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野村證券第2事業法人部 の商品レビュー

3.6

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    14

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  4. 2つ

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2024/11/04

野村證券の黄金期、トップセールスマンであった著者横尾氏がいかにして顧客の信頼を勝ち取りコミッションを稼いだかについて記した前半、野村證券からの独立後巻き込まれたオリンパス事件についての後半の2部構成。特に前半部分は必読。

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2024/09/16

野村證券のエリート街道である地方支店~第2事業法人部(第2事法)を社内トップクラスのコミッション(手数料)でのし上がった横尾氏の自伝。 野村證券でコミッションを稼ぐことがどういうことなのかという実態を暴露している部分はあるが、当時はこういうのが半ば当たり前だったと思うと、昭和~...

野村證券のエリート街道である地方支店~第2事業法人部(第2事法)を社内トップクラスのコミッション(手数料)でのし上がった横尾氏の自伝。 野村證券でコミッションを稼ぐことがどういうことなのかという実態を暴露している部分はあるが、当時はこういうのが半ば当たり前だったと思うと、昭和~平成序盤は今以上にヤクザな業種だったのだなぁと思わされるし、実感とも近い。 こういう血も涙もないような世界は痛快さがある一報で、世の中にはこういう目的のためには本当に手段を選ばないような化け物の巣窟なのだなということを思い知らされる。 audibleで聞いているせいもあるとおもうが、証券業務には全く明るくはないので横尾氏が何をやったのか、それが正当なのかどうかはまったく理解できていない。 そのあたりを理解しようとするとそれなりの多少なりとも業務知識が必要と思われる。 とはいえ、オリンパスの粉飾決算事件についてはあくまで本人のみの供述であるため、どこまでが正なのかは分からないし、分かったとしても個人的にはあまり利はないので雰囲気で読んでいる。 ※audible版

Posted byブクログ

2024/07/01

「野村證券第2事業法人部」は、元野村證券の証券マンである横尾宣政氏が著した本で、野村證券での彼の経験とオリンパスの巨額粉飾事件について語られています123。以下にその要約として、重要な内容を3点書き出します: 野村證券での営業体験12: 本書の前半部分では、横尾氏が野村證券での...

「野村證券第2事業法人部」は、元野村證券の証券マンである横尾宣政氏が著した本で、野村證券での彼の経験とオリンパスの巨額粉飾事件について語られています123。以下にその要約として、重要な内容を3点書き出します: 野村證券での営業体験12: 本書の前半部分では、横尾氏が野村證券での営業体験を詳細に描いています12。彼は厳しいノルマの中で新人トップの成績を上げ、「コミッション(手数料収入)亡者」とまで呼ばれるようになりました3。 オリンパスの巨額粉飾事件12: 本書の後半部分では、横尾氏がオリンパスの巨額粉飾事件について語っています12。彼はこの事件に関与していないと主張し、その証明を試みています12。 金融業界の実態と問題点12: 本書全体を通じて、横尾氏は金融業界の実態とその問題点を赤裸々に描いています12。彼は顧客の損失を引き起こす野村證券の営業スタイルや、顧客の資金で大胆な投資を行う証券マンの実態を明らかにしています12。

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2024/01/12

営業をやってると、自社や商品に自信がなくなることが必ずあります。そんな際にみてもらいたい究極の暴露本。圧倒的にダメな商品を、死んでも売らないと生き残れなかったあの時代。

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2023/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元野村証券の横尾の野村時代の武勇伝 数々の赤字案件を解決して消防士と呼ばれた 社長候補にはなれない 不祥事続きの野村を退社 財テクで失敗したオリンパスから声をかけられた 買収したベンチャーの立ち上げをしたが マネーロンダリング、粉飾は知らない 裁判になるとオリンパス側が口裏を合わせる 拘置所にいる間、刑務官は味方 リクルート事件の江副は取り調べ中、立たされていて見てられなかった 現在控訴中

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2022/03/12

前半の野村証券時代の話は興味深い。 証券マンとして成功する人はこうゆう人なんだと実感。 後半は巨額粉飾決算への関与を否定する内容であるが、読めば読むほど、「関与しているんじゃない?」と感じてしまった。

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2021/05/19

前半はおもしろかった。ブラック企業過ぎる。絶対に自分は耐えられない…。 後半はよくわからなかったのでほとんど読んでいない。

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2021/05/03

「これ読んでみろ。うちよりブラックな会社があるぞ」と前職で上司に言われて読んだ本。 確かに、成績悪いから家族を呼び出されて泣かれるのは、どんな罵声よりきつい・・ 今仕事でこの会社と取引する事になったので、改め読み返してみた。 いつも電話ではフレンドリーな担当者の方も、背景が...

