がん消滅の罠 の商品レビュー

岩木一麻(著者)

2018/09/22

保険金を受け取ると、がんが綺麗さっぱり消えてしまう。なんでなんで？？という興味だけで読ませるミステリーもすげえなという印象です。医療はよくわからないので、このトリックがどれだけ現実感あるかわからないけれど、それまでの人間ドラマに重きを置く私のような読者には、もうちょい重厚で納得のいく動機が欲しいというのが正直なところです。
上から目線で申し訳ないのですが、力はありそうなんで良作を書ける可能性があると思います。これからに期待。

2018/08/25

最初にあっさり謎解きがあって、病院における日常の謎解き的な話かと思ってしまったが、前振りだった。ガン治療や転移の仕組みなどとても興味深かった。ちらりと出てくる拷問の方法が恐ろしかった…。

2018/08/19

第15回このミステリーがすごい大賞作。

医療系ミステリーでは第4回大賞の海堂尊チームバチスタの栄光がシリーズとして大ヒットしたので、こちらも期待できます。

海堂尊は千葉大学医学部卒。岩木一麻は元国立がんセンター勤務。医療描写は本格的です。

余命半年の患者のガンが完治したのは保険金詐欺なのか？行方の知れなくなった恩師はどう関わっているのか？ガン消滅の謎とは？
いくつもの謎が並行する中、主人公夏目は同僚の羽島と謎に迫ります。

2018/07/13

なんだよこれ...
期待ハズレでした。設定がちょっと有り得なさすぎる。西條先生の動機もよくわからんし...。てか妻が夫が精子提供したくらいで浮気するって考えにくいし、精子提供を受けて生まれた子供が、育ての親でもない西條先生を父と慕っていかにも怪しい計画の片棒を担ぐだろうか？その辺の納得感ゼロ。だいたい個人情報の管理ズブズブすぎて笑える。

2018/06/07

途中目まで読んで、「これがこのミス大賞？」と思ってた自分が甘かった。

え？ええ？？えええ？？

最後の展開が一転二転三転。理解がついていかなかった。いやいや、面白かった！

2018/05/23

図書館より。

ようやく読了。しかしなかなか読みにくく... 医療モノは予備知識がないから、難しいね。がん消滅！ってインパクトに引きずられ、正直？？？のまま読了してしまった気がする(笑)。でも、活人事件とか、表現が面白いよね。最後のどんでん返しにもびっくりしたよ。
ご馳走さまでした。

2018/04/26

本格的な医療ミステリーで面白かったです！！
よくこんなトリック思い付いたな～と思ったら、作者の岩木さんはがん研究に携わっていた方なのですね、納得。
細胞をいじっていた立場から見ても、細かい問題抜きにすればありえなくもない話で、リアリティがありました。
動機など無理矢理感はありますが、とにかくトリックに度肝を抜かれたので満足です。

2018/04/18

世にも不思議な「活人事件」に４件も遭遇した。本作品の最大の謎は、「治る見込みのないがんが消失してしまう」という大胆な謎の設定‼︎
羽島と夏目の二人の医師は、この不可解な謎を解明するため、調査を進めるが…。
豊富な医学的知見をベースに、専門的な知識のない人間が読んでも、なるほどと納得できるようなトリックで解明している点は、高く評価できるのでは…。一気読み必至の作品でした。

2018/04/16

本格的な医療ミステリー。医学に疎くても理解できる、ガン消滅のトリックには大変驚いた！選考委員のみなさんが絶賛するのも納得な一冊。そして最後の一文まで驚きを与えてくれるあたりも舌を巻く。

2018/04/04

えっ！そうきたかあ！？という結末。
おそらく最後の数ページになるまで予想不可能。笑

ストーリー的には正直普通。
展開や描写も粗削りな印象ですが、構成としてはそこそこ面白い。2作目がどうなるかが勝負ですね。

しかし、こうなるとはね。。。笑
でも、医学的要素満載なんだけど、素人にも理解できるように書かれているのでそれはすごい！ちょっと「ガン」について理解促進。