金曜日の本屋さん 夏とサイダー の商品レビュー
“読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の三人全員が、地元・野原高校出身者。その金曜堂に、夏休みを前に現役野原高生・東膳紗世が訪ねてきた。「これぞ青春!」という高校生活を送りたい紗世は、卒業アルバムで見た店長の槙乃をはじめとする「読書同好会」メン...
“読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の三人全員が、地元・野原高校出身者。その金曜堂に、夏休みを前に現役野原高生・東膳紗世が訪ねてきた。「これぞ青春!」という高校生活を送りたい紗世は、卒業アルバムで見た店長の槙乃をはじめとする「読書同好会」メンバーのキラキラした姿に憧れ、会を復活させたくて相談にきたのだという。けれど、大の本好きなはずの店長の反応が意外にも薄くて…。人と本との“運命の出会い”を描く大好評シリーズ、第二弾。 本好きの心を揺さぶるブックガイドみたい。 どれも馴染みのある、マニアックすぎない選書なので、とっつきにくい印象は受けずに「読んでみたい」と思わせてくれる。 南店長の心の闇が少しずつ明らかになる本作。 残酷な過去が明らかになるけど、倉井くんも一歩踏み込んで行動できるように成長している! 次作も期待!!
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前作よりも重い課題だったなあ。。 でも金曜堂に関わる人たちが増え、 複雑な事情はわからないまでも 支えよう、支えたいと集う人も 増えたと思う。 森見登美彦さんの本は、少し苦手だったが 「夜は短し…」から再読してみよう。 苦手意識ゆえに、大切な部分をたくさん 読み落としているよう...
前作よりも重い課題だったなあ。。 でも金曜堂に関わる人たちが増え、 複雑な事情はわからないまでも 支えよう、支えたいと集う人も 増えたと思う。 森見登美彦さんの本は、少し苦手だったが 「夜は短し…」から再読してみよう。 苦手意識ゆえに、大切な部分をたくさん 読み落としているような気がする。 倉井くんの成長は著しい…というより、 この人は何か持ってると思う。 彼は病床の父をどのように見送ることに なるのだろうか。。父の書店は継ぐのだろうか。 南店長との恋愛の進展よりも もっとそれぞれの心の闇に触れて 本と本を愛する人たちの言葉の力で ひとつひとつを解決していく展開を見ていたい。 前作で自身の抱える闇を克服したヤスさん同様 栖川さんにもまだ 誰にも明かしていない闇が きっとあるように思うのだ。 それが明かされることを半ば期待しつつ 「秋」の巻へ読み進めよう。
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こんな本屋さんいいな。だけど私はこの中に入れない。ここは彼らが作り上げたものだから。だから私もいつかその空間の一部になっていい場所に出会いたい。
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今回もたくさんの本が登場!(^o^)♪そして前回、気になっていたジンの事も明らかに!(゜゜;)なんとなく嫌~な感じはしていたけれど、予想を上回る辛い話(ToT)本に心を救われる事もあるけれど、やっぱり身近な人が暖かいのは良いな~(*^^*)店長が羨ましい!
