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野村證券第2事業法人部 の商品レビュー

3.6

46件のお客様レビュー

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2018/06/29

ヤフーファイナンスのとある板で紹介されていたのを見て興味を持ち読んでみました。凄腕の証券マンとはこういうもの、というのが良く分かります。お金の世界の泥臭さだけでなく、著者である横尾さんの記述が正しいとするなら法の世界も然り、いろいろと世の中の汚い部分を目の当たりにした感じになり、...

ヤフーファイナンスのとある板で紹介されていたのを見て興味を持ち読んでみました。凄腕の証券マンとはこういうもの、というのが良く分かります。お金の世界の泥臭さだけでなく、著者である横尾さんの記述が正しいとするなら法の世界も然り、いろいろと世の中の汚い部分を目の当たりにした感じになり、大変勉強になります。様々なことを学び、リテラシーを付けていかねばならないとつくづく思いました。

Posted byブクログ

2018/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シンプルに考えれば当たり前だけど、気がつかなかった。証券会社は購入者のためではなく発行会社(客)のため、コミッションのために売っている。購入者の損得はどっちでもいい。本質を見抜く力が無ければ付き合えない世界だわ。 今、何かが表沙汰になれば、多くの人がやっぱりなって、思うのではないか。 一度失った社会的信用を取り戻すことは難しい。人は入れ変わっても「業」は、ずっと消えないのかもしれない。宮部みゆきの「ペテロの葬列」を思い出す。 本来、会社とは社会を豊かにするために存在する。これに共感して投資をするが、この本の前半では、金融業界のドロドロした裏側をあっけらかんと語られ、戦慄が走った。 何も知らない人を騙し大口顧客にその金を横流しして、潤わすなんて、それが本当にビジネスなの?彼らは死ぬ間際に、いい人生だったと思うのだろうか? なんて本気で考えさせられるということは、この本は、リアルで優れた作品なのかも知れないと感じた。 後半は、裁判の話で、日付がどうとか、ちょっと分かりづらかった。

Posted byブクログ

2018/02/10

前半はモーレツ証券マンとして野村證券で過ごした 20年を、後半は独立後にオリンパス巨額粉飾決算事件になぜか巻き込まれる姿を描いた著者の半生記。 後半パートでは、警察・検察による冤罪事例(良心的に見れば、検察による価値観転換ポイント)とそれに付き合わされた無実の人々を数多く知って...

前半はモーレツ証券マンとして野村證券で過ごした 20年を、後半は独立後にオリンパス巨額粉飾決算事件になぜか巻き込まれる姿を描いた著者の半生記。 後半パートでは、警察・検察による冤罪事例(良心的に見れば、検察による価値観転換ポイント)とそれに付き合わされた無実の人々を数多く知っているだけに、警察・検察機構への怒りと諦観をあらためて感じざるを得ない。しかし、当然とは言え本書は著者の一方的な記述だけに一方的にこれを支持するわけにもいかないし、実際にかなり苦しい言い訳も目立って星 3つくらいか。 一方、前半は圧巻。1980年代当時の証券営業の実態を描いて生々しく、1991年の証券不祥事について野村證券側から記述した資料としても非常に貴重。営業マンの言いなりに株なり投信なりに手を出そうと考えている人にとっては必読の一冊。

Posted byブクログ

2018/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

野村証券で優秀な成績を収めされた著者によるノンフィクションのストーリーで面白かった。また、一方で日本の検察組織がどれだけ事件ありきで、でっち上げで事を進めているかが分かる著書であった。 後半の事件詳細は少しくどく、読むスピードが落ちたがそれまでは横尾氏の頭の良さや野村証券という会社の文化に興味を惹かれ、あっと言う間に読みきってしまった。

Posted byブクログ

2017/12/31

なんと家族が持っていた!となると後でもいっかと(家族は私と違い買った本で読んだ本でもなかなか手放さないので)かなり積ん読期間が延びそう

Posted byブクログ

2017/12/12

顧客を食い物にし、損を「大損」にしなかったことを誇らしげに語り、当時を回顧し悦に入り、それを武勇伝として正当化する、不愉快を通り越して恐怖を感じる。オリンパス巨額粉飾事件への関与は冤罪なのかもしれないが横尾氏ならやりかねない印象を持ってしまった。野村證券時代の用意周到な人物像に対...

