妻が椎茸だったころ の商品レビュー
このタイトルが気になって読まずにはいられませんでした。5篇の短編集ですが、どれも面白かったです。 『妻が椎茸だったころ』は妻を亡くした夫が妻が生前予約していた料理教室に代わりに参加するお話ですが、これは想像力を掻き立てられますね。私は昔何だったのだろう? そして一時期「石」に...
このタイトルが気になって読まずにはいられませんでした。5篇の短編集ですが、どれも面白かったです。 『妻が椎茸だったころ』は妻を亡くした夫が妻が生前予約していた料理教室に代わりに参加するお話ですが、これは想像力を掻き立てられますね。私は昔何だったのだろう? そして一時期「石」に興味を持っていた時があったので『蔵篠猿宿パラサイト』のお話はとても楽しく読めました。猿宿温泉も鍾乳洞も実在してないようですが、『宇宙からの色』という小説はあるようなので読んでみたくなりました。 どの短編も不思議な世界観と最後のオチも良く楽しめました。これまで中島京子さんの作品は長編を2冊読んでいますが、私の好みは断然こちらの短編集。興味を引くタイトルの付け方にもセンスを感じました。
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気になるタイトルに思わず手に取ってしまう。 5つの短編集になっているが、どれもちょっと謎っぽくて、理解できないわけではないけどあえて理解したくない…不思議なままでそっとしておきたいと思うようなものばかり。 どれもぎゅっと「偏愛」が色濃く詰まっていて楽しめた。 「妻が椎茸だった...
気になるタイトルに思わず手に取ってしまう。 5つの短編集になっているが、どれもちょっと謎っぽくて、理解できないわけではないけどあえて理解したくない…不思議なままでそっとしておきたいと思うようなものばかり。 どれもぎゅっと「偏愛」が色濃く詰まっていて楽しめた。 「妻が椎茸だったころ」は、亡き妻のレシピ帖に書いてあった、どこかの時代にいけるなら、私は私が椎茸だったころに戻りたいと思う。という記載に想像力がついていかないという夫が、あたりまえに面白く思った。
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はじめましての作者さん きらいじゃない どこか遠くにおいてきた あまり見つめたくない感情を そっと呼び覚ます 世にも奇妙な物語を想起させる
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5種類の短編集 みんな趣が違って面白かった 表題の 妻が椎茸だった頃 私も料理しますが、こんな事考えた事ない 料理の先生は普通の事のように語ってますがw ハクビシンを飼う エロい部分もあるけど、読者に青年は何者?と考えさせますね 全体を通して 不思議な物語でした
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タイトルよ。そしてタイトル通りのとんでもないレベルのユーモラス。 好き嫌いは間違いなく分かれる。 「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」、「ラフレシアナ」はどうにも苦手だった。 「妻が椎茸だったころ」と「蔵篠猿宿パラサイト」は結構好き。 「ハクビシンを飼う」は途中まです...
タイトルよ。そしてタイトル通りのとんでもないレベルのユーモラス。 好き嫌いは間違いなく分かれる。 「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」、「ラフレシアナ」はどうにも苦手だった。 「妻が椎茸だったころ」と「蔵篠猿宿パラサイト」は結構好き。 「ハクビシンを飼う」は途中まですごくよかったんだけどなぁ、どうして突然そういう展開になるのか、残念がすぎる。 よくも悪くも印象に残りすぎる作品。このぶっ飛び方は嫌いではない。 かなり上級者向け。
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本屋で表紙を見てからずっと気になっていた作品です。タイトルからは話の内容が想像できなくていつか読んでみたいなと思っていました。 構成は短編集でそれぞれの話につながりはありません。タイトルにもなっている「妻が椎茸だったころ」というのは、そのうちの一つのお話です。 内容は細...
本屋で表紙を見てからずっと気になっていた作品です。タイトルからは話の内容が想像できなくていつか読んでみたいなと思っていました。 構成は短編集でそれぞれの話につながりはありません。タイトルにもなっている「妻が椎茸だったころ」というのは、そのうちの一つのお話です。 内容は細かいところはネタバレになるので、詳細は書きません。全話を通してどことなく掴みどころのない、不思議な空気感が漂っています。読み終わってもスッキリするというわけではありません。あの場面はこういうことだったのかと想像を膨らまるのが楽しみ方なのかと思います。 ホラーチックであり、ファンタジーっぽさもあり、はたまた過激なシーンもあったりとたくさんの要素を含んでいます。こういった詰め合わせのような作品が好きで、不思議な読後感を味わいたい人にはおすすめできる作品です。
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好きなアーティストがオススメしていたので読んでみました。 タイトルが不思議でしたが、読んでいくうちにタイトルの意味がわかってあぁそういうことか!ってなりました。 心が温かくなったり、どんでん返しにうわぁ!ってなったり、バラエティに富んだ短編小説だと思います。
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表題作「妻が椎茸だったころ」。優しい素敵なお話。最後の1行、想像してウルッときた。 本の紙質がしっかりしていて、高級な感じ。 (余談)「パラサイト隕石」を調べようと思って「隕石」をググったら面白いことが起こったので、皆様もぜひ。
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中島京子さん作品は初めて。 個人的に好きなのは、植物愛好家の話である「ラフレシアナ」と、料理にちなんだ温かい物語の「妻が椎茸だったころ」。 五作とも偏愛に満ちた作品で、ちょっと気持ち悪かったり、温かい気持ちになったり、どんでん返しがきまっていたりと、ジャンルの垣根を超えた作品だな...
中島京子さん作品は初めて。 個人的に好きなのは、植物愛好家の話である「ラフレシアナ」と、料理にちなんだ温かい物語の「妻が椎茸だったころ」。 五作とも偏愛に満ちた作品で、ちょっと気持ち悪かったり、温かい気持ちになったり、どんでん返しがきまっていたりと、ジャンルの垣根を超えた作品だなと感じた。
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表題作が素敵すぎた。大切な誰かにいつも料理を作っている人、大切な誰かがいつも料理を作ってくれる人は、私も椎茸だった頃あるある…!となんとなく共感できるんじゃないかな。わかんないけど(笑)
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