うつヌケ コミックエッセイ の商品レビュー
約10年間の長いうつ病のトンネルから抜け出すことができた著書が、17人のうつ病経験者(と医師)に取材して、うつからの脱出の体験談をまとめたコミック。家族がうつ病になってしまったので手に取ってみました。本来とても重い内容であるにもかかわらず、読みやすく、とてもわかりやすかったです。...
約10年間の長いうつ病のトンネルから抜け出すことができた著書が、17人のうつ病経験者(と医師)に取材して、うつからの脱出の体験談をまとめたコミック。家族がうつ病になってしまったので手に取ってみました。本来とても重い内容であるにもかかわらず、読みやすく、とてもわかりやすかったです。1人や2人の経験談でももちろん参考になりますが、複数いることで客観的、多面的に捉えられてよかったです。それと、あやしげな民間療法などをオススメしていないところも好感がもてます。うつ病にかかってしまう人の大半が、責任感が強くて一人で多くのことを抱えて頑張りすぎてしまう傾向がありますね。自己肯定感が低い場合も。自分を肯定するというのは大きなポイントですよね。自分を否定するものからは遠ざかり、自分を肯定してくれるものに近づく。小さな達成感を得られるなにかを見つける。特効薬はなくて、時間こそ薬なんですね。慌てずにじっくり。必ずトンネルの出口はあるから、と希望を捨てずに。
Posted by
アシスタントのカネコが良かった…! うつの人は周りにいるけど、自分もなる可能性はあると思うけど、どうしても当事者じゃないから一歩ひいてみてしまう。 その「決めつけてしまいがちなポイント」を導いてくれたのが「カネコ」だと思う。 1時間くらいで読了。
Posted by
漫画形式で読みやすかった。自分で今後内省するにあたって、重要なキーワードが沢山確認できた。薬を飲むだけで治るものではないと再認識できた。
Posted by
ウツを治すには、自信を取り戻すことが肝心なようです。読み終わった今は気分が落ちていてあまり良くないです。自信を取り戻すのはだいぶ先になりそうです。 むしろ、10年前の日記を読み返してみても、自信がないことを悩んでいたみたいなので、 今後も難しいかもしれません。どうしたらいいのかわ...
ウツを治すには、自信を取り戻すことが肝心なようです。読み終わった今は気分が落ちていてあまり良くないです。自信を取り戻すのはだいぶ先になりそうです。 むしろ、10年前の日記を読み返してみても、自信がないことを悩んでいたみたいなので、 今後も難しいかもしれません。どうしたらいいのかわかりません。 本作中に出ていた、一色伸幸さんの『配達されたい私たち』という作品が気になったので読んでみたいです。
Posted by
2024.06.12 うつの原因は自分が嫌いになること、というのがスッと入ってきた。 確かに自己肯定感低くて、親が褒めてくれなかったとか愛されてなかったと感じることが多かったので自分もメンタルダウンしやすい性格なんだろうなといろんな本を読むうちにわかってきたような気がする。 ...
2024.06.12 うつの原因は自分が嫌いになること、というのがスッと入ってきた。 確かに自己肯定感低くて、親が褒めてくれなかったとか愛されてなかったと感じることが多かったので自分もメンタルダウンしやすい性格なんだろうなといろんな本を読むうちにわかってきたような気がする。 この漫画は作者さんの体験だけではなくいろんなパターンのうつヌケストーリーがあって、それぞれ完結にまとめてはあるけどそれぞれ壮絶な鬱との孤独、自分との戦いがあったんだろうな…漫画で軽めに描いてはあるけど…重い漫画だった。
Posted by
まるで脳が濁った寒天て包まれているような 朝起き抜けで意識がハッキリしない時って顕在意識と潜在意識の境界が曖昧になっているので この「ムリくり深呼吸」は短時間ではありますが…確実に気分が楽になります
Posted by
サクサク読めていいです。 簡潔にまとめられているし 良かったです。 身内にうつ病で 入院生活を送っている人がいますが 勧めたいと思います。 うつ病と無縁の人でも 誰もがなるかもしれない。。 予防方法にも気づくことが出来ます。
Posted by
うつ状態に陥った人の体験談を分かりやすく漫画にしています。一般人から有名人まで幅広く扱っています。 うつになるのも、うつ抜けする過程も人それぞれ。うつと診断された人だけでなく、落ち込んだことがある人なら読んでみても良いのでは。
Posted by
仕事が原因でうつになり休職、復職、最終的に治らず退職して今は無職の人間なので、仕事関係でうつになった事例を見ると、1番辛かった時期を思い出して自然と涙が溢れた。自分と同じような境遇の方でも乗り超えられればうつと上手く共存できると知れたが、どの事例の方も世の中に必要とされている唯一...
仕事が原因でうつになり休職、復職、最終的に治らず退職して今は無職の人間なので、仕事関係でうつになった事例を見ると、1番辛かった時期を思い出して自然と涙が溢れた。自分と同じような境遇の方でも乗り超えられればうつと上手く共存できると知れたが、どの事例の方も世の中に必要とされている唯一無二のスキルの持ち主なので、何も持っていない自分と実は全然状況が違うよなと気づき希望と絶望に同時に襲われる。生存者バイアスと言えばいいのか?複雑な気持ちになった。
Posted by
パロディマンガの巨星がマジに描いた、明日は我が身のうつ病脱出コミック! 著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック! うつ病は、「これ以上...
パロディマンガの巨星がマジに描いた、明日は我が身のうつ病脱出コミック! 著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック! うつ病は、「これ以上ムリをしてはいけない」と心と身体が発する非常ベル。 うつ病を発する心と身体のメカニズム 自分に合わないことでムリをして頑張る ↓ 上手くいかず自分をキライになる ↓ キライになった自分の心と身体に食欲不振、睡眠障害などの症状が表れる 自分を好きになるためのステップ 1、ありのままの自分を受け入れる 2、「ねばならない」という考え方を捨てる 3、ネガティブな言葉は止めて自分を褒める ミュージシャン大槻ケンジさんのうつパニック発作になった経験では、森田療法を通して「不安はさておいて今自分がやるべきことをすればいい」と思えるようになったことが回復のきっかけになった。 うつ病になった元高校教師は、カウンセリングを通して小学校の時の学級会で吊し上げられた時のトラウマと自分を理解してくれる人が欲しかった自分の気持ちに気付いたことが回復のきっかけになった。 映像監督の代々木忠さんが多重人格の女優との関わりから、多重人格の人の中の子供の人格が癒されれば大人の人格も変化が起きることを知り、代々木さんが自分のうつ病治療のために心の中と向き合い、3歳の時に母と死別した哀しみを解放していなかったことに気づき哀しみを解放出来たことが回復のきっかけになった。 自分をキライになることや子供の頃の辛い記憶を抱えていることなど、自分の心の声を聞かないことがうつの原因になる。うつになったら、辛い仕事やきつい人間関係など自分を否定するものから遠ざかり、自分が必要とされている役立っていると思えることや小さな達成感が得られるものに近づき大切にすることが大事。気圧やバイオリズムでうつに戻るライフサイクルを知り、上手く付き合うこと。 うつトンネルのくぐり抜け方が、よく分かる漫画です。
Posted by