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図書館の魔女 烏の伝言(下) の商品レビュー

4.5

66件のお客様レビュー

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2017/06/04

急展開の下巻。手に汗握る攻防に一気読み。上巻では図書館シリーズ?と疑ってしまったが、終わってみれば見事に図書館シリーズでした。そして次シリーズへの期待が大きく膨らむエンドでした。 あらすじ(背表紙より) 姫を救出せんとする近衛兵と剛力たち。地下に張り巡らされた暗渠に棲む孤児集団の...

急展開の下巻。手に汗握る攻防に一気読み。上巻では図書館シリーズ?と疑ってしまったが、終わってみれば見事に図書館シリーズでした。そして次シリーズへの期待が大きく膨らむエンドでした。 あらすじ(背表紙より) 姫を救出せんとする近衛兵と剛力たち。地下に張り巡らされた暗渠に棲む孤児集団の力を借り、廓筋との全面抗争に突入する。一方、剛力衆の中に、まともに喋れない鳥飼の男がいた。男は一行から離れ、カラスを供に単独行動を始めるが…。果たして姫君の奪還はなるか?裏切りの売国奴は誰なのか?傑作再臨!

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2017/06/04

マツリカが登場すると場の空気が変わる~!畳み掛ける伏線回収と謎解きにゾクゾクする~!何のために鼠の仲間の一人が殺されもせず捕らわれているかを知って愕然とするトゥアンにカロイが言って聞かせるセリフに感動した(マツリカの受け売りにも依るだろうけど)。笑い上戸のハルカゼが可愛いな(笑)...

マツリカが登場すると場の空気が変わる~!畳み掛ける伏線回収と謎解きにゾクゾクする~!何のために鼠の仲間の一人が殺されもせず捕らわれているかを知って愕然とするトゥアンにカロイが言って聞かせるセリフに感動した(マツリカの受け売りにも依るだろうけど)。笑い上戸のハルカゼが可愛いな(笑)。今回も大変面白かった。次の展開が待ち遠しい。

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2017/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ワカンが【謎】に対して推察する姿や、"カロイ"がトゥアンに「だからこそ、他ならぬお前たちが膝を屈してはならないんだ」と熱く励ます姿にと、物語が急に鳴動し始める下巻。 物語が終息しそうなところで新たな"刺客"の登場や、エゴンの観察眼の鋭さと、読み手の心を振り回して頂ける展開力に月並みの表現ながらすごいです。 マツリカとワカンの会話からの【謎】の伏線回収が心地よく、上巻もペラペラとめくり直してしまいます。 山に戻っていくワカン一行の描写に"鼠"達同様に寂しくなり、また次の物語以降でも登場してくれないかと願いつつ、物語を読み終えました。

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2017/05/25

久しぶりに一晩読みしてしまった。勿体ない!でも気になりすぎて読まずにいられない! 端正な文章には磨きがかかり、それでも熱いところは熱い! 隻腕の彼とか鳥飼いの彼とかにぞっこんです。 こげな面白いものを…作者様に感謝。崇め奉りたいくらい。

Posted byブクログ

2017/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『図書館の魔女』の、シリーズ二作目。 前作の後の話になるので、キリヒトが登場しなくて少し残念。マツリカも、終盤まで登場しません。 が、続きが気になって一気に読んでしまう、物語の魅力は前作と変わりません。 カロイに関する伏線は、わかりやす過ぎるな…と思っていたら、こちらにばかり目が行ってしまって、本当に大切な伏線は他のあちこちに。 そして、縺れに縺れた事象を鮮やかに解きほぐして行くマツリカ。 些細に思えた事も、実は国を動かすような出来事に繋がっていたとは。

Posted byブクログ

2017/05/11

喝采を浴びた前作に比肩する、稀なる続篇! 道案内の剛力たちに導かれ、山中を行く逃避行の果てに、目指す港町に辿り着いたニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行。しかし、休息の地と頼ったそこは、売国奴の跋扈する裏切り者の街と化していた。傑作再臨!

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