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ときどき旅に出るカフェ の商品レビュー

4

214件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2023/10/10

わかった! こういうふうに会社で出会って 「カフェ・ルーズ」で再会したのね。 1作目の方が「日常の謎」要素が強いかな。 まだコロナ時期じゃないから 瑛子もよく知り合いを連れてってる。 その会話の中から オーナーの円が違和感を覚えて トラブルを未然に防いだり 不可解な出来事の裏に...

わかった! こういうふうに会社で出会って 「カフェ・ルーズ」で再会したのね。 1作目の方が「日常の謎」要素が強いかな。 まだコロナ時期じゃないから 瑛子もよく知り合いを連れてってる。 その会話の中から オーナーの円が違和感を覚えて トラブルを未然に防いだり 不可解な出来事の裏にある真実を 突き止めたり。 円の作る世界のめずらしい料理も 聞いたことのないものばかりで 美味しそうでした。

Posted byブクログ

2023/09/21

電子書籍版がセールになったら買おうと思ってた作品だが,先日時間つぶしに入った新代田の図書館で半分だけ読んで,残りを地元の図書館で借りて読んだ。 あらすじとかを確認してなかったので,タイトルだけから想像していたのと全く違う内容でちょっと驚いたけど面白かった。読み始めは,近所の感じの...

電子書籍版がセールになったら買おうと思ってた作品だが,先日時間つぶしに入った新代田の図書館で半分だけ読んで,残りを地元の図書館で借りて読んだ。 あらすじとかを確認してなかったので,タイトルだけから想像していたのと全く違う内容でちょっと驚いたけど面白かった。読み始めは,近所の感じの良いカフェを舞台にした,グルメと日常の謎ミステリーが融合したような穏やかな話かと思ったのだが,結構不穏なエピソードがあってドキドキした。続編もあるようなので近いうちに読みたい。 連作短編集となっているが一話が短いのでちょっとした隙間時間に読みやすい。 主人公は37才独身の会社員,奈良瑛子。自宅の近所を散歩していて見つけた小さなカフェ「カフェ・ルーズ」に入ってみると,店をやっているのは以前同じ会社にいた後輩の葛井円だった。円の店は,円が海外に旅行に行って現地で出会ったスイーツ等を再現して提供しているお店だった。 第一話「苺のスープ」 瑛子は職場の3つ下の後輩,あずさから結婚するのでやめようと思っていると告げられる。結婚相手がカレー専門店を始めるので手伝いたいのだという。ひょんなことから瑛子はあずさとその婚約者を連れてカフェ・ルーズを訪れることに...。そのあとちょっとした疑惑が持ち上がり...。 苺のスープは北欧で食べられているものらしい。 第二話「ロシア風チーズケーキ」 正式な名前はロシア風ツップフクーヘン。ロシア風と言っているがドイツのお菓子だそう。 瑛子の会社の取引先の担当者からお中元にアルコールは困るとクレームが入るが,発注記録では洋菓子詰め合わせを送ったことになっている。一体どういうこと? 第三話「月はどこに消えた?」 若井という別の部署の係長がお土産に持ってきた月餅。若井は8つあったはずだと主張するが部署のメンバー8人の内半分は食べてないという。それなのに何も残ってないのはおかしいということで一騒動起こる。 第四話「幾層にもなった心」 瑛子の中学時代からの友達で既婚者の珠子が遊びに来る。珠子の旦那はパティシエで京都のホテルに単身赴任中。しかし珠子は旦那の浮気を疑っている様子。 カフェ・ルーズで供されるハンガリーのお菓子,ドボシュトルタから思わぬ事実が判明する 第五話「おがくずのスイーツ」 カフェ・ルーズに円のことを「おがくずちゃん」と呼ぶ不躾な客,津島が現れる。円となにか因縁があるらしい。カフェ・ルーズの別のお客から津島の謎が明らかに。 第六話「鴛鴦茶のように」 カフェ・ルーズに閉店近くに中学生くらいの女の子が一人で訪れるようになる。不審に思った瑛子は...。 第七話「ホイップクリームの決意」 カフェ・ルーズの近所にコンセプトの似たカフェ「ヴォワヤージュ」がオープンする。偶然というよりは明らかに真似をしているようだ。しかし所詮猿真似の粋を出ずクオリティは低いようだが。 第八話「食いしん坊のコーヒー」 ヴォワヤージュの妨害にもめげず,円は新メニューを開発して評判を取り客入りも戻ってきた。 とカフェ・ルーズにヴォワヤージュを首になったという男がやってくる。どうも,オーナーの新庄という男と円にはなにか因縁があるらしく...。 第九話「思い出のバクラヴァ」 バクラヴァは中等辺りで食べられているものすごく甘いお菓子。円が作るお菓子は甘すぎると家族に言われ続けていた円にとって常識をひっくり返す食べ物だったらしい。でも店の土地建物を円に残してくれた祖母だけは美味しいと食べてくれたのだそう。 そんなある日,ヴォワヤージュのオーナー,新庄がカフェ・ルーズを訪れ,暴言を吐きまくる。それで円と新庄の間の因縁の一端が見え始める。 最終話 円と新庄の諍いの詳細と新庄の理不尽な言い分が明らかになる。そしてある事情のために伏せられてきた新事実も判明する。

