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がん消滅の罠 の商品レビュー

3.4

136件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    2

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2023/12/01

いくつもの謎解きが読むペースを早め、要所要所でなるほど!とスッキリさせてくれて、構成が素晴らしいと感じた。自分の職業に近いこともあり、興味を掻き立てられた。それにしても、最後の最後は驚きの展開が待っていて本の面白さを実感した。

Posted byブクログ

2023/11/28

最近になって、「鈴木保奈美のあの本読みました?」というTV番組を知りました。その放送の中で、宝島社が主催している「このミステリーがすごい」大賞を受賞し、印象に残っている作品ということで、審査員の大森望さんと鈴木さん両名が印象深かったと言われた作品です。 私もミステリーは好きで、大...

最近になって、「鈴木保奈美のあの本読みました?」というTV番組を知りました。その放送の中で、宝島社が主催している「このミステリーがすごい」大賞を受賞し、印象に残っている作品ということで、審査員の大森望さんと鈴木さん両名が印象深かったと言われた作品です。 私もミステリーは好きで、大賞に選ばれた作品は読んでいるつもりでしたが、この作品は未読でした。 2017年1月に初版本が発売されており、図書館の蔵書にありました。 余命宣告を受けた患者がその後生き延び、癌も消え去るという「活人事件」という設定がミステリーでしばしば見受ける死というものと相反しており、驚きます。そして著者が癌の研究者であったこと(今は出版社に勤務されているようです)をフル活用しているなと感じる作品でした。 審査員のあとがきに書かれていますが、話題になったとされる専門的な説明と会話に傾きがちなところは、確かに読み進める上で苦労しましたが、謎解きを目指す読者としては、なんとか読み終えました。 キーワードは、夏目医師の恩師が語った 医師にはできず、医師でなければできず、そしてどんな医師にも成し遂げられなかったこと 本文184頁 著者の作品は、私がスルーしてしまうぐらいだし、その後の活躍はどうしても癌に偏っているようなので、なかなか手に取ることはないのかなと残念な気もします。最近は医学者のミステリー作品も多いので、今後ちがった角度での作品作りに期待したいです。

Posted byブクログ

2023/11/12

医療物の難しい単語が出てくるものの 文章は読みやすく感じた。 それぞれの過去と伏線の回収 最後のページはやられた、、と思った。 こういう驚きがあるから読書はやめられない!

Posted byブクログ

2023/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。 夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金3千万円を受け取った後も生存しており、それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。 同様の保険支払いが4例立て続けに起きている。 不審を抱いた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。 一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。 その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。 がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。 (アマゾンより引用)

Posted byブクログ

2023/04/23

うーん、俺は馬鹿なのだろうか?選考委員が言ってるような小説的な稚拙さについては別に感じなかったし、話も面白かったのだが、謎が解明されてるのに、なんだかよくわからなかった。トリックは、まあ確かにわからなくはないのだけれど、何故、殺されたように見せかけられた西條先生が、「お父さん」な...

うーん、俺は馬鹿なのだろうか?選考委員が言ってるような小説的な稚拙さについては別に感じなかったし、話も面白かったのだが、謎が解明されてるのに、なんだかよくわからなかった。トリックは、まあ確かにわからなくはないのだけれど、何故、殺されたように見せかけられた西條先生が、「お父さん」なんだ?西條先生ではないのか?うーん…

Posted byブクログ

2023/03/03

このミステリーがすごい!大賞受賞作。医療もので、最初は専門用語に戸惑ったが、それを差し引いでも惹きつけるものがあります。 やはり、最後の大ドンデン返しで、あっと驚かれされます。

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2023/02/18

がんセンターで働く夏目のところに、保険会社で働く友人から不思議な相談が舞い込んだ。 それは、夏目が診断した余命半年のがん患者へ支払われたリビングニーズ特約の保険金詐欺を疑わせるものだった。 余命半年と宣告されつつもがんが寛解した患者が4人。これは偶然の幸福がもたらしたものなのか、...

がんセンターで働く夏目のところに、保険会社で働く友人から不思議な相談が舞い込んだ。 それは、夏目が診断した余命半年のがん患者へ支払われたリビングニーズ特約の保険金詐欺を疑わせるものだった。 余命半年と宣告されつつもがんが寛解した患者が4人。これは偶然の幸福がもたらしたものなのか、人為的なものなのか、前代未聞の活人事件が幕を開ける。 医療ミステリーとしてめちゃくちゃ面白かった! 謎解きも一筋縄ではいかなくて、なるほどと唸ったり、違うのか?と驚いたり。 がんという病気の不思議さにも、生物の身体の仕組みにも魅力を感じた1冊でした。

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2023/01/11

医療に関わる小説が好きなので期待しすぎたかも? 私にはあまり刺さるものがなくて、流し読みしてしまった。

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2022/07/06

「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作というので読んでみました。 始めの方は 病気の事とか 色々丁寧に書いてあって余計に 難しく読みました(苦笑) 余命数ヶ月と言われた人が 保険金をもらったら 完治したという 不思議な出来事が起きたその謎を解いていくのですけど ミステリーと...

「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作というので読んでみました。 始めの方は 病気の事とか 色々丁寧に書いてあって余計に 難しく読みました(苦笑) 余命数ヶ月と言われた人が 保険金をもらったら 完治したという 不思議な出来事が起きたその謎を解いていくのですけど ミステリーというより 私は 医療の現場への 不信感が出ちゃいました。 身体の中の処置は 自分で見届けられないし レントゲンとか 映像とか 見せてもらっても 本当に自分のものかどうか 見分けもつかないし。。。 医療という現場は お医者さんとの信頼関係の上で成り立ってるんだと しみじみ思いました。 癌などの高額医療などは 本当にその薬って 高額なの??本物使ってる??って 思っちゃいますね。 この本の感想というには かなり反れましたが 最後のどんでん返しとかもあって かなりひねった 本だと思いました。 どろどろしたシーンや 殺人のシーンなどがないけど 怖い~~って いう お話でした。

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2022/06/09

「謎」は最後に解明されるんですが、生命軽視も甚だしいお話です。 けっこうな嫌ミスなのに、好きになれないのは、そのせいか。 読んでからずいぶん経つので、詳細忘れちゃってますが、 コレに出てきたお医者さんの倫理観の無さにはビックリしますよ。 著者は医師らしいのですが、現実の医師もこ...

「謎」は最後に解明されるんですが、生命軽視も甚だしいお話です。 けっこうな嫌ミスなのに、好きになれないのは、そのせいか。 読んでからずいぶん経つので、詳細忘れちゃってますが、 コレに出てきたお医者さんの倫理観の無さにはビックリしますよ。 著者は医師らしいのですが、現実の医師もこんなかんじだとしたら もう、寒々としちゃいますね。 ミステリーとしては面白かったですが、物語としての物語に留まる。 そう思うのは、ニコの認識が甘いのかも。

Posted byブクログ