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さみしくなったら名前を呼んで の商品レビュー

3.5

56件のお客様レビュー

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2021/06/01

「ああ、これ自分だ」と思うところがあって、切なかった。何者でもないけど、どうしたら良いかわからない感じ。ああぁ〜わかるうぅぅとなった。

Posted byブクログ

2021/03/17

・さよちゃんはブスなんかじゃないよ 一度でいいからお互いが本当の自分でいられて心の底から愛し愛される恋愛をしたいと思うもの。 可愛いとかブスとかそんなこと誰が決めるの? 外見でしか人を測れないなんてつらい。 でも悲しいことながら世の中ってそんなもんだよね。 ・昔の話を聴かせてよ...

・さよちゃんはブスなんかじゃないよ 一度でいいからお互いが本当の自分でいられて心の底から愛し愛される恋愛をしたいと思うもの。 可愛いとかブスとかそんなこと誰が決めるの? 外見でしか人を測れないなんてつらい。 でも悲しいことながら世の中ってそんなもんだよね。 ・昔の話を聴かせてよ 年を重ねれば重ねるほど年を取るのははやくなる。 周りも訃報が増え、寂しくなる。 何もかもわからなくなって、思い出だけで生きていけるのだろうか。 昔好きだったものを懐かしみながら時を過ごせるのだろうか。わからなかった。 ・大人になる方法 学生の頃は少しでも周りより何か違うものを手に入れたくて、それによって輝く自分が誇らしくて。 その時には気付けない、のちに青春だなと思う。 欲しいものは自分自身で掴みにいかないといけなくて、でもそういう思い出も必要なの。 人生で何が大切かなんて、何もわかっていなくて、わからないからこそがむしゃらに生きれて、どんなことでもできる。 10代の危うさと輝きがとても眩しかった。 ・ケイコは都会の女 短くて一瞬で読んだ。 見た目で東京ぽいとか横浜ぽいとかなんなんだろうな〜と思いつつ、あるな〜と思った。 都会っぽいとか田舎くさいとか、オシャレかダサいかを言い換えただけだよね。 そういうマウンティング、ある。ある。 ・ボーイフレンドのナンバーワン 彼好みの私になるのではなくて、私好みの彼と付き合いたい。 でも、いつだって彼氏はナンバーワン、なのかな。 男の子たちみんな、キャーッてほんとに言ってたよ。 ・人の思い出を盗むな 最後の最後でそういうことかとタイトルの意味がわかった。 何が好きで何に惹かれて何が良かったのかさえわからなくても。 感覚的にビビッとくることってあるのかな。 好きってなんだろう。 ・走っても走ってもあたしまだ十四歳 「大丈夫だよ、マユコ。いま嫌いだなって思ってる人たちが、そのうちみんな、一人残らず周りから消えて、むしろ恋しくなる日が来るんだから。ほんとだよ」 自分の居場所ってどこにあるんだろうね。 ・八月三十二日がはじまっちゃった 親戚付き合いって何かしらのイベントがないと集まらない。 小さい頃は長期休暇の度に会っていても、大人になるにつれて疎遠になっていくこともある。 親戚って不思議な存在だなと思う。 家族だけれどどこか遠い存在。 ・Mr.and Mrs.Aoki, R.I.P. "彼らのことなんて、彼ら以外の誰にわかるんだ?誰にも。誰にもわからない。そしてわからないことを知っているかのように語ってはいけない。" 心に留めておかなければと思った。 本当のことはその人自身しか知らない。憶測はダメ。 ・孤高のギャル小松さん 人ってやっぱり見た目で判断する生き物。 昔好きだった男子の変わりようも、流れに身を任せてしまうのも、鳴らない携帯を恨めしく眺めることも。ある、ある。 一人一人の内面をちゃんと見極められるようになれたらいいな。 ・遊びの時間はすぐ終わる 地元の安心感と都心への憧れ。 誰もが一度は抱いたことあるだろうな。 いくつ歳を取っても環境が変わっても、友情は変わらないと信じたい。あのとき買ったお揃いのもの、今でも大切にしてくれてたら嬉しいね。 ・AIBO大好きだよ 学生の頃は社会人になったらバリバリ働いて家庭を築くという理想を漠然と抱いていた。 けど何が起こるかわからない人生の中でくすぶった時間や休暇も悪くないと思うようになった。 AIBOこそいなかったけれど私もこんな時期あったな。 この本はジャケットがお気に入り。 可愛い女の子が闇を抱えているような未来に希望を持っていないような描写に惹かれて購入。 物語のどこかに共感できるところがあって、私の話のようだと心掴まれた。 子どもの頃の世界は視野が狭くてわからないことが多くて不安になったり悲しくなったりしやすかったな。 その頃に描いていた未来が今現状実現しているかというとぜんぜんそんなことないけれど、大人の世界もそれはそれで楽しいと思う。 昔持ち合わせていた純粋さや健気さ、ひたむきさはいつのまにか自分の中からなくなってしまっているかもしれない。 生きていくうえで必要なことを身につけて、いらないものを削ぎ落として、生きやすく生きていいんだ、と教えてくれた気がする。

Posted byブクログ

2021/03/13

どうにも思い当たる節がありすぎて切なくなったり懐かしくなったり 特に 遊びの時間はすぐ終わる のようななんとも言えない自分の浮遊感を感じることが最近あったり これからそう思うことが増えたりするのかなって考えると、そのとき自分はどう思うんだろうって考えさせられる 何になりたいかと...

