勉強の哲学 の商品レビュー
武田鉄矢がラジオで推薦していて、 その時は凄く響いたので、 読んでみたのだが… 悔しいが、ほぼ理解できなかった。 やっぱ金八っつぁんは偉大やな
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「勉強とはなにか」の哲学的な考察と、勉強の普遍的な実践論が著者の経験を交えながら軽い筆致で語られている。 メインは言語論。そして勉強すると「周りから浮く」という話から他者論にも展開されている。
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単行本の方を読んだ。勉強への取り組み方などフランスの哲学をもとに専門的な内容も含めて記されていたが、よく理解出来なかった。自分の一生の仕事になる専門分野の勉強法ということであれば参考になると思う。
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この本の根幹である第2章以外は理解できた。 以下、印象に残った箇所。 12 人は、「深くは」勉強しなくても生きていけます。 21 人生においては、ときに、紆余曲折を経てたどりついたある局面が、「完成した」局面のようになることがある、と僕は思っています。 →台湾から帰って来て...
この本の根幹である第2章以外は理解できた。 以下、印象に残った箇所。 12 人は、「深くは」勉強しなくても生きていけます。 21 人生においては、ときに、紆余曲折を経てたどりついたある局面が、「完成した」局面のようになることがある、と僕は思っています。 →台湾から帰って来てからこれまでの自分、、 そうなったら、微調整しながら、大きくは生き方を変えずに長くやっていきたい人もいるでしょう。 →まさに!!この状態を心地よく思ってたからこその、停滞感を感じていたかもしれない。 30 その場にいながら距離をとることを考える必要がある。 32 言語を使えている、すなわち「自分に言語がインストールされている」のもまた、他者に乗っ取られているということなのです。 →最近、AI翻訳の台頭などで語学を学ぶモチベーションが若干低下していたが、そもそも新しい思考法を手に入れるという上では、外国語の習得はむしろ近道であると感じた。 英語と中国語と日本語を話せるからこそのアイディアとなれば、質と価値も上がりそうだ。 33 辞典とは、人々が言葉をどう使ってきたのかの「歴史書」なのです。 →まさに 43 本書を読むことは、フランス現代思想をちょっと勉強することになっています。 66 勉強においてもいったん、知性と同時にキモさかまついてしまう「増量期」を経て、その後、キモさを減らす「減量期」に入るというわけです。 →大学1〜2年(増量期)、3〜4年(減量期)※私の場合。 168 勉強とは、まず、小賢しく口ばっかりになることです。僕は確信をもってそう言いたい。 178 勉強の順序としては、複数の入門書→教科書→基本書、となります。 180 バイヤールによれば、読書において本質的なのは、本の位置づけを把握することです。 192 自分の実感に引きつけないで読む、というのは、あるテクストを「テクスト内在的」に読むことである。それは、テクストの構造=設定における概念の機能を捉えることである。 199 勉強を続けるというのは、そのように「出典」-文献の名前とページ数、さらに出版年など-を明記した読書ノートをつけ続けることです。
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本書は人が勉強をするときの取り組み姿勢を説いたものである。だが、述べられていることは、集団ないし組織にも応用できそうな箇所が多いと思いながら読み進めた。例えば、24頁の次の段落は汎用性が高いといえよう。 ---- 環境的な制約=他社関係による制約から離れて生きることはできません...
本書は人が勉強をするときの取り組み姿勢を説いたものである。だが、述べられていることは、集団ないし組織にも応用できそうな箇所が多いと思いながら読み進めた。例えば、24頁の次の段落は汎用性が高いといえよう。 ---- 環境的な制約=他社関係による制約から離れて生きることはできません。 環境のなかで、何をするべきかの優先順位がつく。環境の求めに従って、次に「すべき」ことが他のことを押しのけて浮上する。もし「完全に自由にしてよい」となったら、次の行動を決められない、なにもできないないでしょう。環境依存的に不自由だから、行為ができるのです。 (中略) 無限の可能性なかでは、何もできない。行為には有限性が必要である。 ---- 1章と2章で本書で用いる基礎概念を理解すれば、3章以降は実践編であり取り組みやすそうである。現状把握から問題化、キーワード出し、といった手順は日常の仕事もおそらく実施していることだろう。
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僕の思っていた哲学とは違う感じでしたが、なかなか面白い本だった気がします☆こことか結構好きかな~♪ ---------------------------- p31 100%自分発の個性は無い。個性とは、私たちひとりひとりが「どういう他者とどのように関わってきたか」の違いなのです。個性は、他者との出会いで構築される。 ---------------------------- 「何のために勉強するのか?」という事に悩んでいる人にはおススメの一冊。
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書評で紹介されていたので気になった。勉強について掘り下げていて、学術や専門と、一般の違いは参考になった。読みにくいところは置いといて、読み進めてもいいかもしれない。
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作者がTwitterで言っているようなことをきっちりビジネス書風な書き方も使いながらまとめてある。 実践的な方法論についてはTwitterで筆者の試行錯誤をよく目にしていたので、マネできそうな部分はすでに取り入れていたかも。『意味のない無意味』の方が好きだな。具体的な勉強方法とい...
作者がTwitterで言っているようなことをきっちりビジネス書風な書き方も使いながらまとめてある。 実践的な方法論についてはTwitterで筆者の試行錯誤をよく目にしていたので、マネできそうな部分はすでに取り入れていたかも。『意味のない無意味』の方が好きだな。具体的な勉強方法というか、書くための方法を知りたくて読んだけど、結局はこれをもとに自分のやり方を見つけていかないといけないなという当たり前のことに行きつくので。 高校とか大学入学したての何も知らない頃にこれを読めていたらどんなに刺激されただろう!
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・勉強はノリを変えること、今の環境と違う場所に行くことで、やはり自己破壊の一種なのだと思った。 アイロニーを突き詰めると矛盾が起こり、そこでユーモアによって展開していくことで勉強を継続できる。これが非常に興味深かった。 今まで新しく学ぶ分野に関して慣れるまで違和感を感じるような感...
・勉強はノリを変えること、今の環境と違う場所に行くことで、やはり自己破壊の一種なのだと思った。 アイロニーを突き詰めると矛盾が起こり、そこでユーモアによって展開していくことで勉強を継続できる。これが非常に興味深かった。 今まで新しく学ぶ分野に関して慣れるまで違和感を感じるような感覚がこういうことだったのかと気づいた。 まとめると、勉強ってすげぇなぁと思った。
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勉強によって、「バカ」の先に広がる新しい世界を知ることができる。それこそが「来たるべきバカ」の世界。 勉強を深めることで、これまでのノリでできた「バカなこと」がいったんできなくなる。勉強とは、あるノリから別のノリへ引っ越すこと。別のノリでの言葉づかいに慣れる途中で「浮く」感じを経験する(相手に言葉が通じない、など)。 勉強によってノリが悪くなる、キモくなる、小賢しくなるのは避けられない。 しかし、その先に「来たるべきバカ」に変身する可能性が開けている。本書にはそのための方法が書かれている。 たんに環境のノリに合わせているのは「バカ」、 環境の中で特異な存在となっているのが「来たるべきバカ」。
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