いまさら翼といわれても の商品レビュー
古典部シリーズ6作目。いよいよキャラクター像が濃くなって、自分も古典部の一員になったんじゃないかぐらい一人ひとりの気持ちとか高校生だからこその葛藤とか胸に来るものがありました。ホータローがどんどんかわいくてかっこよく見えてくるし、みんなホントいいやつ(笑) 千反田さんがこの先どう...
古典部シリーズ6作目。いよいよキャラクター像が濃くなって、自分も古典部の一員になったんじゃないかぐらい一人ひとりの気持ちとか高校生だからこその葛藤とか胸に来るものがありました。ホータローがどんどんかわいくてかっこよく見えてくるし、みんなホントいいやつ(笑) 千反田さんがこの先どう将来に向けて進みだすのか、とてもとても気になるので、米澤さん、早く次の作品よろしくお願いします(^人^)
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シリーズ物と知らず…^^; この巻だけ読みました。 青春。だけど、主人公たちにどこか影というか、抱えているものがあって、その葛藤も描かれています。 ちゃんとシリーズ最初から読んだら、共感も増すんだろうな、という感じ。 余韻をもたせる終わりかただったので、この後も彼らのストーリー...
シリーズ物と知らず…^^; この巻だけ読みました。 青春。だけど、主人公たちにどこか影というか、抱えているものがあって、その葛藤も描かれています。 ちゃんとシリーズ最初から読んだら、共感も増すんだろうな、という感じ。 余韻をもたせる終わりかただったので、この後も彼らのストーリーは続くんでしょうね。
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短編集で、古典部メンバーそれぞれをより掘り下げて理解できる内容。これを踏まえて最初から読み直したい!ってなったので、穂信先生上手いですね〜。笑 「鏡には映らない」ではいつも冷めてるように見える折木の根の人間性がわかり、折木、お前って奴ァ〜!となり。 後半にある「長い休日」は、そ...
短編集で、古典部メンバーそれぞれをより掘り下げて理解できる内容。これを踏まえて最初から読み直したい!ってなったので、穂信先生上手いですね〜。笑 「鏡には映らない」ではいつも冷めてるように見える折木の根の人間性がわかり、折木、お前って奴ァ〜!となり。 後半にある「長い休日」は、その冷めてるように見える"省エネ人間折木"が生まれた経緯の話で、これがなかなか胸が苦しくなるお話でしたが、すごく好きでした。 あと、個人的にかなり好きだったのは「わたしたちの伝説の一冊」の中のふくちゃん。摩耶花のお話なのですが、途中で絡んでくるふくちゃんの言動がいちいちすばらしく本当に良い男です。(迫真) 好きなお話ばかりだったので、早くアニメでも観たいですね。
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2021/04/01読了 #このミス作品66冊目 古典部シリーズ第6弾。短編集。 シリーズものと知らず間すっ飛ばして 手に取ってしまったが面白かった。 当たり障りなく生きる主人公が 時に仲間のために自分の型を破る姿が 微笑ましい。
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古典部シリーズの6作目であり、短編集。 生徒会選挙の不正を究明する「箱の中の欠落」。奉太郎の中学生時代の事件を扱った「鏡には映らない」。雷に3度打たれた人が登場する「連峰は晴れているか」。文化祭後の漫画研究会を描く「わたしたちの伝説の一冊」。奉太郎の省エネ主義のきっかけとなる事...
古典部シリーズの6作目であり、短編集。 生徒会選挙の不正を究明する「箱の中の欠落」。奉太郎の中学生時代の事件を扱った「鏡には映らない」。雷に3度打たれた人が登場する「連峰は晴れているか」。文化祭後の漫画研究会を描く「わたしたちの伝説の一冊」。奉太郎の省エネ主義のきっかけとなる事件を描く「長い休日」。タイトル作であり、えるの転機となる「いまさら翼といわれても」を収録。
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少し前に『氷菓』を読んで〈古典部〉シリーズを続けて読みたくなったのですが、私が利用している図書館にはその後のシリーズがこちらのしかなく、第二弾から第五弾を飛ばして読むことになってしまいました。6つの短編はそれぞれに完結するので内容を理解するのには支障がなく、十分に楽しむことが出来...
