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この世の春(上)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/08/31 |
JAN | 9784103750130 |
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商品レビュー
4.1
116件のお客様レビュー
江戸時代の石見藩の藩主重興が呆けたようになり、隠居させられた。 多紀はその謎を解明するために召し抱えられる。 先代の幼児虐待による多重人格障害の疑いあり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三島屋さんに持ち込まれるような、面妖なお話の大長編。 絡まり合った謎の一つ一つが解けていくたびに、新たな鍵が見つかるたびにゾクゾクした。 後半からの金一のお話の中での役回りがよい。鈴とともに、暗さの中に明るさをもたらす存在。 さいごはちょっと予想がはずれた。そことそこがそうなるんですか!?って。 五香苑、御霊繰、神鏡湖、消えた男子たち、御館さまのなかの人格交代。
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徳川六代将軍の頃。 北見藩では、美貌の青年藩主・重興が、突然隠居を強いられるという事件が起きた。 元作事方組頭、各務数右衛門の娘、多紀は、重興のお守り役として、重興がいる、歴代の藩主が寛ぐ別邸、五香苑へ連れてこられた。 重興が押し込められた座敷牢から、夜な夜な奇怪な声が聞こえ...
徳川六代将軍の頃。 北見藩では、美貌の青年藩主・重興が、突然隠居を強いられるという事件が起きた。 元作事方組頭、各務数右衛門の娘、多紀は、重興のお守り役として、重興がいる、歴代の藩主が寛ぐ別邸、五香苑へ連れてこられた。 重興が押し込められた座敷牢から、夜な夜な奇怪な声が聞こえる。 16年前の忌まわしい出来事。その事件で命を落とした亡者たちの叫びなのだろうか。 (下)に続く。
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