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物語は進展し、読書会メンバーだったジンの秘密が明らかに。本屋さんの過去には色々なことがあったようです。第二弾。もうこれでおしまいかな? 読んでから時間が経ってしまったので、あまり思い出せない・・・。
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一作目がそれほどいいなと思ったわけじゃないけど、シリーズ2作目も。 読んでる本にはその時の自分にとってヒントとなる言葉が必ずあるよってこと、今何読んでるのってきいてくれる人がいる感じ、その2つでこの本を読んでよかったなと思った。
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【収録作品】何番目かの読書会/パンやのクニット/夏は短し励めよ読書/君への扉 不在のメンバーの謎は意外に重く、人の悪意が哀しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みたい本が見つかる駅ナカ書店「金曜堂」のお話、第2弾。 僕・倉井史弥 アルバイトの大学三年生 店長・南槇乃と、カフェ担当の美青年・栖川、オーナーのヤスこと和久の3人は同じ高校出身。 史弥が心を寄せる槇乃さんには秘密があるらしい。 それも、過去の、男性にまつわる、哀しい記憶のようだ。 知りたいけれど、知ってはいけない気がして、たずねる事ができないでいた。 それが明らかになる。 つらく、衝撃的な出来事。 槇乃たちも、サークルの顧問だった教師も、責任を感じ、重い物を背負っていたのだ。 しかし、解き放ち、乗り越える時が来たようだ。 第1話 何番目かの読書会 『六番目の小夜子』恩田陸 槇乃たちの後輩に当たる、野原高校の沙世は「金曜日の読書会」を復活させたいのだが、古典の音羽先生・通称オットーが、顧問を引き受けてくれない。 先生にも閉ざされた過去があるようだ。 第2話 パンやのクニット 『さびしがりやのクニット』トーベ・ヤンソン パン屋さんのご夫婦の危機! 本の読み方も人生も、心持ち次第で大きく変わる。 第3話 夏は短し励めよ読書 『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦 大谷正矩元官房長官の逮捕。 野原高校OBとの意外な接点。 1巻目から出ていた議員の名前だったが… 青春の日の挫折と、人生の様々な悔い、けじめをつけること、やり直すこと、消せないこと、さまざま。 第4話 君への扉 『夏への扉』ロバート・A・ハインライン 駅猫が素敵なゲスト。 大好きな場所に繋がっている希望の扉は…きっと…ある。
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続編第2集。こちらに収録されていたのは、「六番目の小夜子」「さびしがりやのクニット」「夜は短し歩けよ乙女」「夏への扉」 謎というほどでもないけれど、全巻でほぼ提示されていた本屋さんたちの過去の傷が明らかに。 きれいに畳まれたので、このままシリーズにならなくてもいいと思う。 ハルキ...
続編第2集。こちらに収録されていたのは、「六番目の小夜子」「さびしがりやのクニット」「夜は短し歩けよ乙女」「夏への扉」 謎というほどでもないけれど、全巻でほぼ提示されていた本屋さんたちの過去の傷が明らかに。 きれいに畳まれたので、このままシリーズにならなくてもいいと思う。 ハルキ文庫を含め、角川春樹事務所さん、ぜひ、電子書籍化を。
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本屋が舞台の話や、実在する本を物語に組み込んで紹介する本はいくつか知っているが、この『金曜日の本屋さん』シリーズは、比較的新しい本を紹介してくれるのが嬉しい。 なにより、今回は『夜は短し歩けよ乙女』を紹介してくれていた! 森見ファンの私にはとても嬉しいことだった。 しかし、今回...
本屋が舞台の話や、実在する本を物語に組み込んで紹介する本はいくつか知っているが、この『金曜日の本屋さん』シリーズは、比較的新しい本を紹介してくれるのが嬉しい。 なにより、今回は『夜は短し歩けよ乙女』を紹介してくれていた! 森見ファンの私にはとても嬉しいことだった。 しかし、今回はちょっとシビアな話ではあった。 とある血なまぐさい事件の話。悪意ある記事の話。もしやゲス不倫!?な疑惑の話まで。 最後はなんとか落ち着くものの、今後恋愛モードにいけるかどうかは・・・がんばれ、バイトくん。 読書会をキラキラした輝かしい青春として憧れる女子高生が出てくるけれど、こんな風に思ってくれるリアル女子高生はどれくらいいるのだろう。 この本を読んだところで、同じように思ってくれるかどうかは・・・。 ほんのちょっとの期待をこめて置くくらいはいいかな。 それと、本に登場する食べ物(飲み物)を出してくれるブックカフェはいいなぁと思う。 そういうレシピ本は最近増えていることだし。色々困難なこともあるだろうけれど。 実際にあれば、一度は通ってみたい!となるだろうな。
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