金曜日の本屋さん 夏とサイダー の商品レビュー
卒業した高校からやってきた女子高生 近所で評判のパン屋の夫婦 本の題名を忘れた妙齢の女性 ミスばかりと悪評。 連続短編4話分。 前回から引っ張っていた、ヒロインの想い人の過去が かなり明らかになりました。 これまたちょくちょく出ていた、近所のパン屋の夫婦も こういう思いはあるな...
卒業した高校からやってきた女子高生 近所で評判のパン屋の夫婦 本の題名を忘れた妙齢の女性 ミスばかりと悪評。 連続短編4話分。 前回から引っ張っていた、ヒロインの想い人の過去が かなり明らかになりました。 これまたちょくちょく出ていた、近所のパン屋の夫婦も こういう思いはあるなぁ、と。 流されてなかったのか、と聞かれたら どうだろう、という感じですし。 いやでもそこに気持ちが追いついているのを自覚すれば 問題はないかと…w 前回から~というのなら、3話目と4話目も。 あれのこれが、これ! という驚きもありましたが。 大を取るために小を切り捨てる。 お金が絡めばよくある話です。 1人はみんなのために、みんなは一人のために、は 損得がまったく絡まない時だけに言える言葉です。 そんな事が続いたものだから、でうっかりするのは 人としてある事でしょうが、お客としてはなしです。 かと言って、前回の仕返しで悪意たっぷりに 主観のみで記事を書くのもどうかと思います。 とはいえ、興味のない記事の真偽を調べるほど 頑張る人も言わないわけで。 崩しにかかる人もいれば、支える人もいる。 それが世間です。
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主人公の成長が好もしい。もともと好きだった栖川さんとヤスさんもより魅力的。 南店長も、前巻では、いかにも男子の好きそうな容姿の描写が多くて、性格的にもできすぎてて、あまり感情移入できるタイプではなかったけど、この巻では内面が少しわかって、共感できるようになった。 紹介される本も...
主人公の成長が好もしい。もともと好きだった栖川さんとヤスさんもより魅力的。 南店長も、前巻では、いかにも男子の好きそうな容姿の描写が多くて、性格的にもできすぎてて、あまり感情移入できるタイプではなかったけど、この巻では内面が少しわかって、共感できるようになった。 紹介される本も、昔読んだ「六番目の小夜子」以外、ぜんぶ読もうと思った。 続きの秋の巻も楽しみ。季節感を重視して、せめて立秋まで待とうかな?
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『金曜日の本屋さん』シリーズ第2弾です。 昨年の一時帰国中、書店の平台にあった『金曜日の本屋さん』がたまたま目に留まり、そのタイトルに惹かれて購入しました。 その本がとても好みで、今回、第2弾を買ってきました。 辺鄙な駅の中にある本屋さん<金曜堂> 書店員の南槇乃、栖川、オーナーの和久靖幸。 高校の同級生である3人が営む本屋さん。 第1弾でも登場していた三人の同級生である<五十貝迅> 第2弾では彼の秘密が明かされます。 本を読むたび、素敵な言葉、素敵な文章に胸躍ります。 この本でもまた… 読書って不思議だ。どんな本でもその中に必ず、今の自分が必要としている言葉がある。あるいは逆で、人はどんな本からでも、自分に今必要な言葉を見つけられるのかもしれない。 その通りだと思います。 不思議なことに、いつも自分が欲している言葉が本の中にあるのです。 読書の楽しみのひとつでもありますね。 「時間はお薬ってよく言いますもんね」 「時間はちゃんと歩いてこそ、薬になるんだと思います。つらいことがいきなり過去に飛んだからって楽にはなりません」 とても勇気づけられました。 本当にその通りですね。 ちゃんと歩かなくちゃいけないんですよね… 胸の奥深くに響きました。 一冊の本を読む適齢期はきっと人それぞれにあるのだと思います。 世の中にはたくさんの本があります。 一生のうちに出会える本、読むことができる本は限られています。 だからなおさら、自分に適したタイミング、”適齢期”に出会える本は大切にしたいと思います。
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一作目は自分が、少し否定的な読み方をしていたのかもしれない。今作はすんなり、良い話だなぁと感じた。 「金曜日の読書会」の暗い過去の話は、切なかった。 実際、以前に起きた日本拉致、監禁事件のときの「自己責任」という悪意の含んだ言葉は当時、聞いていてとても不快だった。それを当事者、関...
