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火喰鳥 の商品レビュー

4.3

119件のお客様レビュー

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2024/02/02

江戸の火消したちの物語。セリフや文章の端々にシビれ、何度も目頭が熱くなりました。当時の消防について初めて知ることもたくさん。まだまだ続くので楽しみ。

Posted byブクログ

2024/01/22

今村将吾さんの作品にハマり3冊目となる。どの作品も家族、友情、愛、夢、生きがい等、人生に大切なテーマを中心に描かれており、必ず共感できる登場人物や感動する場面があるため、笑いあり涙ありで大変読みやすい。悪役でさえ、悲惨な経験をすると、自分もそのような考えや行動をとってしまうかも、...

今村将吾さんの作品にハマり3冊目となる。どの作品も家族、友情、愛、夢、生きがい等、人生に大切なテーマを中心に描かれており、必ず共感できる登場人物や感動する場面があるため、笑いあり涙ありで大変読みやすい。悪役でさえ、悲惨な経験をすると、自分もそのような考えや行動をとってしまうかも、、と思わせる描き方のため引き込まれる。本作品は火消し(消防)の話であり、主人公(源吾)を中心に個性豊かなキャラクターが集結し、出羽新庄藩の火消組織を再建していく様はまさに王道の少年漫画のよう。特に源吾の妻である、深美は愛情深く、銭勘定にうるさい魅力的な人物で面白かった。普段、歴史小説を読まない方にもおすすめである。個人的には史実に近い歴史物が好きなため、賤ヶ岳の7本槍の話である『八本目の槍』が好みであった。塞翁の盾など別の作品も読んでいきたい。

Posted byブクログ

2024/01/16

いつの時代も火事は怖い。消防が発達した現代ですら消火は大変だと言うのに、江戸時代はさらに被害が大きい。 元最強の火消しだった源吾はある事件から火消し辞めていたが、ひょんなことから再度火消しになることに。組織を再建するため、あちこちから優秀そうな人材をスカウトしては火消しにする様は...

いつの時代も火事は怖い。消防が発達した現代ですら消火は大変だと言うのに、江戸時代はさらに被害が大きい。 元最強の火消しだった源吾はある事件から火消し辞めていたが、ひょんなことから再度火消しになることに。組織を再建するため、あちこちから優秀そうな人材をスカウトしては火消しにする様はまるで七人の侍。イキイキとした躍動感あふれる登場人物たちと、江戸の街を火事による恐怖に陥れる狐火の対決。狐火とは誰なのか?ミステリ要素もあり、グイグイ引き込まれる。 今村翔吾さんは昨今知名度を上げ、執筆の傍ら、書店の再建にも尽力しているため文芸界でも目立つ存在だ。これからも作品が売れ、全国で書店が増えたらいいなと思う。

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2024/01/12

登場人物のバックグラウンドの描写が 生き生きと描かれ、読んでいてどんどん没入していく。 好きだったのは、やはり深雪と新之助かな。 深雪が源吾に厳しめに(面白く)接するのも、 初恋を成就させた強い意志と深い愛情からと胸熱。 何事も鋭く数字に勘定出来る能力も、 査定の根拠はほぼ深雪の...

登場人物のバックグラウンドの描写が 生き生きと描かれ、読んでいてどんどん没入していく。 好きだったのは、やはり深雪と新之助かな。 深雪が源吾に厳しめに(面白く)接するのも、 初恋を成就させた強い意志と深い愛情からと胸熱。 何事も鋭く数字に勘定出来る能力も、 査定の根拠はほぼ深雪の主観オンリーでまた面白い。 新之助の心の葛藤と今後の成長も楽しみだし、 クォーターの聖十郎の存在も興味深い。 いつか続きを読みたくなったらすぐに読めるように、 紀伊國屋新宿本店で②③を取り急ぎ購入。 紀伊國屋新宿本店は多分全ての本の在庫がある(しかも複数)。

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2024/01/08

登場人物がそれぞれキャラ立ちしていて、兎に角粋でかっこいい江戸の火消し達の物語。 主人公の渾名が「火喰鳥」ってのもこれまたカッコが良い。 火消し達の苦悩や色々な思い、それを乗り越えて火事と戦う様がが熱く熱く描かれています。

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2023/12/26

今村翔吾さんの本を読んでから歴史小説のジャンルを読むようになった。登場人物がとにかく良い! そして、はまっていく。次の本を読むのが楽しみになる‥

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2023/12/13

江戸の火消しが活躍するお話。 登場人物が個性的で魅力的だし、とにかく熱くてカッコいい。刺さるセリフもたくさんで、何度シビレ、涙したことか。 時代小説が苦手な人にも読みやすい文章だし、絶対にお勧め!

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2023/11/19

登場人物が個性豊かに生き生きと描かれて映画を観ているような立体感を感じました。 楽しかった、面白かった。 すぐ、この作家先生の次作を予約します。

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2024/01/10

これぞ時代小説の真骨頂というような、読み応えのある一冊。 主人公を筆頭に、それぞれ様々な過去を持つ個性豊かなキャラクターの登場人物が、江戸の大火に対峙するエンターテイメント性は読み応えありました。

Posted byブクログ

2023/10/10

羽州ぼろ鳶組シリーズ第一弾。 イクサガミの作品で今村翔吾さんを知り、この処女作品を手に取ってみましたが本当に面白かったです。 普段はほとんどミステリー系の本しか読まず、時代小説は昔の歴史や言葉を知らないと読みにくく挫折するかと思っていましたが割と読みやすく、火消しという現在におけ...

羽州ぼろ鳶組シリーズ第一弾。 イクサガミの作品で今村翔吾さんを知り、この処女作品を手に取ってみましたが本当に面白かったです。 普段はほとんどミステリー系の本しか読まず、時代小説は昔の歴史や言葉を知らないと読みにくく挫折するかと思っていましたが割と読みやすく、火消しという現在における消防士のような人たちに焦点を当てた作品で、登場人物たちのキャラクターが凄く個性豊かで、物語としても続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした。 第一弾は、過去に火喰鳥の異名を持つ松永源吾が新庄藩火消組を再結成するために人集めをしていくお話です。 シリーズとしては序章に当たる部分かと思いますが、時代小説のはずがどこかミステリーちっくな部分もあり、今後も楽しみです。

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