この世の春(上) の商品レビュー
私の好きな お殿様物!(^o^)v 二重人格?多重人格?って 内容がすごーく重く 悲しく 辛いです。 下巻で救われることを 祈ります。
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時代ものかと思ったら、題材は医療、ジェンダー、親子関係etcですごく現代的だった。宮部みゆきさんの作品ひさびさに読んだけどやっぱおもしろいな。
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物語は突然の出来事から始まります。 主人公である多紀のとまどいと共に物語の謎は二転三転して深まっていきます。 最高に謎が深まったあたりで上巻は終わり。 いつもの時代物とは異なるなと思いながらも、呪いとか過去の事情とか出てきて、宮部さんならではの味付けで物語の奥行が広がっていきます...
物語は突然の出来事から始まります。 主人公である多紀のとまどいと共に物語の謎は二転三転して深まっていきます。 最高に謎が深まったあたりで上巻は終わり。 いつもの時代物とは異なるなと思いながらも、呪いとか過去の事情とか出てきて、宮部さんならではの味付けで物語の奥行が広がっていきます。 どんな仕掛けが仕込まれているかは読んでのお楽しみ。
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時代SFものかなー、苦手かもなーと読み始めたのですが、読み始めたらあっという間。登場人物の関連図もほとんど必要ないくらい。 当初はあやかし、のたぐいかなと思っていたのですが、謎解きのプロセスは至ってミステリ的。 下巻へ。。
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初出 2015〜17年「週刊新潮」上下巻 確かにお殿様が多重人格だったら、困るだろうな。 家老たちのクーデターで隠居させられ幽閉された若き前藩主は、仕えることになった主人公多紀が現れる人格の一人である少年の信頼を得ることで、愛馬に乗れるほどに体力も気力も出てきたのだが。 ...
初出 2015〜17年「週刊新潮」上下巻 確かにお殿様が多重人格だったら、困るだろうな。 家老たちのクーデターで隠居させられ幽閉された若き前藩主は、仕えることになった主人公多紀が現れる人格の一人である少年の信頼を得ることで、愛馬に乗れるほどに体力も気力も出てきたのだが。 多重人格を「御霊繰り(=霊媒)」の村を全滅させた事件の祟りと考える失脚した用人頭、堰止め湖から見つかった少年のしゃれこうべ、下巻は凄いことになるんだろうな。
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北見藩の若く美しい藩主北見重興は、多重人格という藩主にあるまじき状態により強制隠居となる。重興に重用されていた御用人頭、伊東成孝(繰屋新九郎 )は捕らえられる。 元作事方組頭各務数右衛門の娘多紀は従弟の田島半十郎に連れられ重興の押込先「五香苑」で重興の世話をすることとなる。このこ...
北見藩の若く美しい藩主北見重興は、多重人格という藩主にあるまじき状態により強制隠居となる。重興に重用されていた御用人頭、伊東成孝(繰屋新九郎 )は捕らえられる。 元作事方組頭各務数右衛門の娘多紀は従弟の田島半十郎に連れられ重興の押込先「五香苑」で重興の世話をすることとなる。このことには多紀の血筋に「みたまくり」という霊的な能力が有る事も一因であった。 前藩主重興の乱心の原因解明と再起は有るのであろうか。 総括は下巻で。
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面白い!時代ものミステリー。でもそれには関係なく、人の心の奥底に潜んでいるものに挑んでいく辺りがとっても宮部さんらしい。多面性を持った人とどう向き合っていくのか、どう解決していくのか、先が楽しみ。
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宮部さんの和ものはやっぱりあんまり好きではないです。火車、理由などに比べると劣ってしまう。レベルが100くらい違うと思う。 とはいえ結構当時の情景を丁寧に書いている本でここちよい日本語で安心して読める小説です。
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北見藩の中枢から退き、静かに余生を過ごす元・作事方組頭・各務数右衛門とその娘・多紀。 父・数右衛門の突然の死と、北見藩に起こった「藩主・北見重興の押込と、御用人頭、伊東成孝(繰屋新九郎 )の切腹というクーデター」によってその生活は劇変する。 訳がわからぬまま従弟・田島半十郎に...
北見藩の中枢から退き、静かに余生を過ごす元・作事方組頭・各務数右衛門とその娘・多紀。 父・数右衛門の突然の死と、北見藩に起こった「藩主・北見重興の押込と、御用人頭、伊東成孝(繰屋新九郎 )の切腹というクーデター」によってその生活は劇変する。 訳がわからぬまま従弟・田島半十郎に連れ出されたどり着いたのは重興の押込先「五香苑」だった。 「みたまくり」とは、若き藩主・乱心の底に潜む真実とは。 静かな導入部から目まぐるしく変化する場面と、次々に繰り出される謎。そのスピード感あふれる展開にグイグイ引き込まれた。 流石宮部さん。 魂・・・心というものの扱い方、付き合い方について。 日々起こる出来事を、どう捉えるか・・どう解釈するかで、憑き物やら魑魅魍魎が現れたり消えたりする。 憑き物や怨霊とは、人々がそういう解釈を取ることでしか表出し得ない、想いの表れであり、魂の表現なのである。 十代の頃、なにかの本で日々起こる出来事そのものには善・悪の性格は持たない。それを決めているのはいつも人なのだ。 という考え方に触れ、「本当にそうだな」と深く心に留めた。
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読みたくてうずうずしていた作品。苦しくて切なくて、この先どうなっちゃうの?!って思いを抱えて、下巻へ。
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