくる。魅力的な登場人物、散りばめられた謎、予測できない展開と結末。ミステリー王道の風格に満ちあふれていて、下巻が楽しみ。 上巻の帯に「史上最も不幸で孤独な、ヒーローの誕生」ってある。宮部さんの作品にしては珍しい煽り方だと思うんですけど。そして「作家生活30周年記念サイコ&ミステリー長編作品」なのだそうです。
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時代小説かぁと思いながら読み始めたら、どんどん引きこまれていって多紀が五香苑に六代藩主の重興のお世話をしにいったあたりから謎が少しづつ明らかになっていくさまがさすが宮部みゆきだ。 重興の中にいる一松、琴音、女、下男、の謎。 多紀がその血をひく”みたまくり”の一族が村ごと焼きつくされた謎。 多紀の従弟の半十郎が辿りついた16年前の男の子四人に神隠しに隠された謎。 五香苑の近くの神鏡湖から見つかった子どものしゃれこうべ(どくろ)の謎。 館守の石野織部、白田医師、奉公人の寒吉、女中のおごうとお鈴もみんな魅力的。 下巻も楽しみ。
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なんでこの人の話はこんなに面白いんだろう。人間関係が頭に入るまでちょっと時間掛かったが、五香苑に移ってからどんどん面白くなってくる。まだ、後半を読んでないので、これからどう展開するか、どうまとめるのかが、とても楽しみ。ワクワクします。
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