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鹿の王(1) の商品レビュー

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203件のお客様レビュー

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2018/05/20

好みの男(ホッサル)が登場した辺りから、俄然読むのが楽しくなってきた。ヴァンも魅力的なので困る。物語としてはまだまだ序盤なのかな?とにかく今は早く続きが読みたい。

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2018/05/19

ファンタジー小説初心者ですが、みるみる世界に引きずり込まれてしまいました! 文章はとても読みやすいです。 対照的な2人の主人公がどうなっていくのか、ワクワクしながら読めます。 自然の中で暮らす家族生活の温かさを感じ、また人命を救うという点で科学と宗教の折り合いを考えさせられまし...

ファンタジー小説初心者ですが、みるみる世界に引きずり込まれてしまいました! 文章はとても読みやすいです。 対照的な2人の主人公がどうなっていくのか、ワクワクしながら読めます。 自然の中で暮らす家族生活の温かさを感じ、また人命を救うという点で科学と宗教の折り合いを考えさせられました。 細かな生活の様式や人物の会話の仕方にとてもリアリティがあります。 最後の章で物語が動き出したので、続きが楽しみです。

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2018/05/13

久々にこのカテゴリの小説を読み始めました。 ふと、恩田陸氏の「上と外」を想起した一冊。続きが楽しみです。

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2018/04/16

またなんとも壮大で緻密な世界を産み出したものだ。 著者の新たなファンタジーの舞台は、またも独自の国家、文化、民族が入り乱れ、それを精緻に描写し、読者の頬に新世界の風を感じさせてくれる。 物語は序盤から風雲急を告げ、疫病とそれを運ぶ獣らが人々を脅かす。病を調べる医師と、懸念する...

またなんとも壮大で緻密な世界を産み出したものだ。 著者の新たなファンタジーの舞台は、またも独自の国家、文化、民族が入り乱れ、それを精緻に描写し、読者の頬に新世界の風を感じさせてくれる。 物語は序盤から風雲急を告げ、疫病とそれを運ぶ獣らが人々を脅かす。病を調べる医師と、懸念する支配者たち。逃亡者と、それを追う者。それぞれの立場から世界は立体的に描かれるが、ストーリーはまだ序盤。素材が整いつつある中で、次を楽しみに読みたい。

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2018/03/26

上橋ワールド。 私がハマり込んだいくつかの上橋さんの作品は、全部1つの世界にあるんではないだろうか?という妄想をしてしまう。 もしそんな世界があるなら行ってみたい。 文明社会ドップリの生活をしているのに、自分も自然の優しさと厳しさに囲まれて生きていけるはず!なんていう大きな勘違...

上橋ワールド。 私がハマり込んだいくつかの上橋さんの作品は、全部1つの世界にあるんではないだろうか?という妄想をしてしまう。 もしそんな世界があるなら行ってみたい。 文明社会ドップリの生活をしているのに、自分も自然の優しさと厳しさに囲まれて生きていけるはず!なんていう大きな勘違いをしてしまうほど、ステキな上橋ワールド。 早くヴァン達のいる上橋ワールドに戻らなくては。

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2018/03/21

謎の病で全滅した岩塩鉱から生き残った ヴァンと、幼子 病の解明に意を燃やす医術師ホッサル 逃亡したヴァンたちを追う跡追い狩人のサエ いずれひとつになるであろう運命たちの序章。 重厚に作り込まれた世界に、あっというまに引き込まれてしまう。 先が気になります

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2018/03/03

あっという間に文庫4巻読了~あ~面白かった~ この世界に、惹きこまれて、ヴァンに魅了される私です。

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2018/02/15

<内容紹介より> 強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団"独角(どっかく)"。妻と子を病で失い絶望の底に合ったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が...

<内容紹介より> 強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団"独角(どっかく)"。妻と子を病で失い絶望の底に合ったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが⁉たったふたりだけ生き残った父と子が、未曽有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる――。 ―――― 話題になったのはずいぶん前だったようにも記憶していますが、ようやく読み始めることができました。 良くも悪くも、「上橋節」が全開の立ち上がりです。 守り人シリーズなどでも後半には顕著だった、「国同士の争いの歴史」が各地に禍根を残している世界の中で、それぞれに「新しい」生活に順応しようともがきながらも懸命に生きる登場人物たち。 逃亡奴隷となったヴァンや、岩塩鉱での病を研究しようとしてヴァンを追おうとする帝国や、その支配下にあるアカファ王国。 山間の集落に身を寄せ、客分の身でありながらも穏やかな生活を送るヴァンの姿に、これからおこるであろう波乱を感じずにはいられません。 恐ろしい病がどのようにして起こっているのか、アカファ王国やツオル帝国の思惑はどのようなものなのか、「オタワル」という失われた国の末裔である医師ホッサルは病の元にたどり着くことはできるのか、そしてヴァンとユナの未来は。 続きも一息に読みたくなる、よい展開の1巻目です。

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2018/01/26

この星のどこかに、いつかの時代に、本当にこんな文明があって、自然と向かい合いながら、他の民族とかかわりながら、生きていた人達がいて・・・と感じさせる背景で紡がれていくファンタジー。 上橋さんならでは、かも知れません。 物語は、まだ序章で、これからどんなふうにころがっていくのかさ...

この星のどこかに、いつかの時代に、本当にこんな文明があって、自然と向かい合いながら、他の民族とかかわりながら、生きていた人達がいて・・・と感じさせる背景で紡がれていくファンタジー。 上橋さんならでは、かも知れません。 物語は、まだ序章で、これからどんなふうにころがっていくのかさえ、検討がつきませんが、先がとても楽しみです。

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2018/01/09

2017年の本屋大賞受賞作です。 死を諦観している戦士団「独角」の頭ヴァン、かつて存在したオタワル王国の医術師・ホッサル。 二人の数奇な運命から、やがて訪れる邂逅。 脇を固めるキャラクターも個性的で侮れない。 そしてもう一点、この小説の特徴は、ファンタジーと生物学が融合した、今ま...

2017年の本屋大賞受賞作です。 死を諦観している戦士団「独角」の頭ヴァン、かつて存在したオタワル王国の医術師・ホッサル。 二人の数奇な運命から、やがて訪れる邂逅。 脇を固めるキャラクターも個性的で侮れない。 そしてもう一点、この小説の特徴は、ファンタジーと生物学が融合した、今までに無い世界観であることです。 物語の中核には伝染病が深く関わりますが、この要素が加わる事で、作品に更に奥行きが出ているように感じます。 壮大なスケールの物語に仕上がっています。

Posted byブクログ