顧客を食い物にし、損を「大損」にしなかったことを誇らしげに語り、当時を回顧し悦に入り、それを武勇伝として正当化する、不愉快を通り越して恐怖を感じる。オリンパス巨額粉飾事件への関与は冤罪なのかもしれないが横尾氏ならやりかねない印象を持ってしまった。野村證券時代の用意周到な人物像に対してGCI時代のザル体質は違和感を感じるし、疑惑の出来事は詳述すぎる。 もちろん横尾氏の卓越した営業センスや相場観は認めざるを得ないし唸らされるような優れたスキームも多々ある。また高度経済成長期からニクソンショックを乗り越えバブルへ昇華し崩落する激動の時代を、中心的人物である野村證券の第一線に居たことは興味深い。しかし、例えばワラントを使ったマイナス金利による資金調達など自信満々に披露しているが、上昇相場前提でリスクを無視した結果オーライの欺瞞に満ちたスキームだ。ほか群栄や日商岩井を稚拙や狡猾などと名指しで批判し、上司同僚たちの品位を貶めるような本書は狂気に満ちていると言わざるを得ない。

Posted byブクログ

2017/12/02

前半の野村営業の現場は生々しく描写されている。後半の冤罪と主張する内容は、事実との相違を述べるだけで、示唆に富むものではない。おそらく冤罪なのだろうが、後半部分は、その前半部分に比べ生々しさは薄く、「事実はこうだった」の羅列でしかなかったところは惜しい。

Posted byブクログ

2017/10/22

証券マンを目指す人には、ある意味必読の書かもしれない。 とりあえず言えることは、後輩をいじめたり恫喝するのはいただけない、というその思いである。 著者はそのような壮絶な会社にいながらも、なんとか証券をよいものにしようと奔走する姿が垣間見えた。 全体としては、ところどころ専門用語...

証券マンを目指す人には、ある意味必読の書かもしれない。 とりあえず言えることは、後輩をいじめたり恫喝するのはいただけない、というその思いである。 著者はそのような壮絶な会社にいながらも、なんとか証券をよいものにしようと奔走する姿が垣間見えた。 全体としては、ところどころ専門用語が出て来るものの自分の経験の補説としてにとどまるので、「いま証券市場がどうなっているのか」「これからは証券市場はこうなっているだろう」といった概略・未来が見えてきづらいものがあった。本人としてはデータベースに基づくマーケティングを行いたいという信念に基づいて、会社を設立したようである。彼には証券に関するビジネス書を書いてほしいと思えた。 途中から彼はオリンパス巨額粉飾事件に関与したとし、私もどこまで把握しているかどうかはわからないものの、組織犯罪処罰法および金融商品取引法で逮捕された。しかし彼は冤罪を主張している。理由は金融商品への署名が偽りであったかどうかということである。 著者は有罪になってしまったようだ。獄中でのことを読むと、検察の「何が何でも有罪にしてやる」という執念さえ見て取れ、なんだかいたたまれない気持ちになった。

Posted byブクログ

2017/10/22

バブル前後の証券会社の様子が良く伝わる内容であった。ただし、専門的な内容も含まれており、解説などを充実させて読者に理解させる努力をしてほしかった。 冤罪の主張がメインだと思われるが、それよりも証券会社というものが中短期の株価などの資金運用を自在に操れるということが分かったことの方...

バブル前後の証券会社の様子が良く伝わる内容であった。ただし、専門的な内容も含まれており、解説などを充実させて読者に理解させる努力をしてほしかった。 冤罪の主張がメインだと思われるが、それよりも証券会社というものが中短期の株価などの資金運用を自在に操れるということが分かったことの方が大きな収穫であった。 やはり個人は時間を味方に付けた資産運用をするしか道はないと確信した。

Posted byブクログ

2017/10/01

ノルマ証券、恐るべし!僅か25年前まで、こんな営業がまかり通っていたとは、、、日本の預金1500兆円が投資に回らない理由が良くわかった。同時に、横尾さんがどれだけスゴイのかもわかった。自慢話のように見えるが、ここまで実名で書けるということは事実だ!オリンパスの件も、そんな下らない...

ノルマ証券、恐るべし!僅か25年前まで、こんな営業がまかり通っていたとは、、、日本の預金1500兆円が投資に回らない理由が良くわかった。同時に、横尾さんがどれだけスゴイのかもわかった。自慢話のように見えるが、ここまで実名で書けるということは事実だ!オリンパスの件も、そんな下らない損失隠し幇助を彼がするわけはなく、もしやったとしても、法をおかさないだろう。私は彼を信じたい。後半は確かにクドい内容でしたが、、、

Posted byブクログ