金曜日の本屋さん 夏とサイダー の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みたい本か見つかる本屋さん、金曜堂の店員たちが織りなす夏の物語。 前巻では描かれなかった、南さんの心に住む“ジン”のことが明らかになります。 ジンにまつわる一件は、かつてあったある時間を彷彿とさせるもので、現実がちらついて物語に入り込めないという惜しい部分もありましたが、一人ひとりの人間を愛するあたたかい眼差しは今回も健在。読後はとてもあたたかい良い余韻がじんわり残りました。 南さんたち3人のように互いを思いやる人と繋がれたらいいなぁと、あったかい理想が膨らみます。 作者の読書愛も健在。たくさん本が読みたくなります。 続編も連載中とのことで、過去と向き合っい未来に期待を抱けるようになった金曜堂のメンバーの行く先がとても楽しみです。
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20冊目 2冊目から読んでしまった、、、笑 帯を見ないで買う弊害 1冊目を読みたいし、なかで紹介されてた本たちも読みたい ひとはどの本からも、いまの自分を重ね合わせることのできる言葉を見つけられる
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何を読もうかと本屋を物色し、平積みになっていたこの本を見つけた。 “夏とサイダー”って、思い切り季節外れだけど、前作の自分のレビューを確認し、まあ、いいかと思って購入。 今回の題材本は「六番目の小夜子」「さびしがりやのクニット」「夜は短し歩けよ乙女」「夏への扉」の4冊。 読んだこ...
何を読もうかと本屋を物色し、平積みになっていたこの本を見つけた。 “夏とサイダー”って、思い切り季節外れだけど、前作の自分のレビューを確認し、まあ、いいかと思って購入。 今回の題材本は「六番目の小夜子」「さびしがりやのクニット」「夜は短し歩けよ乙女」「夏への扉」の4冊。 読んだことあるのは「夜は短し…」だけだけど、女性客が語る昔話の件りは、まったく森見テイストの上手なパクリで、なかなかよろし。 未読の3冊も読んでみたくなるような使われ方で、絵本の世界も興味深い。 前作のレビューに『これはto be continued?』と書いたけど、物語は、店長の過去というより、金曜堂の過去に纏わるお話が軸に。 設定や展開は陳腐だけど、この本にその辺の深みを求めるものでもなかろうて。
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本を題材にしたミステリはビブリアが有名だが、こちらは書店に駆け込めばすぐにでも購入できる本ばかりなので、より身近に感じられる。ミステリとしては少し物足りなさを感じるかもしれない。 あらすじ(背表紙より) “読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の...
本を題材にしたミステリはビブリアが有名だが、こちらは書店に駆け込めばすぐにでも購入できる本ばかりなので、より身近に感じられる。ミステリとしては少し物足りなさを感じるかもしれない。 あらすじ(背表紙より) “読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の三人全員が、地元・野原高校出身者。その金曜堂に、夏休みを前に現役野原高生・東膳紗世が訪ねてきた。「これぞ青春!」という高校生活を送りたい紗世は、卒業アルバムで見た店長の槙乃をはじめとする「読書同好会」メンバーのキラキラした姿に憧れ、会を復活させたくて相談にきたのだという。けれど、大の本好きなはずの店長の反応が意外にも薄くて…。人と本との“運命の出会い”を描く大好評シリーズ、第二弾。
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前作と同じくお客様の求める本の話。3話はお客様の求める本と「金曜日の読書会」メンバージンさんの話から金曜堂の成り立ち。4話は前作からの流れでネットでの一方的な中傷にさらされて金曜堂の危機。今回も読んでみたくなる本多数。でも「夜は短し~」は駄目だったんだよなぁ、なんか合わなくて。他...
前作と同じくお客様の求める本の話。3話はお客様の求める本と「金曜日の読書会」メンバージンさんの話から金曜堂の成り立ち。4話は前作からの流れでネットでの一方的な中傷にさらされて金曜堂の危機。今回も読んでみたくなる本多数。でも「夜は短し~」は駄目だったんだよなぁ、なんか合わなくて。他のは読んでみたいな。
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ぁあー残念すぎる。 「パンやのクニット」までは良かったのに! とても、とても良かったのに! ジンの不在をあんな形の話にしなくても。 なんだか一気に話が陳腐になった気がして残念。 事情も知らずに、マスコミに踊らされて、その真実かも定かじゃない情報に流され、知った風な口を聞いていたあ...
ぁあー残念すぎる。 「パンやのクニット」までは良かったのに! とても、とても良かったのに! ジンの不在をあんな形の話にしなくても。 なんだか一気に話が陳腐になった気がして残念。 事情も知らずに、マスコミに踊らされて、その真実かも定かじゃない情報に流され、知った風な口を聞いていたあの事件を思い出すと、真実とはなんなのかと思わないでもない。 でも、それでもこの本であの事件を思い出させる必要はあったのだろうか? なんだか、本作と良さと事件がかみ合わずバラバラになった気がして残念。
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