「これ読んでみろ。うちよりブラックな会社があるぞ」と前職で上司に言われて読んだ本。 確かに、成績悪いから家族を呼び出されて泣かれるのは、どんな罵声よりきつい・・ 今仕事でこの会社と取引する事になったので、改め読み返してみた。 いつも電話ではフレンドリーな担当者の方も、背景がこのような環境なのかな・・と考えると、フレンドリーの笑顔に騙されないようにしないと・・

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2021/04/25

野村を辞めるまでの話はとっても面白い。 ① 前半は証券営業武勇伝ものとして楽しい。著者は手数料を稼ぐ才能がある。バブル期の野村でトップ級だから傑出した才能と能力があった。しかし手数料稼ぎの権化、軍隊で言うとランボー的な人間であってマッカーサー路線ではないので社長や会長は無理で副社...

野村を辞めるまでの話はとっても面白い。 ① 前半は証券営業武勇伝ものとして楽しい。著者は手数料を稼ぐ才能がある。バブル期の野村でトップ級だから傑出した才能と能力があった。しかし手数料稼ぎの権化、軍隊で言うとランボー的な人間であってマッカーサー路線ではないので社長や会長は無理で副社長までだね、ということが役員一歩手前のときにわかる。そして自分より無能で格下みたいな氏家が社長になって面白くなくなって辞めちゃうみたいな感じ。 ② 辞めてビジネスを立ち上げるが、、、手数料稼ぎの才能はあったがビジネスの才能はなかった。分厚すぎる野村の顧客層と野村の金看板がないと大したことはできないということだろう。著者は有能な人だとは思うが野村での手数料稼ぎに過剰適応してしまっていて、野村後のビジネス人生にはうまく適応できなかったのだと思う。そのうちに旧知のオリンパス山田にアドバイス、取り込まれて犯罪に巻き込まれてえらい目にあっちゃた、、という話。 ③ 野村の大物OBは犯罪加担率がたぶん異様に高い。野村では実力発揮で活躍できても野村を辞めたら何もできない。そのうちに貧すれば鈍して元野村の肩書とべしゃりとコネでサラリーを貰うしかなくなって、犯罪に巻き込まれていくのだろう。

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2021/01/23

横尾宣政氏によるビジネス奮闘手記 ●感想  本は野村證券第二事業部法人部に焦点を絞って書かれているわけではない。著者が経験したビジネス経験ハイライトについて、1つ1つ書かれている。法紛争の話が多い後半は要点を掴みきるのが難しかった。投資や法律に関する専門用語も多い。あんまりタ...

横尾宣政氏によるビジネス奮闘手記 ●感想  本は野村證券第二事業部法人部に焦点を絞って書かれているわけではない。著者が経験したビジネス経験ハイライトについて、1つ1つ書かれている。法紛争の話が多い後半は要点を掴みきるのが難しかった。投資や法律に関する専門用語も多い。あんまりタイトルに沿った本ではない。 ●この本のエッセンス *野村證券という企業は、客の利益など大して考えず、とにかく営業成績重視で事業を行っていた事実があること *検察がその気になれば、好きなように立件、社会的な犯罪者として裁くことのできる権利を有していること *野村證券という巨大組織における権力闘争ケーススタディ ●本書を読みながら気になった記述・コト *トッカンは事実の無い納税を求めた。新聞に野村證券が違法行為を行っているとリークした → 国策捜査のような事態になっていた ■主幹事証券会社を巡っての争いが絶えなかった 「主幹事証券会社とは (1) 主幹事証券会社とはなんですか。 (2) どのように決定すればよいのでしょうか。 Answer (1) 上場に関して申請会社を支援する業務を行う証券会社を「幹事証券会社」といい、株式上場時には通常4~7社程度の幹事証券会社が申請会社に関与します。そのなかで中心的な役割を果たす幹事証券会社が「主幹事証券会社」です。 主幹事証券会社の業務には、主に以下のようなものがあります。 上場前: 上場申請書類の作成指導、内部管理体制の整備指導、資本政策の立案 等 上場時: 募集及び売出しによる株式の引受、公開価格の決定、取引所等の上場審査への対応 等 上場後: 資金調達に関する指導、株価についての助言 等 (2) 主幹事証券は、上場前から長時間を要する作業を行うことになるため、できるだけ早い時期に決定する必要があります。主幹事証券の決定にあたっては、証券会社にはそれぞれの特色があるため、 ①経験・実績、②コスト、③上場時の販売力・営業力、④上場後のIR・ファイナンス等の提案力 等を総合的に勘案することが大切です。(https://www.eyjapan.jp/services/assurance/ipo/ipo-qa/08-004.html)」 ■ワラントとは 「 ワラント 新株予約権。新株引受権ともよばれる。定められた一定期間内に、あらかじめ決められた行使価格で会社の新株を購入できる権利のこと。 金利や配当率が低い債券などを受け入れてもらうためのインセンティブとして発行されることが多い。発行会社の成長の可能性が高ければ高いほどワラントのインセンティブ効果が高くなる。なおワラントが付与された社債を「ワラント債」という。 例えば、株の市場価格が1000円の会社が行使価格1500円、行使期間10年のワラントを発行したとすると、そのワラントは今後10年、株価が2000円になっても3000円になっても1500円で購入できる権利を保証する。ただし10年間を通じて株価が1500円を超えなかった場合、ワラントは無価値となる。(https://www.antelope.co.jp/navigation/finance/word/kana10/word1.html)」

Posted byブクログ