この世の春(上) の商品レビュー
重興に霊がとりついているのかと思いきやの 多重人格。 う~ん、設定は時代物でも現代のミステリーと なんら変わらず、ただ難しい言葉が多く ちょっと読みにくいのは否めないが 男児の連続誘拐事件もあり。 これがどう絡んでくるのか 後半が楽しみ。 重興の事よりも 私的には半十郎の多紀へ...
重興に霊がとりついているのかと思いきやの 多重人格。 う~ん、設定は時代物でも現代のミステリーと なんら変わらず、ただ難しい言葉が多く ちょっと読みにくいのは否めないが 男児の連続誘拐事件もあり。 これがどう絡んでくるのか 後半が楽しみ。 重興の事よりも 私的には半十郎の多紀への思いの方が ぐっときてしまった。 真面目で熱く、しかも剣の達人。 いいキャラだわ。
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登場人物達を確かめつつ読むも、サクサクとページが進む。時代が時代なので穏やかな暮らしとはいかないのですが、それなりに平穏な暮らしの中、不穏な空気が流れそして訳も解らずとある場所に連れていかれてしまう。一体何の為に?上巻はテンポが良く下巻に続く・・・。
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江戸時代版の多重人格ものミステリ。ダニエル・キイス『24人のビリー・ミリガン』” The Minds of Billy Milligan”を思い出した。24人も出てはこないが上巻では格を含む4人格の存在が語られる。
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六代藩主重興の乱心による押込,それに伴う伊東成孝の失脚,幽閉される重興に寄り添う人々の,彼の病を救おうという思いによって,北見藩の隠された過去が立ち上ってくる.世話をする人たちが生き生きして思いやりに溢れ,ちょっとした会話などがとても楽しめる.下巻の展開に期待する.
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根深い謎、闇… 助けようとする優しく勇気ある人達 じょじょに迫る忌まわしい過去 解き明かすほどに募る不快感 どうなるのだろう
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二万石の小さな藩、北見。先代の藩主成興は名君と謳われ、急逝の後跡を継がれた現藩主重興もまた美丈夫の立派な主君だった。しかしある時、重興は家老たちによって主君押込にあい、つまり藩主の座を降ろされることになった。その理由は乱心。数奇な巡り合わせで重興の療養に立ち合うことになった多紀は...
二万石の小さな藩、北見。先代の藩主成興は名君と謳われ、急逝の後跡を継がれた現藩主重興もまた美丈夫の立派な主君だった。しかしある時、重興は家老たちによって主君押込にあい、つまり藩主の座を降ろされることになった。その理由は乱心。数奇な巡り合わせで重興の療養に立ち合うことになった多紀は、彼の乱心ぶりを目にすることになる。重興は、既に成人した男子であるのに、まったく10歳の子どものように振る舞うのであった。重興に取り立てられ、家老たちからは疎まれていた故、押込の際に切腹した筈であった若き重臣伊東成孝曰く、殿には死霊が憑いている、伊東の故郷を滅ぼした成興を怨む死霊がゆえ、乱心しているのだと……。果たして重興を苛むのは死霊なのか、あるいは別の何かなのか。北見藩に深く根ざしたその闇とはいったい……。 感想は下巻。
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『重興様についているのは、三人の死霊』という展開から一転、男の子の名前がわかり、「なんだ違うじゃないの!新九郎の話をうのみにしてたよ!」と驚くころにはすっかり物語に引き込まれていました。 その物語が進むと同時にすべての登場人物についても細やかに描かれます…さすがでございます。 良...
『重興様についているのは、三人の死霊』という展開から一転、男の子の名前がわかり、「なんだ違うじゃないの!新九郎の話をうのみにしてたよ!」と驚くころにはすっかり物語に引き込まれていました。 その物語が進むと同時にすべての登場人物についても細やかに描かれます…さすがでございます。 良い方向に進むと思いきや!…と早く読みたいとはやる気持ちで下巻に続く。
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宮部みゆきの時代小説はやっぱり面白い! 最初はちょっと読み難いかな?とも思ったのですが、物語の舞台が五香苑に移ってからはグイグイと物語に引き込まれてあっという間に読み終わりました。 上巻の終わり方もまた絶妙。 心理学を少し勉強したことがあるので、重興の病に対して藩医が「多重人格」...
宮部みゆきの時代小説はやっぱり面白い! 最初はちょっと読み難いかな?とも思ったのですが、物語の舞台が五香苑に移ってからはグイグイと物語に引き込まれてあっという間に読み終わりました。 上巻の終わり方もまた絶妙。 心理学を少し勉強したことがあるので、重興の病に対して藩医が「多重人格」というアプローチをかけようとしてるのかなぁと思われるのがまた面白く… 続きがとっても気になります。
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上巻読了。 重興様の“病”の裏には、とてつもない闇が隠されている模様・・・。 これから何が明らかになるのか、期待を抱きつつ、下巻へ。
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時代物とミステリーものを合わせた物語。登場人物たちの周辺をめぐる謎や、病にかかり、看病する中で見えてきた温かい人間模様、女中が何者かに襲われて、助けを求めた際に周りの人々が協力して謎を解いたり、助けたい一心で女中のために尽くす人々の温かい人間模様などが良かった。人情に加えて、物語...
時代物とミステリーものを合わせた物語。登場人物たちの周辺をめぐる謎や、病にかかり、看病する中で見えてきた温かい人間模様、女中が何者かに襲われて、助けを求めた際に周りの人々が協力して謎を解いたり、助けたい一心で女中のために尽くす人々の温かい人間模様などが良かった。人情に加えて、物語が進むごとに謎はさらに深まり、謎を解かそうとあれやこれやと思考と重ねて行く内にまた謎が出てきたりなど、ミステリーの部分も大いに楽しめた。一体、人物に何が取り憑いているか、それの謎と、取り憑くようになったきっかけなど、気になる。
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