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雨の降る日は学校に行かない の商品レビュー

3.6

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

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2018/05/10

2018年54冊目。学校という狭い世界で生きることの息苦しさ、もどかしさに胸が詰まりそうになるが、暗さに押し潰されそうになったときにふと差し込む光が、主人公達と物語を優しく照らしてくれている。

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2018/04/07

てぃーぬオススメ本 すごく静かな気持ちで読んでいるのに、ときどき苦しくなったり泣きそうになる。 中学生の女の子たちのお話。 いじめられている子や、いじめられているわけではないけど、居場所が見つけられない子など、さまざまな子たちが出てくる。 読み終わったときに、少しでも本人にとって...

てぃーぬオススメ本 すごく静かな気持ちで読んでいるのに、ときどき苦しくなったり泣きそうになる。 中学生の女の子たちのお話。 いじめられている子や、いじめられているわけではないけど、居場所が見つけられない子など、さまざまな子たちが出てくる。 読み終わったときに、少しでも本人にとっての良い方向に進んでくれたらと思う感じ。

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2018/01/07

学生の時はこういうことがたくさんあった。私は主人公側の人間で、辛いことを思い出す小説でもあった。ここから逃げ出すことは容易ではない。でもとりあえず大人にはなれるよ。すべての主人公たちにいいたい。

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2018/01/06

【あらすじ】 保健室登校をしているナツとサエ。二人の平和な楽園は、サエが“自分のクラスに戻る”と言い出したことで、不意に終焉を迎える―(「ねぇ、卵の殻が付いている」)。学校生活に息苦しさを感じている女子中学生の憂鬱と、かすかな希望を描き出す6つの物語。現役の中高生たちへ、必ずしも...

【あらすじ】 保健室登校をしているナツとサエ。二人の平和な楽園は、サエが“自分のクラスに戻る”と言い出したことで、不意に終焉を迎える―(「ねぇ、卵の殻が付いている」)。学校生活に息苦しさを感じている女子中学生の憂鬱と、かすかな希望を描き出す6つの物語。現役の中高生たちへ、必ずしも輝かしい青春を送って来なかった大人たちへ。あなたは一人きりじゃない、そう心に寄り添う連作短編集。 【感想】

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2017/10/02

今の時代の中学生を等身大の大きさで描いた良作。特にスクールカーストという成分がどの話でも欠かせないのだけれど、それがうまく表現されていると思う。教師には耳が痛くなる話が多いが、ぜひ中高生には共感できる部分があるはずなので読んでもらいたい一冊。

Posted byブクログ

2017/09/16

おとなしい性格の子が陥りがちな学校生活での苦痛。 昔からあるけど、最近の教室内格差はひどいと聞く。そう言う意味ではこの小説に出てくるような話は普通で優しい話なのかも知れない。

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2017/04/12

2014年に発売された本の文庫化で6つの短編からなるが、作者お得意の日常の謎ミステリではなく、それぞれの話がひたすらネガティブで、困ったことに何かしら心当たりがありそうな人の黒い面を直視されられるので結構ツラい・・・ さこもこ先生の場合、千谷くんにしても柴犬くんにしてもネガティブ...

2014年に発売された本の文庫化で6つの短編からなるが、作者お得意の日常の謎ミステリではなく、それぞれの話がひたすらネガティブで、困ったことに何かしら心当たりがありそうな人の黒い面を直視されられるので結構ツラい・・・ さこもこ先生の場合、千谷くんにしても柴犬くんにしてもネガティブだけど、小余綾さんやマツリカさんがいた。だけどこの本の主人公たちはそういう他人の救いはほとんどなく自分で現実を直視して折り合いをつけていかないといけない。 人によってはまったく共感できず、人によっては共感できすぎてツラい。そんな感じ。

Posted byブクログ

2017/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正直、痛々しくて読むのが辛かったです。もし自分が各話の主人公達と同じ立場だったらと思うのもそうですが、自分が先生の立場だったらどうするだろう? と考え出すと、まるで答えが見えてきませんでした。 また、最終話が第一話に繋がるという形式のため、多少ポジティブなエピローグがあったとしてもその後続く辛いストーリーを思うと、どうしてもすっきりした気分になれません。 ただ、これだけ気持ちを揺さぶられ、読むことに集中させられた話は久々でした。そうした点で、この作品は実はスゴい本なのではと思った次第です。

Posted byブクログ