一作目は自分が、少し否定的な読み方をしていたのかもしれない。今作はすんなり、良い話だなぁと感じた。 「金曜日の読書会」の暗い過去の話は、切なかった。 実際、以前に起きた日本拉致、監禁事件のときの「自己責任」という悪意の含んだ言葉は当時、聞いていてとても不快だった。それを当事者、関係者ともなるとその気持ちは計り知れない。メンバーがどう乗り越えていくかは、まだ少し先の話かな… 「読書って不思議だ。どんな本でもその中に必ず、今の自分が必要としている言葉がある。」 「読書は自由だ。物語は読む人が自由に受け取ればいい。だけど自分の読み方で苦しくなるのなら、誰かが物語への新しい視点を伝えることは、大いにアリでいい。」 心に残った主人公、倉井の言葉。 15
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シリーズ第2弾。 3人の同級生で今は亡きジンさんの姿が、よりはっきりと見えてくる巻(かな?)。 様々な本を紹介するだけでなく、重たいことも問いかけてくる作品です。
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前作から随分と時間をおいてしまったけれど、読んでいる内に思い出した。 「読みたい本が見つかる本屋」と評判の駅ナカ書店〈金曜堂〉は地元に密着した本好きのための本屋。 今回も本好きにはたまらない言葉のオンパレード。 「読書って不思議だ。どんな本でもその中に必ず、今の自分が必要としている言葉がある」 「読書は自由だ。物語は読む人が自由に受け取ればいい」 「人は他人の心は動かせないけれど、自分の心の穴を自分で埋めることはできる」 今回は前作での謎が解き明かされ、そのことにより〈金曜堂〉のメンバーも心乱されることになる。 けれど本や仲間達のお陰で立ち直り、新たな絆も生まれた。 この作品の中で「偽電気ブラン」や、黒髪ならぬ「パープル髪の乙女」に出逢えて嬉しかった。 他の作家さんが描くモリミーの世界もまた楽しい。 そして〈金曜日の読書会〉に私も出席してみたい。 私のための「本への扉」、私にも見つかるかな?
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北関東にある欲しい本が必ず見つかる本屋さんの話、シリーズ2作目ですかね。 小説中に、いくつか本が出てくるのですが、どれも読んだことがなく また、読んだことがあっても、私にとっては今一つ、っていうのばかりなんですけれど (2・3作目を一気に読んでしまってから、 今まとめてレビュー書いているので、どっちかわからなくなりましたが 『夜は短し歩けよ乙女』途中でギブアップ でブクログ登録なし 映画で観た『ノルウェイの森』。 ???? 『ハルさん』ブクログ で★は3つにしてました。 でも、1作目のレビューにも書きましたが 槇乃さんの「読書は究極の個人体験です」という発言は、いいですね。 (私、プロフィールに書きましたが、読書感想文を書き直しくらってから 20年程読書から遠ざかってましたから)
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今作もこんな本屋さんがあったら行ってみたいと思いながら読了。ラスト、やっと未来の光が見えてまた次回作も楽しみになった。こうして好きなシリーズが増えていくのが嬉しいと思えた一冊。
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トーベ ヤンソンの「さびしがりやのクニット」 ぜひ読んでみたい。 クニットは、パン屋さんの夫婦と旦那さんの元カノのエピソード。 心に残るフレーズがたくさんあった。 ジンの過去には驚愕。
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