少し前に『氷菓』を読んで〈古典部〉シリーズを続けて読みたくなったのですが、私が利用している図書館にはその後のシリーズがこちらのしかなく、第二弾から第五弾を飛ばして読むことになってしまいました。6つの短編はそれぞれに完結するので内容を理解するのには支障がなく、十分に楽しむことが出来ました。ですがやはり過去のエピソードが所々入ってくるので、飛ばした二弾~五弾の内容がより気になりました。(あとで必ず読みたいと思います!) 折木奉太郎が「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」というモットーを持つきっかけになった話を語る『長い休日』はなにか最後じわっと感銘を受けました。ここで奉太郎がある意味解放された一方で、最後の表題作『いまさら翼といわれても』では千反田えるが背負わされてきたものの故に苦しむ内容になっていて、とてもやるせなかったです。彼女がこれからどのように自分の生きる道を見出していくのか、とても気になります。
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古典部シリーズの短編集。 なぜ折木奉太郎は省エネ主義になったのか? 摩耶花の漫研退部の話など相変わらずの秀逸さを感じさせる文章である。
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久しぶりの古典部シリーズ、安定の面白さ。 連作短編なので、普通ならいくつかいまいちなものが混ざっているものだが、すべてでクオリティが高い。 「箱の中の欠落」 『匣の中の失楽』をもじっているのかとは気付いたが、読んだことはないので内容に関係があるのかはわからない。 生徒会長選挙...
久しぶりの古典部シリーズ、安定の面白さ。 連作短編なので、普通ならいくつかいまいちなものが混ざっているものだが、すべてでクオリティが高い。 「箱の中の欠落」 『匣の中の失楽』をもじっているのかとは気付いたが、読んだことはないので内容に関係があるのかはわからない。 生徒会長選挙で起きた問題を解明する話。 私は序盤で真相に気づいたものの犯人が分からずにいたが、なるほどそういう終わり方もありか。 でも動機くらいは知りたかった。 「鏡には映らない」 中学の卒業制作で奉太郎はとんでもないことをやらかして、同級生から恨まれているらしい。 読者視点からすれば、奉太郎がそんなひどいことをするはずがないと信じたいところ。 里志と粋な仕返しがかっこいい。 「連邦は晴れているか」 アニメで見たことがあった。 今思うとアニメの出来良かったなぁ。 タイトルがかっこいい。 どうして調べる気になったのか、奉太郎の気遣いが素敵。 「ヘリコプター好きの先生がいたっけなあ」なんていう日常の何でもない会話から、1つの事件が見えてきて、それに対する主人公の内面も見えてくるとは。 「わたしたちの伝説の一冊」 私はくだらないことに時間を割かないで、実質的な事に力を入れることができているだろうか? 「長い休日」 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」という奉太郎のモットーはどうして生まれたのか。 優しい人なら共感できるはず。 「ばかだって構わない。ただ、つけ込まれるのだけは嫌だ。」 「いまさら翼といわれても」 思春期独特の苦悩わかるなあ。 わがままなんだけど、束縛も困るし、放り出されるのも困る。 その後どうなるのか、続きを読みたい。 タイトルかっこよすぎやしません?
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今後の展開が気になりすぎるし、<古典部>シリーズは文庫判で揃えるのが一番良いなとも思った。 モーストフェーバリットは『わたしたちの伝説の一冊』、次点が『鏡には映らない』 全てのキャラが愛おしいけれど、滅茶苦茶応援したいと思っているキャラは伊原摩耶花である。その彼女が、どんな経緯...
今後の展開が気になりすぎるし、<古典部>シリーズは文庫判で揃えるのが一番良いなとも思った。 モーストフェーバリットは『わたしたちの伝説の一冊』、次点が『鏡には映らない』 全てのキャラが愛おしいけれど、滅茶苦茶応援したいと思っているキャラは伊原摩耶花である。その彼女が、どんな経緯があって漫画研究会を辞めたのか。いずれ語られるだろうと期待していたので、読了後は胸が一杯になって拍手したくなった。 また『鏡には映らない』では、ずっと疑問だった中学での一件が描かれていて率直に嬉しい。如何してそうなってしまったのかという部分も「奉太郎らしいな」と思える。“省エネ主義”を掲げるキッカケとなった『長い休日』も良いが、『鏡には映らない』の方が好い。 果たして、次巻はいつ世に放たれるのだろうか……。
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つらいつらいつらい話の連続。 器用には生きられないね。 でも、そんな生き方を理解してくれる人が近くにいるというのはとても嬉しいこと。素敵なこと。 良く集まったよ、この4人。
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