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さみしくなったら名前を呼んで の商品レビュー

3.5

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    22

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2022/01/17

ほどよく寂しいお話の短編集。 好きな作家さんにまた出会えた!と思えた作品。 遊びの時間はすぐ終わるはリアリティがあって考えさせられた。 本当のところではけっこう冷静な自分っていうのが いるのに抗って粘ってしまう時期があった 今もある種そうなのかもしれないなぁ 山内マリコさん...

ほどよく寂しいお話の短編集。 好きな作家さんにまた出会えた!と思えた作品。 遊びの時間はすぐ終わるはリアリティがあって考えさせられた。 本当のところではけっこう冷静な自分っていうのが いるのに抗って粘ってしまう時期があった 今もある種そうなのかもしれないなぁ 山内マリコさん他の作品も読みたい。

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2022/01/15

12編の短編集。 カズオ、青木夫妻、小松さんの話が好きだった。 青木夫妻は謎に包まれた夫妻で、ミステリーを読んでいるようだった。

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2021/11/27

面白かった。 「向上心」とか、「安定」とかを、共感できるくらいに具体的な物語にしている。 大人になった女性が感じるこの時代の壁が、分かりやすく描かれている。

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2021/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれ短編なのにそれぞれ刺さる 「どんどん鈍感になって、図太くなって、何を見ても心がぴくりとも動かない、石のような老人になりたい」て、分かるなー・・・切ない 小松さんに幸あれ

Posted byブクログ

2021/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「昔の話を聞かせてよ」「孤高のギャル小松さん」「人の思い出を盗むな」らへんが好き。「遊びの時間はすぐおわる」は特に良かった。 「ここは退屈むかえにきて」といい「可愛い結婚」といい田舎に対する思いは山内さんの書く女の子たちと通ずるものがある。山内さんは富山県出身、大学で大阪に進学したらしい。やっぱり。 だからなんとなく読んでしまうのかも。自分がこうなるかもしれなかった人たち、地元の友人たちがいるようだから。 ありさのように自分がたぶらかしてるつもりで相手から軽んじられていたこと、その人が自分を特別なものにしてくれてここから連れ出してくれると思っていたこと、さよちゃんのように自分は可愛いと自分を許すために恋愛をしたことが、誰にだってあるでしょう。誰にももうあまり言いたくない過去のことがあるでしょう。 いろんなものが、そんなふうにして消えていった。引越しのたびに減っていった靴や洋服。自分が何を持っていて、いつなにを失くして今に至るのか、どんどん忘れていく。記憶は曖昧になって、なにが本当に起こったことなのかもわからなくなる。(「遊びの時間はもう終わり」) いつか好きだった人とのこと、いつか心を通わせた人とのこと、もうあまり連絡をしなくなった友人のこと、地元を出たいとここには何もないと、言い切っていた私のことを思い出した。

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2021/09/19

『大人になる方法』 たくちゃんと出会う前より、あたしは自信に満ちて、余裕がある。出会ったことで、堂々とできるようになったし、毎日楽しい。ココが一番印象的で共感した。 ティーンエージャーの時に読みたかった。 アンナとの女の友情の感じも絶妙◎ 『人の思い出を盗むな』 この本で一番好き...

『大人になる方法』 たくちゃんと出会う前より、あたしは自信に満ちて、余裕がある。出会ったことで、堂々とできるようになったし、毎日楽しい。ココが一番印象的で共感した。 ティーンエージャーの時に読みたかった。 アンナとの女の友情の感じも絶妙◎ 『人の思い出を盗むな』 この本で一番好きな作品。ツッチーみたいな“先輩”欲しい!友達じゃなくて後輩でもなく先輩で仲良くしてもらいたい!そして、公平くんは、私も好きになる。 『孤高のギャル 小松さん』 『ここは退屈迎えに来て』を読んだ方、もしくは映画を観た方に是非読んでもらいたい。 『遊びの時間はすぐ終わる』 さすがトリの書き下ろしと言う感じがした。 東京ばな奈のところもおもしろい。 このままじゃ帰れない。今日という日に、わたしはまだなにかできるんじゃないかという気がして。ココも特に印象的だったな。 山内マリコさんの作品はどれも好き

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2021/08/19

読もうと思った理由 著者の中に出てくる登場人物に惹かれることがあるため 短編集でほとんどが読みやすく、共感させられるところが多かったですが、特に「遊びの時間はすぐ終わる」「AIBO大好きだよ」が自分がなにものか、なにものでもないのか、何かを求めているのだが、それは単に地方ではな...

読もうと思った理由 著者の中に出てくる登場人物に惹かれることがあるため 短編集でほとんどが読みやすく、共感させられるところが多かったですが、特に「遊びの時間はすぐ終わる」「AIBO大好きだよ」が自分がなにものか、なにものでもないのか、何かを求めているのだが、それは単に地方ではなく、都会なのか、そうではないのかなど学生時代からその後の時期の心理がうまく描写されていて面白かったです。

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2021/08/02

人の思い出を盗むな タイトルの意味が最後わかった時すごいなって思った 遊びの時間はすぐ終わる? 言葉選びが好き

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2021/07/10

何者にもなれると思っている青春時代の女性達を描く短編集。あとがきにあるように感受性豊かな思春期から世慣れした大人のフェーズにいつの間にかスライドしていたことを感じる。 赤面するような出来事も経験しながら大人になって、図太く生きてるんだと、こんな風に感じていた時期が確かにあったと懐...

何者にもなれると思っている青春時代の女性達を描く短編集。あとがきにあるように感受性豊かな思春期から世慣れした大人のフェーズにいつの間にかスライドしていたことを感じる。 赤面するような出来事も経験しながら大人になって、図太く生きてるんだと、こんな風に感じていた時期が確かにあったと懐かしく感じる。

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2021/06/25

女性の、特に少女時代の感性や生きづらさもどかしさを描いている短編集。 何者でもない私たちが必死に生きるさまを見せつけられて何者でもない、何者にもなれなかった、でも何者にもなれなくてよかったかもしれない、と読みながら思った。 あなたは大丈夫、そう抱きしめたくなる作品。

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