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がん消滅の罠 の商品レビュー

3.4

136件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    2

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2017/11/19

ちょっと衝撃。医学ミステリーとしては史上最高傑作なんじゃない?って思ったらブクログレビューの低評価にビックリです。まあ登場人物に華がないとか、犯人の野望が良くわからんとか、回収されてないエピソードはあるけど、トリックは秀逸。メッシのフェイントで、弄ばれたあげく尻餅つかされた感じ。...

ちょっと衝撃。医学ミステリーとしては史上最高傑作なんじゃない?って思ったらブクログレビューの低評価にビックリです。まあ登場人物に華がないとか、犯人の野望が良くわからんとか、回収されてないエピソードはあるけど、トリックは秀逸。メッシのフェイントで、弄ばれたあげく尻餅つかされた感じ。★★★★★

Posted byブクログ

2017/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「医師にはできず、医師でなければできず、そしてどんな医師にも成し遂げられなかったこと」 それはいったい何なのか─── 最初は保険金詐欺だと思っていた。 ところがその後の展開は、想像を絶するものだった。 ”完全寛解”の謎が解けても、なんだかモヤモヤとしたものが残る。 狂気としか思えなかった。 たしかに一度は死と向き合い、その淵から這い上がれたとき、人生感は変わるのかもしれない。 でも、それすらも誰かの手によって操られるなんて… 理由はどうあれ、こんなことが許されていいのだろうか… 人の命をもてあそんではいけないと思う。 ただそれとは別に、治療方法や新薬の研究、治験への取り組み、がん保険のしくみ、 専門的なことが丁寧に解説されていて勉強になりました。 「このミス」大賞受賞作ということですが、 単に娯楽ミステリーと割り切って読むことができたら、 感想はまた違ったかもしれません。

Posted byブクログ

2017/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

末期がんが完全寛解する症例がつづいた。そのわけは、自殺遺伝子を組み込んだがん細胞を患者にもどし転移を起こさせる。そして自殺遺伝子をOnにする薬を投与するトリックを使用している。考え方は理論的であるが、実際は理論的にはいかないだろうなあ。自殺遺伝子を組み込んだ細胞だけを選別することが難しい。また体内に入り自殺遺伝子が働かない変異が起こればそれでおしまい。でも考え方は面白い。

Posted byブクログ

2017/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医療ミステリということで「バチスタ」のような話を想像したのだけど、”ミステリ”より”医療”の部分がかなり強い。 ガン消滅の謎に関しては、果たしてありうるのかどうかが分からないが、今まで聞いたこともないトリックだけに意外性がある。 ”ガン”そのものや治療に関する記述が多く、退屈になりがちなところを医療関係者の会話に素人を交えるなどして、読者視点での会話にしているなど工夫の跡もうかがえる。 あの病院の狙いやその後の顛末は少し説得力にかけるし、不要な事件(レイプ犯捜し?)もかえって話のテンポを削いだ気がするが、こだわったラスト一行まで一気に読めた。 医療関係の作者だと思うが、次の作品にも期待できる。

Posted byブクログ

2017/10/24

このミス関連、久しぶり。この賞に関しては年によって色々思うことがあるのだけど、今回は、うん、ミステリーだった。しかも、わかった後の怖さったらない。 こんな直球のタイトルでこんな魔球…。やだもう。もやもやする。 正義ってなんぞや。

Posted byブクログ

2017/10/15

医学、まではいかなくても、ある程度の生物学の知識が無いと、読み進めるのが難しいのでは?と感じた。 ただ、トリックは面白かったし、文章が読みやすくストーリーも飽きさせない。

Posted byブクログ

2017/10/04

医学用語のせいか、最初なかなか進まず、読み切れるか不安になったが、中盤から引き込まれていき面白く読めた。とはいえ全てを理解出来たかというとそうではない。

Posted byブクログ

2017/10/01

2017年「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作。初読み作家。 日本がんセンターの医師・夏目は、生命保険会社に勤務する友人から、夏目が余命半年の診断を下した患者に不正受給の可能性があると言われる。その他にも生前給付金を受け取った後に、ガンが消え去っている例が見つかり、同じセン...

2017年「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作。初読み作家。 日本がんセンターの医師・夏目は、生命保険会社に勤務する友人から、夏目が余命半年の診断を下した患者に不正受給の可能性があると言われる。その他にも生前給付金を受け取った後に、ガンが消え去っている例が見つかり、同じセンターに勤める羽鳥とともに調査を始める。疑いの目は夏目の恩師が理事長を務める病院に向けられる.何故ガンが消えるのか。。。 淡々と進んでいるような感じではあったが、なるほどなと面白く読めた。キャラクター描写がもう少し、特に恩師の西條先生に関してはあってもいいのかなと思ったりもした。ラストは予想していなかった。

Posted byブクログ

2017/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そういう事か!って感じ。 夏目が主人公と思ってたけど ラスト西條先生が主人公になってった。 西條先生の闇が! 闇が深すぎる。 死んだわけないと思ってたけど、 娘が死んだ時に 残った娘のDNAから 娘の相手と自分土地の繋がりのないこと 娘の実の父親も相手も見つけて利用する。 自分が学生の精子提供ボランティアの結果が宇垣先生。 数ヶ月後、2人はどうなるんだろう? 西條先生は既に死んだことになってるし。 嫁の浮気相手というか、娘の実の父親と羽鳥が被害者。 娘が実の娘だったら、羽鳥は殺されてたかも。

Posted byブクログ

2017/09/27

癌が完全に消失してしまうミステリー。 医学的トリックはちょっと難しいが、まあなんとなくわかる。 最後の1行は驚きだが、そういうことだったのか。

Posted byブクログ