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この世の春(上) の商品レビュー

4.1

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/07/30

江戸時代の石見藩の藩主重興が呆けたようになり、隠居させられた。 多紀はその謎を解明するために召し抱えられる。 先代の幼児虐待による多重人格障害の疑いあり。

Posted byブクログ

2024/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三島屋さんに持ち込まれるような、面妖なお話の大長編。 絡まり合った謎の一つ一つが解けていくたびに、新たな鍵が見つかるたびにゾクゾクした。 後半からの金一のお話の中での役回りがよい。鈴とともに、暗さの中に明るさをもたらす存在。 さいごはちょっと予想がはずれた。そことそこがそうなるんですか!?って。 五香苑、御霊繰、神鏡湖、消えた男子たち、御館さまのなかの人格交代。

Posted byブクログ

2023/10/23

徳川六代将軍の頃。 北見藩では、美貌の青年藩主・重興が、突然隠居を強いられるという事件が起きた。 元作事方組頭、各務数右衛門の娘、多紀は、重興のお守り役として、重興がいる、歴代の藩主が寛ぐ別邸、五香苑へ連れてこられた。 重興が押し込められた座敷牢から、夜な夜な奇怪な声が聞こえ...

徳川六代将軍の頃。 北見藩では、美貌の青年藩主・重興が、突然隠居を強いられるという事件が起きた。 元作事方組頭、各務数右衛門の娘、多紀は、重興のお守り役として、重興がいる、歴代の藩主が寛ぐ別邸、五香苑へ連れてこられた。 重興が押し込められた座敷牢から、夜な夜な奇怪な声が聞こえる。 16年前の忌まわしい出来事。その事件で命を落とした亡者たちの叫びなのだろうか。 (下)に続く。

Posted byブクログ

2023/10/18

 やはり、宮部みゆきの世界に引き込まれました。ゆっくりゆっくり謎を解いていきます。一つ解けたかと思うと、また謎が現れて…の繰り返し。お館様の内にいるのは、果たして何者なのか。下巻へと続く。

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2023/08/27

2023.8.27 読了 藩主さまである北見重興が 乱心であるということで、 主君押込になり、隠居させられる。 北見家に関わりのある 多紀、 引退した 元家老の石野、 主治医である 白田医師など みんなで 藩主の乱心の理由を探る。 徐々に 重興の病状?も 明らかになり...

2023.8.27 読了 藩主さまである北見重興が 乱心であるということで、 主君押込になり、隠居させられる。 北見家に関わりのある 多紀、 引退した 元家老の石野、 主治医である 白田医師など みんなで 藩主の乱心の理由を探る。 徐々に 重興の病状?も 明らかになり、 手がかりの一端も見えてくる。。。 どうなるのか?? 面白く読んでます!

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2023/04/20

久々の宮部ワールド、堪能した! 設定が江戸時代だからこその不思議、謎解き。 読み始めたら止まらなく、1日で一気読みした。 詳しい感想は下巻にて。

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2023/01/30

すごーい。おもしろい。 読み始めた時は、最後まで読み切れるか不安があった。久しぶりの長編だし、時代言葉の意味も分からない。名前も覚えにくい。表紙裏の相関図を何度も確認したりして。 多紀が半十郎に連れ出された辺りから、一気に読めた。 なになに?何が起きてるの? と、ワクワクが止まら...

すごーい。おもしろい。 読み始めた時は、最後まで読み切れるか不安があった。久しぶりの長編だし、時代言葉の意味も分からない。名前も覚えにくい。表紙裏の相関図を何度も確認したりして。 多紀が半十郎に連れ出された辺りから、一気に読めた。 なになに?何が起きてるの? と、ワクワクが止まらない。しゃれこうべって、、、。下巻も一気に読めるはず。

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2022/01/20

読み終わったの結構前なんですが、下巻まで読んでから書こうかなあと思ってたら書きそびれそうだったので…(現時点で下巻読み切れてない…) 時代物はあんまり得意じゃないのもあって宮部さんの小説も読めてないものが多いんですが、装画担当が好きなイラストレーターさんだったので手に取りました...

読み終わったの結構前なんですが、下巻まで読んでから書こうかなあと思ってたら書きそびれそうだったので…(現時点で下巻読み切れてない…) 時代物はあんまり得意じゃないのもあって宮部さんの小説も読めてないものが多いんですが、装画担当が好きなイラストレーターさんだったので手に取りました。 途中までは憑きものとか怪奇的展開なのかなとか思ってたらどうも様子が違ってきて、そうくるんだ!?みたいな驚きがありました。 登場人物がみんな魅力的で読んでいて楽しいです。時代物に付きものな漢字の多い役職もカバーについていた人物相関図に助けられました。 下巻も落ち着いて時間をとって読みたいです!

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2021/10/15

同じ著者の『模倣犯』は、読み進めるのが怖くて、でも読まずにはいられなくて、読み終わって長い間(…今でも…)読んだことを後悔し、苦しめられた小説でした。 もしかしたら、この本もそうなのかもしれない。真実を知るのが、怖いです。

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2021/10/04

時代小説なのでその時代の役職とか階級(?)がどうなっているのかとか馴染ませるのに時間がかかった。 普段から歴史ものを読んでる人はスンナリ入れると思う。私はかなりご無沙汰していた。 慣れてしまえば一気に物語に引き込まれていく。 続きが気になって止まらない。久しぶりの感覚だった。 ...

時代小説なのでその時代の役職とか階級(?)がどうなっているのかとか馴染ませるのに時間がかかった。 普段から歴史ものを読んでる人はスンナリ入れると思う。私はかなりご無沙汰していた。 慣れてしまえば一気に物語に引き込まれていく。 続きが気になって止まらない。久しぶりの感覚だった。 「これ面白いよ!読んでみて!」 って人に勧めたくなった。 ただ、終盤に近づけば近づく程 何だかスッキリしない感覚になる。 「うっひょー!マジかよー!!」 みたいなおったまげ感を期待していたから あれ…これで…終わりですか?? って何度も思った。 江戸時代の人は慎ましかったのかもだけど もっとツンツンデレデレあった方が メリハリがあったんじゃないかなと思う。 主人公の多紀も御霊繰りの能力がもう少しあっても良かったよなーとか。 途中までは⭐︎5にしてもいい位面白かった。 少し期待して一人あれこれ考え過ぎてしまったみたい。 どちらかというと女性の方が楽しめると思う。 考えみたら歴史小説は男性作家ばかり読んでた。 書き手が男性か女性かで違うんだなぁって初めて知った。 この本は全体的に柔らかい印象でグロテスクな表現もなくて上品。 なので激しめなのが好きな人は少し物足りないかも。

Posted byブクログ