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雨の降る日は学校に行かない の商品レビュー

3.6

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2022/11/17

普遍的なテーマだと思うけど、良かった。 心理描写が繊細で、主人公たちの気持ちがよく伝わってきた。私が特に好きなお話は「放課後のピント合わせ」。しおりの最初の方の行動は、見ていて気持ちの良いものではなかった。でも、しおりの行動にも理由があることがわかって、なんとも言えない気持ちにな...

普遍的なテーマだと思うけど、良かった。 心理描写が繊細で、主人公たちの気持ちがよく伝わってきた。私が特に好きなお話は「放課後のピント合わせ」。しおりの最初の方の行動は、見ていて気持ちの良いものではなかった。でも、しおりの行動にも理由があることがわかって、なんとも言えない気持ちになった。 「死にたいノート」の涼の気持ちも少しわかる気がした。物語を綴ることが好きなのも同じだった。より良く明日を生きたいと思わされた。

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2022/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学校は不条理で、残酷で、とても苦しい。 行きたくないなら、行かなくてもいい。 学校へ行けなくなってしまった子が戦っていない訳じゃない。頑張っていない訳じゃない。他の生徒とは違う道を選ぶ分、想像を絶する覚悟を強いられている。 悩んでいる子に対して綺麗事で励ますんじゃなく、寄り添うような小説です。とても素晴らしい作品でした。

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2022/09/18

女子中学生は大変だ。 なかなか共感するところまではいかないが、 単純なハッピーエンドにしていないところがよかった。

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2022/08/29

話の展開は浅いなって思っちゃったけど、話に出てくる登場人物は学生時代の私と似ていて、「青春を楽しめない人だっているよな」って気持ちになった。同じような人たちに届いてほしい。

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2022/08/23

中学生女子は本当に大変。死にたいノートが題名は怖いけどいちばん好きです。表題の話は出てくる先生が最悪でイライラしちゃう。

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2022/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ゆで卵」「フィルムカメラ」「スカート」といった、モチーフの使い方がとてもいいなぁと思った。 とくに、「放課後のピント合わせ」の「だってこのカメラはアナログで、デジタルじゃないから、アップロードなんてできない。できなくたって、きっと構わない。」という台詞が秀逸だと思った。

Posted byブクログ

2022/06/28

小説を読んで率直に気持ちを書くなら「嫌な気持ちになる」だ。 "いじめ" 何がきっかけで始まるのか、どうしたら終わるのか 自分はどうしたらいいのか、定義もわからないが 周りが、自分がそう思ったらそうなんだと思う。

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2022/06/18

雨の降る日は学校に行かない(集英社文庫) 著作者:相沢沙呼 発行者:集英社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 あなたは一人きりじゃない。こころに寄り添う連作短編集。

Posted byブクログ

2022/05/28

あんなに小さな建物の中に、たくさんの人が詰め込まれるのって変。そりゃあ、誰かと比べたり、比べられたりしちゃうよね。あんな狭い世界に閉じ込められちゃうなんて逃げ出したくなることもある。みんながみんな、それぞれの、問題を抱えて生きているんだな。 P45 「わたしの手にあるプリント用...

あんなに小さな建物の中に、たくさんの人が詰め込まれるのって変。そりゃあ、誰かと比べたり、比べられたりしちゃうよね。あんな狭い世界に閉じ込められちゃうなんて逃げ出したくなることもある。みんながみんな、それぞれの、問題を抱えて生きているんだな。 P45 「わたしの手にあるプリント用紙みたく薄っぺらで、けれど指先を切り裂くくらいには鋭く、ちくりとする話だった。」

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2022/05/25

学校生活で集団とは離れた生き方をしている人たちの物語。私は虐められはしなかった(気づかなかっただけかも)けど、カーストでいうと下の方だったので、キャピキャピしている人たちとは無縁の生活。もはや嫌ってた側だったから、この小説は共感が多かったけど、なんだか可哀想になって胸がギューって...

学校生活で集団とは離れた生き方をしている人たちの物語。私は虐められはしなかった(気づかなかっただけかも)けど、カーストでいうと下の方だったので、キャピキャピしている人たちとは無縁の生活。もはや嫌ってた側だったから、この小説は共感が多かったけど、なんだか可哀想になって胸がギューってなった。

Posted byブクログ