Posted byブクログ

2023/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。海外の珍しいメニューを提供するカフェ・ルーズ。旅を感じられる素敵な空間をすっかり気に入った瑛子は足しげく通うようになる。会社で起こる小さな事件、日々の生活の中でもやもやすること、そして店主の円の秘密――不思議なことに世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。読めば心も満たされる“おいしい"連作短編集。 『20代の頃はどんな未来でも選べると思っていた。想像していた未来は、思っていたのと違うけれど、それは瑛子がひとつひとつ選び続けた結果なのだ。そして少なくとも、そうやってひとつひとつ選んだものは、瑛子にとって大事なものばかりだ。』 『関わらなかった人って、どうして自分には責任が一切ないって信じられるんでしょうね。』 【個人的な感想】 スラスラ読めて、心がじんわり温まる短編集。 ほんわかしていますが、その奥に作者の伝えたい大切なことが隠れている小説。

Posted byブクログ

2023/09/05

世界の料理について知れて、 少しミステリー要素もあって、主人公の等身大の悩みはとても共感できて、、おもしろかった! 出てくる料理は全部おいしそうで、読んでておなかがすいた。私の近所にもこんな場所が欲しい。

Posted byブクログ

2023/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ときどき旅に出るカフェ 近藤史恵 ∞----------------------∞ 世界には色んなスイーツがあるんだなって勉強になる。そしてどれも食べてみたい!オーストリアの炭酸飲料アルムドゥドラーとドイツのロシア風ツップフクーヘンが特に気になってる。海外のデザートで極限に甘いものがあるって聞いたことあったけど、寧ろ日本のスイーツが甘さ控えめなのね。そういう意味で、トルコのバクラヴァとかも食べてみたいなぁ。頭を殴られたように感じるほどに甘いって何? 月の初めに旅をして、美味しかったものを再現して出しているお店「カフェ・ルーズ」のパティシエでありオーナーでもある円と、そこに通う元同僚の瑛子。 このふたりの関係が気楽そうでいて互いのことを気遣ってもいて素敵だなと思ったけど、ちょっと思惑はあった訳ね。 なんやかんやミステリーで、時には居心地が良くないお話もあったけど、スイーツをヒントに謎を解いていく円に惚れ惚れしちゃう。 「ビストロ・パ・マル」とはまた違った面白さだった。 2023/09/04 読了(図書館)

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2023/06/27

瑛子は、元同僚だった人とは知らずに入った店 その内店の常連客になる、優しく迎える円は自分に対しては瑛子はタイプの人だった、少し想いを寄せている人も瑛子に似ていると円は言った色々な人生があると思う。自分もそうした人に出会い心が温かくなって生きたい。中々気持ちの通じ合う、何でも話し合...

瑛子は、元同僚だった人とは知らずに入った店 その内店の常連客になる、優しく迎える円は自分に対しては瑛子はタイプの人だった、少し想いを寄せている人も瑛子に似ていると円は言った色々な人生があると思う。自分もそうした人に出会い心が温かくなって生きたい。中々気持ちの通じ合う、何でも話し合得る人は居ない。徳に女性は。

Posted byブクログ

2023/06/21

ステキな女性たちの物語。 食べたことがないお菓子なのに、美味しそうで嬉しくなる。 こんなカフェが近所にあったらいいのに。 とにかくいい話だなあ~。 即刻「それでも旅に出るカフェ」注文した。

Posted byブクログ

2023/05/26

取り上げられているスイーツが、絶妙にストーリーに絡んでいて面白かった! 非日常に連れて行ってくれて、アットホームだけどお客さんに干渉し過ぎない。 こんなカフェがあったら、常連になってしまうだろうな。

Posted byブクログ

2023/05/18

とても面白かったし、共感できる。 旅をしている気分にもさせてもらった。 こんな素敵なカフェが近所にあったら、いいなあ。

Posted byブクログ

2023/05/17

ドラマ化してるのかな。料理やスイーツ、カフェの雰囲気など映像で見てみたいです。最後に少し驚いて読み終わった。

Posted byブクログ