どうにも思い当たる節がありすぎて切なくなったり懐かしくなったり 特に 遊びの時間はすぐ終わる のようななんとも言えない自分の浮遊感を感じることが最近あったり これからそう思うことが増えたりするのかなって考えると、そのとき自分はどう思うんだろうって考えさせられる 何になりたいかと聞かれて真っ直ぐに〇〇!と答えられるひとにできることならなりたかった、自分が何者になりたいのかわからないまま大人になったとき またこの本を読み直したい

Posted byブクログ

2021/03/10

「遊びの時間はすぐ終わる」の主人公の気持ち、凄くわかるなあと思いながら読んだ。何も成し遂げずに人生を終えるなんて嫌だけど、その何かの正体はいつになっても掴めないし、自分の人生が何事もなく幕を閉じるであろうこともどこかで分かっている…みたいな状態。それでも見えない理想を追って生きた...

「遊びの時間はすぐ終わる」の主人公の気持ち、凄くわかるなあと思いながら読んだ。何も成し遂げずに人生を終えるなんて嫌だけど、その何かの正体はいつになっても掴めないし、自分の人生が何事もなく幕を閉じるであろうこともどこかで分かっている…みたいな状態。それでも見えない理想を追って生きたくなるのが悲しき人間の性なのかも。 どの話か忘れたけど、モー娘。が登場してハロヲタ的には凄く嬉しかった。きっと黄金期だろうな。

Posted byブクログ

2021/03/04

「ケイコは都会の女」短いけれどよかった、こんな女かっこよくて憧れちゃうな。「遊びの時間はすぐ終わる」もよくて、細かいけれどおみやげを買っていくくだりで、都内で有名なお店に並んで買うのではなくて、東京ばななにしてよかった、みたいな感覚がすごくよくわかって、どうしてわたしだけが思って...

「ケイコは都会の女」短いけれどよかった、こんな女かっこよくて憧れちゃうな。「遊びの時間はすぐ終わる」もよくて、細かいけれどおみやげを買っていくくだりで、都内で有名なお店に並んで買うのではなくて、東京ばななにしてよかった、みたいな感覚がすごくよくわかって、どうしてわたしだけが思っているはずのことが…とびっくりした。何者かになりたいが何者にもなれないもがきが、苦しい感じではなくて前向きな明るさを孕んでいる感じがあって、読んでいて気持ちよかったです。

Posted byブクログ

2021/02/11

印象的だった2つのお話について、。 *Mr.and Mrs.Aoki,R.I.P. 自分たちのこだわりを大切にして生きている青木夫妻に憧れた。 *遊びの時間はすぐ終わる 学生の頃は何をやっても楽しくて盛り上がってた友達と、大人になると何故か疎遠になって、たまに会ったら話が噛...

印象的だった2つのお話について、。 *Mr.and Mrs.Aoki,R.I.P. 自分たちのこだわりを大切にして生きている青木夫妻に憧れた。 *遊びの時間はすぐ終わる 学生の頃は何をやっても楽しくて盛り上がってた友達と、大人になると何故か疎遠になって、たまに会ったら話が噛み合わなくて、、、 24歳の今読んだからこそ共感できた話だった。 どちらも、自分のスタイルを貫く生き方をしている人物が出てきて、今の自分に重なった。 ただ、前者の話は素敵な生き方に感じるが、後者の話は拗らせと受け取れるから面白い。

Posted byブクログ

2021/01/27

色々な女性の青春が描かれていたと思う。 短編だけど、それぞれの主人公の心に引き込まれてノスタルジックな気持ちになった。

Posted byブクログ

2020/10/30

Mr. and Mrs.Aoki, R.I.P. がよかったな。今の社会そのもので。 ほかはうーん………登場人物の心の揺れに見事に共感できなかった。

Posted byブクログ

2020/05/27

すらすら~っと読めてしまう作品。 作中に出てくるものが、私が学生だったころ…いわゆる青春時代(笑)に関連するものも多く、当時のことを思い返しながら読ませていただきました。 その時代に1度は感じたことがあるどうしようもない気持ちを表現してくれている、そんな作品でした。 個人的...

すらすら~っと読めてしまう作品。 作中に出てくるものが、私が学生だったころ…いわゆる青春時代(笑)に関連するものも多く、当時のことを思い返しながら読ませていただきました。 その時代に1度は感じたことがあるどうしようもない気持ちを表現してくれている、そんな作品でした。 個人的には「昔の話を聴かせてよ」が好きです。

Posted byブクログ

2020/05/16

最後から2番目の話がよかった。地方に住んでいる人若者の心情がリアル。地方にとってのショッピングモールの重要性など、村田沙耶香と山内マリコは少し似ている気がする。

Posted byブクログ