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雨の降る日は学校に行かない の商品レビュー

3.6

58件のお客様レビュー

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2021/01/31

表紙の素敵な絵、お話が自分と同じような環境だったのに惹かれてこの本を手に取ってみました。 途中、読んでいて苦しくなるときもありましたが、読み終わったときに「読んでよかった」と心から思った作品でした。ほんの少し、学校に対する抵抗感が薄まったような気がします。

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2021/01/29

全教室の学級文庫に置くべき本だなと思った。 色々な登場人物が出てくるけど、全ての登場人物にフォーカスしたい気分。どう思ってるの?何を感じてるの?たぶん教師は現実でそれをやらなくてはならないんだろうな 春名風花さんの解説もよかった。

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2020/11/28

中学時代の、自分中心で、被害妄想的な考え方を思い出した。 自分は、自分が、って自分のことばっかりだったなぁ。それが思春期ってことか。 中学生の女子みんな、自分を大事に出来る人になってほしい。 そんなふうに思いながら読んでいた。思春期の瑞々しさがよく著されていたと思う。

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2020/11/01

教室という海の中を、危ういバランスで漂う女の子たち。教室という集団はほんの少しずつ自分に嘘ついて作り上げられている。 軽いタッチで心を切り裂いていくのが本当のイジメと同じで余計に苦しい。 でも希望を与えてくれる作品。そして表現が綺麗。

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2020/03/16

私自身が中学時代に不登校の経験があり、その時期に読んでいた本。 何度も読み返すほど気に入っていました。 これを読む度に各編の主人公少女らと友達になれたような気がして、当時の辛かった時期を乗り越えられた理由の一つです。 今はそんな時期も通り過ぎましたが、学校に心が向かない夜はこの本...

私自身が中学時代に不登校の経験があり、その時期に読んでいた本。 何度も読み返すほど気に入っていました。 これを読む度に各編の主人公少女らと友達になれたような気がして、当時の辛かった時期を乗り越えられた理由の一つです。 今はそんな時期も通り過ぎましたが、学校に心が向かない夜はこの本を読んで心を寄り添っています。

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2019/10/15

2019/10/15 910||アイ (3階文庫) 保健室登校のナツとサナエ。教室に入れなくても、二人は保健室でうまく過ごしていたのに、サナエは意を決して“教室に戻る”と言い出した。 教室という狭い空間。馴染める生徒もいれば、そうじゃない生徒もいる。学校生活に息苦しさを感じ...

2019/10/15 910||アイ (3階文庫) 保健室登校のナツとサナエ。教室に入れなくても、二人は保健室でうまく過ごしていたのに、サナエは意を決して“教室に戻る”と言い出した。 教室という狭い空間。馴染める生徒もいれば、そうじゃない生徒もいる。学校生活に息苦しさを感じる中学生の憂鬱やおぼろげな希望も見え隠れする短編集。

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2019/07/09

保健室登校、スクールカースト、不登校。 学校に居づらさを感じる女の子たちの短編集。 学校に行きたくても行けない。 誰も助けてくれない。 居場所を求めていじめる側になったり、理不尽ないじめに苦しんだり。 何人犠牲になれば学校は変わるのか。

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2019/03/29

大前提が「女子中学生が読む本だった」ってことか(^ ^; おっさんが読んでも共感できない...以前に、 想像もつかない「女子の実態」みたいな(^ ^; もちろん、筋も文章もきちんとしているので、 読み物としては読めるのですが... 解説のはるかぜちゃんが書いているような、 心の...

大前提が「女子中学生が読む本だった」ってことか(^ ^; おっさんが読んでも共感できない...以前に、 想像もつかない「女子の実態」みたいな(^ ^; もちろん、筋も文章もきちんとしているので、 読み物としては読めるのですが... 解説のはるかぜちゃんが書いているような、 心の深い部分での共感、みたいなものは さすがにムリ(^ ^; 「おっさんが読んでももったいない」って感じ(^ ^; 文庫巻末、はるかぜちゃんの「渾身の解説」は圧巻。 見事な人選であり、それに期待以上に応えている、 という感じです(^ ^

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2018/12/17

昔から学校でいじめはありましたが、SNSといまどきの変な言葉遣いはかつてより対象になった人に与えるダメージが大きくなっているように感じ、読んでいて辛くなりました。

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2018/06/04

図書館で借りて読んだ単行本に感動して文庫版を購読。 「明るい」「活発」「積極的」が美徳とされる学校では、そうでない子は生きづらいよなぁ。 だからと言ってからかわれたり見下されたりする理由にはならないんだけど。 表題作の飯島さんみたいに、積極的かつ「社交的」だけど人の気持ちには鈍...

図書館で借りて読んだ単行本に感動して文庫版を購読。 「明るい」「活発」「積極的」が美徳とされる学校では、そうでない子は生きづらいよなぁ。 だからと言ってからかわれたり見下されたりする理由にはならないんだけど。 表題作の飯島さんみたいに、積極的かつ「社交的」だけど人の気持ちには鈍感で平気で人を貶めたり踏みつけたりする子だっているのにね。 主人公のさっちゃんは長谷部先生に救われて保健室登校とはいえ学校へ行けるようになったけれど、根本的な解決にはなってないよなぁ。 いじめっ子たちは今までと変わらず教室で勉強できていて、いじめられた子は一種特殊な環境に入って努力や我慢を強いられる。 はるかぜちゃんこと春名風花さんの解説が、そういった理不尽さをザクザク抉り出してくれていて痛快です。 「担任の川島先生最悪。(中略)本の中に入ってぶん殴りたい。」のくだりに全面同意です!

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