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ときどき旅に出るカフェ の商品レビュー

4

214件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

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    2

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2024/09/15

日常のちょっとしたミステリーを、世界中の美味しい食べ物が解決の鍵になる、ふんわり甘いストーリー。カフェのオーナー円、元同僚の瑛子。 一話ごと完結しているので、章ごと読み切れて隙間時間にぴったりだった。嫌な人も出てくるのに、嫌な気持ちにならないのは、円の芯が強く、頼もしいから負ける...

日常のちょっとしたミステリーを、世界中の美味しい食べ物が解決の鍵になる、ふんわり甘いストーリー。カフェのオーナー円、元同僚の瑛子。 一話ごと完結しているので、章ごと読み切れて隙間時間にぴったりだった。嫌な人も出てくるのに、嫌な気持ちにならないのは、円の芯が強く、頼もしいから負ける気がしないおかげかな。 穏やかなきもちでよめた。

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2024/09/03

まあまあ、ゆるい近藤さんの小説って感じやな。全部がライトで緩くて、肩肘張らずに読むにはちょうどよいかなー

Posted byブクログ

2024/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、率直に好きだと思った。 文体も読みやすくて、夜中に一気読みした。登場人物の人柄、雰囲気がとても想像しやすい文章で入り込みやすかった。主人公が、旅の疑似体験という言葉を使っていたけど、美味しそうな食べ物と、そこにまつわる文化と、そこから得た体感を読むのは、心地よくて面白かった。 当たり前を当たり前だと思って、自分が苦しいことを受け入れ続けることで、少しずつ歪みは出てくる。でも、受け入れるしかない状況にも触れられていたのが、優しいと思った。 結婚や出産など、女性の人生に関する社会の価値観についての部分も印象的だった。選んだ自分の人生を愛せる瞬間もあれば、不安になったりする瞬間もある。社会でよいとされる生活、多数派と少数派、外側のいろいろがある。その度に、葛藤する。 その人が置かれている状況、思いをきちんと想像できるようでありたい。 ずっと優しい物語だったのが、カフェ店主・円の家族の話になると、空気が一変する。円が当事者で、まだ苦しいことが起こっているから。常連さん・瑛子がいて、円はきっと救われたと思う。苦しいときに、ほどよい距離で一緒に抱えてくれる人がいることは、とても心強い。

Posted byブクログ

2024/08/29

世界のカフェメニューとともに、少しのミステリ。 私もこんな行きつけのカフェがほしい!とみんな思うんじゃないかな。 デザートひとつにもいろいろな背景や、思いを馳せることができる。これは名作。続編も読む! 決めてしまうと、かえって不自由、という円の言葉にそっと共感。

Posted byブクログ

2024/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫版が本屋に並んでいるのを見て気になってた。 図書館にあったのでウキウキして借りてきた。 ヴァン・ショーシリーズでも思ったが、この著者、ほんわかしたミステリが得意なのかな。 殺人とかそういう物騒なことは起きず、日常で起きえそうなことにちょっとした謎かけをしている感覚。 タイトルを見て「どういうこと?」と思ったらそういうことだったのね。 ヴァン・ショーでも知らない料理名がたくさん出てきて楽しかったけど、こちらも知らないスイーツが沢山出てきて楽しい。 実際に検索して写真なんかを見てみると、よりリアルさが増して楽しい。 ツップフクーヘン、作ってみようかな。 お話を読んで、知って、調べて、より知れたら、後は実際に作って食べてみたら、より自分の世界が広がる気がする。 まさに旅に出る感覚。 リアルに旅に出るのもいいな。 欲を言えば、どうして円さんが養女になったのか、そのいきさつを知りたいけれど、続編もあるらしいから読んでからまた感想を書くことにする。 出てきたお菓子がどれも楽しくて、実際に見て食べてみたくなる。

Posted byブクログ

2024/07/17

旅にでるカフェのコンセプトが大好きでした。 本に出てくるどのスイーツもおいしそうで ふんわり温かいお話が多くて。 しいといえば 最後がもうすこし余韻が欲しかったなあ。 やっぱり食べ物が出てくる本が大好き。

Posted byブクログ

2024/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いいな。 こんなカフェがあったら通い詰めるだろうな。 37歳の独身、瑛子の近所にあった、元同僚(後輩)のお店『カフェ・ルーズ』。 このお店は、毎月、1日から9日を休業して、日本各地や世界各国の美味しいスイーツ・料理を学んで、お店で再現する。 数年前まで近所にあったカレー専門店『ラーマ』もときどき店を休んでスパイスを探索していたとのこと。 1人のお客さん(僕もこの小説の主人公『瑛子』さんも)としてはワクワク感が止まらない。 もうひとつ、将来や今の自分に閉塞感を感じている今の自分(=瑛子)が、自分の「居場所」を見つけた、という心地良さ・安心感に深く共感できる。(共感かい‼︎) レビューで紹介いただいたフォロワーのみなさん、ありがとうございました。 近藤史恵さん、初めて読みましたが、他の作品も読んでみようと思います。

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2024/06/06

先日先に読んでしまった「それでも旅に出るカフェ」の前作。 どちらから読んでも問題はなかったけれど、順番通りに読んだ方が瑛子と円の関係なんかがわかりやすいのは事実。今から読む方はぜひ順番通りに。 さてカフェ・ルーズ、やっぱり素敵なところだ。 不倫、浮気、再婚、ハラスメント、家族の...

先日先に読んでしまった「それでも旅に出るカフェ」の前作。 どちらから読んでも問題はなかったけれど、順番通りに読んだ方が瑛子と円の関係なんかがわかりやすいのは事実。今から読む方はぜひ順番通りに。 さてカフェ・ルーズ、やっぱり素敵なところだ。 不倫、浮気、再婚、ハラスメント、家族の確執… 重い問題が描かれるにもか関わらず、カフェとオーナー、そして美味しいレシピの数々がそれを包み込んでくれるので読後感が悪いということはない。 芯が通っていて柔軟なオーナー 円はやっぱりとても魅力的。 何にも縛られない強さというか覚悟というか、そういったものが感じられた。 きれいごとばかりではなくリアルに描かれる日常が心に響く物語の数々。 チーズケーキ食べたい!セラドゥーラ食べたい!と食欲がそそられる危険なサラっと読める連作短編集。

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2024/05/06

食べ物が出てくるお話が好きで惹かれた本 こんなカフェが近くにあったらいいなと思った いろいろな国のお菓子が出てきて、どれも食べてみたくなったし、その国にも行ってみたくなった

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2024/03/18

近藤史恵さんの作品、ちょこちょこ読んでたけれど、 読みやすくて面白い。 これ、続編もあるんだね。 図書館で今度さがしてみよう(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

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