ときどき旅に出るカフェ の商品レビュー
前から読んでみたかった作家さん。カフェ関係のタイトルをよく目にした。 偶然、図書館で出会った。ほっこりした感じで読みやすかった。旅に出た気分になるカフェ。こんなカフェに自分も行ってみたい。私にもお気に入りのカフェが見つかるといいな。この話、続きももっと読みたいと思った。
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カフェ・ルーズは外国の珍しい料理に会える、旅に出られる場所。ツップフクーヘン、アルムドゥドラー、ドボシュトルタ、凍檸茶、セラドゥーラなど聞いたことのないメニューばかりだけど、どれも美味しそうで通える瑛子が羨ましい。円の料理への凛とした情熱・知識の深さがカッコいい。1話1話、スイー...
カフェ・ルーズは外国の珍しい料理に会える、旅に出られる場所。ツップフクーヘン、アルムドゥドラー、ドボシュトルタ、凍檸茶、セラドゥーラなど聞いたことのないメニューばかりだけど、どれも美味しそうで通える瑛子が羨ましい。円の料理への凛とした情熱・知識の深さがカッコいい。1話1話、スイーツと絡めつつも人生の苦みがしっかりあり、想像していた以上に読み応えのある本でした。
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見たことも聞いたこともない世界のお菓子や料理が出できてワクワクしました。 最後円のびっくりカミングアウトに驚かされたけど、全体的にふんわりとした雰囲気で読みやすかった。 2017.11.17 読了
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ちょっと素敵なカフェでちょっとした日常の謎を解くミステリ。 最近同じようなコンセプトの本を立て続けに読んだので少々食傷気味ですが、やっぱり近藤史恵さん食べ物の描写は美味しそうで好きです。聞いたこともない異国のスイーツたちを、画像検索しながら読みました。主人公の瑛子にはシンパシーを...
ちょっと素敵なカフェでちょっとした日常の謎を解くミステリ。 最近同じようなコンセプトの本を立て続けに読んだので少々食傷気味ですが、やっぱり近藤史恵さん食べ物の描写は美味しそうで好きです。聞いたこともない異国のスイーツたちを、画像検索しながら読みました。主人公の瑛子にはシンパシーを感じずにはいられない…。
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表紙のかわいらしい苺のスープから、聞きなれない異国のスイーツが次々に登場する。 祖母が住んでいた家を改築し、月の前半は各国を旅しながら、そこで出会ったスイーツやドリンクをお店のメニューに加えたり・・・という店主の円と、いろいろ思うところはありながらも気楽な独身生活を満喫しつつ頻繁...
表紙のかわいらしい苺のスープから、聞きなれない異国のスイーツが次々に登場する。 祖母が住んでいた家を改築し、月の前半は各国を旅しながら、そこで出会ったスイーツやドリンクをお店のメニューに加えたり・・・という店主の円と、いろいろ思うところはありながらも気楽な独身生活を満喫しつつ頻繁に通ってくる瑛子との周りに起こる出来事。 深夜食堂に通うのもいいけれど、スイーツはないから、昼間はこのカフェに通いたい。笑
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この作者の『ビストロ・パ・マル』のシリーズが大好きなのだが また新しいシリーズが出来たかなという感じ。 いやシリーズになるのかどうかはわからないけど なりそうな予感。。。というかなって欲しい願望。 いちごのスープにロシア風チーズケーキ 聞いたこともない難しい名前のスイーツや...
この作者の『ビストロ・パ・マル』のシリーズが大好きなのだが また新しいシリーズが出来たかなという感じ。 いやシリーズになるのかどうかはわからないけど なりそうな予感。。。というかなって欲しい願望。 いちごのスープにロシア風チーズケーキ 聞いたこともない難しい名前のスイーツや海外の珍しい料理にからめて、日常の中の小さな出来事やささやかな事件を瑛子や円が解決していく。 やっぱりこの人の文章好きだな。 「ああ、わかる。その気持ち」と思えたり 「そうやなぁ、確かにそういうことってあるよね」と頷いたりできるのだ。 結婚していたりしていなかったり 子供がいたりいなかったり、 仕事をしていたりしていなかったり、 女性の生き方も様々でそれほどハードな事ではなくても 何気ない一言に傷ついたり、勇気をもらったり。 「張り詰めている時に優しくされると、人は糸が切れたような気分になってしまう。」 登場人物たちも実在しているかのような自然で 読みやすい文章がとても気に入っている。 近くにこんなカフェが欲しいなあ。 気軽に立ち寄れて親しみやすい雰囲気を持ちつつ 絶妙な距離感。 本の装丁やタイトルもよかった。
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OLの瑛子はある日自宅の近所にカフェを見つける。そこは昔同じ会社で働いていた円が始めたカフェだった。居心地のいいそのカフェは、瑛子にとってかけがえの無い場所になっていく。 そのカフェは、円が旅をしてその土地で知った食べ物や飲み物をメニューにするというもので、まるでいろいろな街を旅...
OLの瑛子はある日自宅の近所にカフェを見つける。そこは昔同じ会社で働いていた円が始めたカフェだった。居心地のいいそのカフェは、瑛子にとってかけがえの無い場所になっていく。 そのカフェは、円が旅をしてその土地で知った食べ物や飲み物をメニューにするというもので、まるでいろいろな街を旅しているかのような気にさせてくれるカフェで、不思議にリラックス出来る空間。 やがて円に降りかかる災難を乗り越えることで、2人の関係も深まっていく。 連作短編集で謎解きの面白さもあって、良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】苺のスープ/ロシア風チーズケーキ/月はどこに消えた?/幾層にもなった心/おがくずのスイーツ/鴛鴦茶のように/ホイップクリームの決意/食いしん坊のコーヒー/思い出のバクラヴァ/最終話 行ってみたいと思える、居心地のよいカフェと珍しいスイーツにミステリの風味をきかせた連作…… だけでなく、その底に「家族」の問題があり、ほろ苦い読後感が残る。それが決して嫌なものではないのは、円の毅然とした姿と瑛子のバランス感覚が好もしいからだろう。
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少しだけ旅につれていってくれるカフェ。 相変わらずごはんがめっちゃおいしそうだ・・・。 きれいに終わったけど、シリーズにならないだろうか。
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