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ときどき旅に出るカフェ
定価 ¥1,650
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2017/04/19 |
JAN | 9784575240290 |
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ときどき旅に出るカフェ
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商品レビュー
4
214件のお客様レビュー
日常のちょっとしたミステリーを、世界中の美味しい食べ物が解決の鍵になる、ふんわり甘いストーリー。カフェのオーナー円、元同僚の瑛子。 一話ごと完結しているので、章ごと読み切れて隙間時間にぴったりだった。嫌な人も出てくるのに、嫌な気持ちにならないのは、円の芯が強く、頼もしいから負ける...
日常のちょっとしたミステリーを、世界中の美味しい食べ物が解決の鍵になる、ふんわり甘いストーリー。カフェのオーナー円、元同僚の瑛子。 一話ごと完結しているので、章ごと読み切れて隙間時間にぴったりだった。嫌な人も出てくるのに、嫌な気持ちにならないのは、円の芯が強く、頼もしいから負ける気がしないおかげかな。 穏やかなきもちでよめた。
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まあまあ、ゆるい近藤さんの小説って感じやな。全部がライトで緩くて、肩肘張らずに読むにはちょうどよいかなー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず、率直に好きだと思った。 文体も読みやすくて、夜中に一気読みした。登場人物の人柄、雰囲気がとても想像しやすい文章で入り込みやすかった。主人公が、旅の疑似体験という言葉を使っていたけど、美味しそうな食べ物と、そこにまつわる文化と、そこから得た体感を読むのは、心地よくて面白かった。 当たり前を当たり前だと思って、自分が苦しいことを受け入れ続けることで、少しずつ歪みは出てくる。でも、受け入れるしかない状況にも触れられていたのが、優しいと思った。 結婚や出産など、女性の人生に関する社会の価値観についての部分も印象的だった。選んだ自分の人生を愛せる瞬間もあれば、不安になったりする瞬間もある。社会でよいとされる生活、多数派と少数派、外側のいろいろがある。その度に、葛藤する。 その人が置かれている状況、思いをきちんと想像できるようでありたい。 ずっと優しい物語だったのが、カフェ店主・円の家族の話になると、空気が一変する。円が当事者で、まだ苦しいことが起こっているから。常連さん・瑛子がいて、円はきっと救われたと思う。苦しいときに、ほどよい距離で一緒に抱えてくれる人がいることは、とても心強い。
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