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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 の商品レビュー

4.1

248件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    97

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2017/09/03
  • ネタバレ

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エッセイと旅行記の中間のような本でした。前作より読みやすいです。 看板がない街に行ってみたかった若林。へーと思ってたら、タイムリーに「看板がないと元気が出ない」みたいなこと言ってた人がいて、世の中いろいろだなぁと思いました。 前回も同じこと思ったけど、とても感受性豊かな人だなと思います。考え過ぎて生きにくそうだけど、中二病卒業したてだけど、この人の考えてることは面白い。 個人的には、前作で彼が大人に成長する過程を読んだ上でこれを読む方が、より楽しめると思います。 誰と会話してんだろうとよく分からないまま読み進めてたら、最後にやられました。全然興味なかったけど、これ読んだらいつかキューバ行ってみたいなと思いました。

Posted byブクログ

2017/08/29
  • ネタバレ

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文章が読みやすかった キューバの色や空気や臭いが伝わってきた 「先生、知ることは動揺を鎮めるね!」 「若林さん、学ぶことの意味はほとんどそれです」 資本主義と社会主義の違いについて若林さんなりの考察をしながら旅している こんな旅の仕方も面白いな 歴史や文化を学んだ上で旅行するとまた感じ方が違ってくるんだろうな

Posted byブクログ

2017/08/26

キューバは必ず訪れたい国。 そんな国に共感を抱かずにはいられないオードリー若林が訪れて書いた本だから楽しさ倍増。 いまのキューバを知ることができる。 そして最後の方は泣かせにくる。

Posted byブクログ

2017/08/26

旅行記としてもエッセイとしても楽しめた。 死ぬ直前に食べたくなるようなものが、コンビニですぐ買える世界にぼくたちは生きているんだ。 この一文が胸に刺さる。

Posted byブクログ

2017/08/25
  • ネタバレ

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ふつうにたのしく読み進んでいって、最後のところでエモい。それをどう感じるかで評価が分かれるのかなと思うけれど、私は好印象。 他人に知られたくないようなことを本に書く人だとは思っていなかったので意外。

Posted byブクログ

2017/08/24
  • ネタバレ

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一般的な旅行記からは逸脱したオードリー若林のキューバ旅行記。 新自由主義を相対化するため、死んだ父親が行きたがっていたから、広告や看板のない世界を見るため、そんな風に色んな理由から、キューバ行きを決めた若林。 かっこいい服を着たい、などと言った人間の自然な感情を丁寧に眺めることで、社会主義に資本主義・新自由主義が優った理由を考察するところなどが個人的にはハイライトだった。確かにそんなことは、高校生でも分かることだが、それが時々分かんなくなるのが逆に大人だと思う。 キューバから帰ってくる若林の目には灰色の街東京は灰色ではなくなっていた。でも、またしばらくしたら、また色が失われてしまうだろう、とも。 キューバのクラシックカーやカラフルな建物が見たくなった。 「あぁ、めんどくさい」

Posted byブクログ

2017/08/13

自分が田舎に住みながら感じている東京への違和感を、東京育ち東京生まれの人も感じているのか、と驚いた。それは、競争であり、資本主義であり、「やりたいことやろうぜ!」への違和感。答えが得られたわけではないけれど、より明確に言葉になった。

Posted byブクログ

2017/08/13

前作「社会人大学人見知り学部卒業見込」では、 ”高級料理を食べることは幸せ”と伝えるテレビ番組を全否定してたくらい世の中を斜めに見ていた、 自意識過剰の若林さんが、段々と社会をポジティブに捉えていく過程が非常に共感できるところが多く、勇気付けられました。 今回の新作では、キュー...

前作「社会人大学人見知り学部卒業見込」では、 ”高級料理を食べることは幸せ”と伝えるテレビ番組を全否定してたくらい世の中を斜めに見ていた、 自意識過剰の若林さんが、段々と社会をポジティブに捉えていく過程が非常に共感できるところが多く、勇気付けられました。 今回の新作では、キューバの5日間の旅行での出来事が中心に書かれています。 キューバに行った理由が、勝っても負けても居心地が悪い「超富裕層」「格差」「不寛容社会」を作った新自由主義のシステムを採用していない国というところが、いかにも若林さんらしいなと。 道中でキューバの良さも感じながらも、日本のシステムもある一面から見ると平等だと気づきがあったり、 最後の方ではお亡くなりになられたお父さんのことに触れていたり、 この本では「幸せってなんだろう」ということを非常に考えさせてくれました。 キューバに行ってみたい方、ちょっと性格がななめな方におすすめの本です。 前作も面白いです!

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2017/08/06

5日間だけの夏休みを取ることができた著者が、それを利用してキューバに行く旅行記です。5日で南米に行くということができるのかと、どんな行程か気になって読みはじめました。遠くの観光名所には行けないのですが、街中には革命の跡があり、結構楽しく回ることができるのだなと、一緒に旅行に行って...

5日間だけの夏休みを取ることができた著者が、それを利用してキューバに行く旅行記です。5日で南米に行くということができるのかと、どんな行程か気になって読みはじめました。遠くの観光名所には行けないのですが、街中には革命の跡があり、結構楽しく回ることができるのだなと、一緒に旅行に行っているように楽しむことができました。著者の考え方に共感できるところが多かったのも理由かもしれません。資本主義社会の金を稼ぐ人間が偉いという考えに違和感を感じるも、それを肯定的に受け入れることを、著者と一緒に学ぶことができたのかと思っています。こういった旅行もしてみたいと思いました。

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2017/08/05

オードリーのオールナイトニッポンを友人から勧められてここ3年ほど聴いているのだけど、「ラジオでいつも変な事ばかり言っているあの人は、こんなことを考えているのか」という感じで読んでしまい、ちょっと気恥ずかしい感じで読み進めた。ちなみにこの本もその友人の勧めに背中を押されて読んだ。 ...

オードリーのオールナイトニッポンを友人から勧められてここ3年ほど聴いているのだけど、「ラジオでいつも変な事ばかり言っているあの人は、こんなことを考えているのか」という感じで読んでしまい、ちょっと気恥ずかしい感じで読み進めた。ちなみにこの本もその友人の勧めに背中を押されて読んだ。 旅行記+エッセイのような内容で、ものすごくキューバに行ってみたくもなるし、こういうなにかを考えながらする一人旅をしてみたくなってくる。 ラスト近くで明かされる、若林さんがキューバに行った本当の理由?裏の理由?については、知らないで読んだ方が良いので、気になってる人はレビューでネタバレを読む前に本を読んだほうがいいと思います。 さらに、若林さん自身のキューバというフィルターを通した日本、というより東京論になっていてそこも面白い。 だけど、彼が感じているという、この本の中で言う「新自由主義」への違和感は、少なからず共感できるのだけど、そこを端緒にするなら斜に構えずに「格差の拡大で切り捨てられる弱者はそのままでいいのか?」という話にまで言及すべきだったのでは?と思わなくもない。 でもそんなところまでは元々求めてないし、やはり軽々しく語れる問題でもないだろうしなあ。

Posted byブクログ