1,800円以上の注文で送料無料

火喰鳥 の商品レビュー

4.3

119件のお客様レビュー

  1. 5つ

    54

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2022/10/02

“火事と喧嘩は江戸の花”などという呑気な言葉を怒鳴りつけたくなるような、一方なるほどと思ってしまうような作品。 火消衆の仲間が集まり、主人公とヒロインの過去が明かされ、ラスボスの誕生秘話が紡がれ、大団円を迎えるー 少年でなくともワクワクしてしまうストーリーに一気読み。この作者の最...

“火事と喧嘩は江戸の花”などという呑気な言葉を怒鳴りつけたくなるような、一方なるほどと思ってしまうような作品。 火消衆の仲間が集まり、主人公とヒロインの過去が明かされ、ラスボスの誕生秘話が紡がれ、大団円を迎えるー 少年でなくともワクワクしてしまうストーリーに一気読み。この作者の最新作から逆読みして来てこのデビュー作に至るが、凄まじい才能だと改めて感服。

Posted byブクログ

2022/09/11

シリーズとして長いからどうしようかなと思いながら手にとったら、はまってどんどん読んでしまった。渋川晴海も鬼の平蔵も田沼意次もでてくる。時代小説にわくわくしたのは初めてかも。江戸っ子最高。わたしもてやんでえ!って言いたい。

Posted byブクログ

2022/09/17

塞王の楯から始まった今村翔吾さんの著書あさり。 ぼろ鳶組シリーズは読み出したら抜け出せないだろうなと、あえて手にとってこなかった。 後れ馳せながら読んでみると、やはりのめり込む面白さ。 これがデビュー作とは恐れ入ります。 渋川春海が出てくるのが印象的。冲方丁さんの「天地明察」の世...

塞王の楯から始まった今村翔吾さんの著書あさり。 ぼろ鳶組シリーズは読み出したら抜け出せないだろうなと、あえて手にとってこなかった。 後れ馳せながら読んでみると、やはりのめり込む面白さ。 これがデビュー作とは恐れ入ります。 渋川春海が出てくるのが印象的。冲方丁さんの「天地明察」の世界と重なって厚みが増した感じです。

Posted byブクログ

2022/08/23

江戸随一の武家火消だった「火喰鳥」こと松永源吾。ある事情で火消しを辞め浪人暮らしをしていたが、出羽新庄藩からの誘いで火消頭取として、藩の火消組織再建に奔走する。まずは頭取並の新之助に加え、寅次郎・彦弥・星十郎という主要メンバー集めから、狐火の正体を突き止め、真相を明らかにしていく...

江戸随一の武家火消だった「火喰鳥」こと松永源吾。ある事情で火消しを辞め浪人暮らしをしていたが、出羽新庄藩からの誘いで火消頭取として、藩の火消組織再建に奔走する。まずは頭取並の新之助に加え、寅次郎・彦弥・星十郎という主要メンバー集めから、狐火の正体を突き止め、真相を明らかにしていく様に、ページをめくる手が止まらなかった。また源吾の妻・深雪が最高にカッコいい女性。私が男ならこんな奥さんが欲しいかも。ただ秀助だけが…。これが今村翔吾さんのデビュー作とは、もっともっと他の作品も読んでいきたいと思った。

Posted byブクログ

2022/08/22

最初のエピソード、この子はひょっとしてからのやっぱり!は嬉しかったのですが、実は彼女だと気づいてなかったんですね。。はいいとして、登場人物が活き活きと描かれていて、とてもおもしろかったです。続きを読むのが楽しみです。

Posted byブクログ

2022/08/13

久しぶりにきた〜と言う感じです。 このところNetflixの「シカゴファイア」という消防署のパニックアクションドラマにはまっていたのだが、コレを江戸の火消しで読ませてくれるのか〜久々のにシリーズ化を期待させる作品に出会えました。そしたらコレ2017年から結構半年ペースで出ているよ...

久しぶりにきた〜と言う感じです。 このところNetflixの「シカゴファイア」という消防署のパニックアクションドラマにはまっていたのだが、コレを江戸の火消しで読ませてくれるのか〜久々のにシリーズ化を期待させる作品に出会えました。そしたらコレ2017年から結構半年ペースで出ているようなので、早速図書館に予約です。 ヨッ、ぼろ鳶、期待してるぜぃ❗️

Posted byブクログ

2022/07/22

田沼意次の政策により人がごった返した大都市、江戸。そのような町で起こる火事の恐ろしさは想像に難くないのに、それすらも見世物にする江戸っ子達とは、強かなのか阿呆なのか。 こういった理由から火消稼業は能力も見た目も重視されるのだが、藩財政が芳しくないためにボロを着込み、ろくな火消も揃...

田沼意次の政策により人がごった返した大都市、江戸。そのような町で起こる火事の恐ろしさは想像に難くないのに、それすらも見世物にする江戸っ子達とは、強かなのか阿呆なのか。 こういった理由から火消稼業は能力も見た目も重視されるのだが、藩財政が芳しくないためにボロを着込み、ろくな火消も揃えられない新庄藩の弱小火消部隊。 その部隊を立て直すべく取り立てられたのが、かつて火喰鳥と呼ばれるほど高名な火消だった主人公の源吾だ。 彼が立て直すべく奮闘する様は小気味よくもあり、合間に挟まる登場人物たちのドラマで目頭が熱くもなり、ブラックユーモアにくすりとさせられる事もあり…エトセトラエトセトラ。 とにかく全ての感情が凝縮された作品。2作目以降もあるようだが、1作完結でもおかしくないほどの大ボリューム。 とりあえず2章まで読んで面白くなかったら読まなくてもいいけれど、大体の人には刺さるであろう作品。 強いて言うなら、もう少し主人公サイドに暗さがあった方が好みだった。次回作以降に期待。

Posted byブクログ

2022/07/20

初の今村先生作品&時代小説でした。友達に薦められて購入して、最初は時代小説って読みにくそう…と思いながら読み始めましたが、冒頭から面白いのと読みやすくて、気づけば一気読みしていました。 登場人物たちそれぞれの肉厚さ、展開の軽快さと、そこに降りかかる災難と人災と天災。火消というの...

初の今村先生作品&時代小説でした。友達に薦められて購入して、最初は時代小説って読みにくそう…と思いながら読み始めましたが、冒頭から面白いのと読みやすくて、気づけば一気読みしていました。 登場人物たちそれぞれの肉厚さ、展開の軽快さと、そこに降りかかる災難と人災と天災。火消というのを生業にしているので、完全無欠かと思いきや、出てくる人たちは誰しもそうではなく、きちんとただの「人」というのもグッときました。仲間を見つけ、困難に立ち向かう。さしずめ少年漫画のようなRPGのような、そんなワクワクをまさか時代小説から得られるとは思っておらず、読了後にもっと早く読めば良かった…と思いました。 物語はまだまだこれからなので、続きを読むのが楽しみです!わたしみたいに、時代小説というジャンルを敬遠している人こそ、読んでほしい作品だと感じました。

Posted byブクログ

2022/07/18

命を懸けて火と戦う男たちの物語。 笑いあり、人情あり、涙ありですごく面白かった! 最初は少しずつ仲間が増えていく過程で彼らの人柄の良さや役割、火消しというものについてを理解していくお話。 後半は火付けの犯人探しに主人公の過去の話を絡めていき、一気に面白くなった。 ぼろ鳶たちがすご...

命を懸けて火と戦う男たちの物語。 笑いあり、人情あり、涙ありですごく面白かった! 最初は少しずつ仲間が増えていく過程で彼らの人柄の良さや役割、火消しというものについてを理解していくお話。 後半は火付けの犯人探しに主人公の過去の話を絡めていき、一気に面白くなった。 ぼろ鳶たちがすごく素敵で、色々な問題を克服していく中で成長していくのが読んでて応援したくなる。 深雪の想いにも泣けた。 続きが楽しみ!

Posted byブクログ

2022/07/15

「パパ、この本メチャ面白い。チョーお勧めだよ」 と、カミさん推しの時代小説「火喰鳥」を読んでみた。 うーむ、これはヤバい。面白すぎる。 こんな本があったのか。江戸随一と呼ばれた侍火消の物語。疾風の様なストーリー展開に心が躍る。感涙するシーンが何度も押し寄せる。 魅力溢れる人物...

「パパ、この本メチャ面白い。チョーお勧めだよ」 と、カミさん推しの時代小説「火喰鳥」を読んでみた。 うーむ、これはヤバい。面白すぎる。 こんな本があったのか。江戸随一と呼ばれた侍火消の物語。疾風の様なストーリー展開に心が躍る。感涙するシーンが何度も押し寄せる。 魅力溢れる人物が駆け巡り、粋な会話が胸に響く。 極め付きは主人公源吾の妻深雪。男性のみならず誰だって深雪のファンになるだろう。 5年前の作品なのに既に13作まで続編が出ている。 書評によれば、いささかの緩みもなく手に汗握る傑作が続くとのこと。こりゃ読むのが楽しみだ。

Posted byブクログ