女王さまの夜食カフェ の商品レビュー
1作目同様、どのお話の料理も全部おいしそうだった。生きてくのは寂しい。寂しいから誰かと繋がる。特別じゃなくていい、今の自分で充分すてきよって言ってもらえる作品。
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病に倒れていたドラァッグクイーンのシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて? 〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。 夢を追うことを諦めた二十代の漫画家...
病に倒れていたドラァッグクイーンのシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて? 〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。 夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントに「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」。 子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ「秋の夜長のトルコライス」。 そして親子のあり方に悩む柳田とシャール、それぞれの結論とともに食す「再生のうどん」。 ………… 前作のマカン・マランも良かったけど こちらは、もっと良かった。 特に私は 「秋の夜長のトルコライス」がお気に入り。 今回の作品は、親子関係を題材にして いたせいか、リアリティ溢れていて泣けた。 トルコライスの回は、子供の発達障害がテーマになっていたが、わかるうんとても良くわかるよ。 子育てって本当に大変だ。人を育てる仕事って、失敗できないし、責任重大。 でも、それはあくまでその子供の為であって、自分のためではないのだということを肝に銘じないといけない。でも、なかなか難しい。 そんな自分のむかしの子育てを思い出しながら、涙したり、心を打たれたりしていた。 時には、楽になろうよ。たまには休まないと、お母さんも疲れちゃうよね。 そんな時、マカン・マランがある。 私も癒されたいなと思った。 素敵な読書の時間でした。
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「…食べ物って、すごいんですね」 「それはそうよ。自分の身体を作るものですもの」 温かくて心がじんわりする言葉が沢山散りばめられていて大好きな本。 ふたたびは、"親や家族"と"子供"の話が多くて、自分も今後抱えそうな悩みを、シャールさんの言...
「…食べ物って、すごいんですね」 「それはそうよ。自分の身体を作るものですもの」 温かくて心がじんわりする言葉が沢山散りばめられていて大好きな本。 ふたたびは、"親や家族"と"子供"の話が多くて、自分も今後抱えそうな悩みを、シャールさんの言葉を貰って、主人公と一緒に考え直せて凄く良かった。 残り2冊…! 1冊1冊大事に読もうと思います。
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不安から解放してくれる1冊。こんなお店が近所にあったらな…と、Googleマップを凝視してしまう。色んな人がいて、色んな生き方がある。いいも悪いもない。一陽来復。素敵な四字熟語を知れた作品。
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好きすぎる。この世界観にハマります。 登場人物たちのそれそれの心境や境遇に、 ちょっとづつ共感できる部分があって。 それをシャールさんに癒してもらってるような。 ふぅーーーーー。と、深い深呼吸をしてちょっと涙出る。そんな本です。
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登場人物と境遇が似ていなくても、シャールさんの言葉がすっと入ってくる 私も大人のお子様ランチ食べたい
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せかせかした毎日を過ごしてる中で、 もっとゆっくり歩いても大丈夫だよって言ってもらってる気がします。 自分を大切にすれば、きっと他の人にも優しくなれるはず…癒されました♪
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一風変わったドラァグクイーンたちが集うカフェ。前作で手術を終えたシャールが戻ってきた。 いろんなことに迷い、疲れた人たちがカフェに訪れるパターンは同じなのに、なぜか集う人たちのエピソードに共感しすぎて涙して読んだ。 疲れてるのかな?でも共感する人多いと思う。みんな疲れてるし、日々...
一風変わったドラァグクイーンたちが集うカフェ。前作で手術を終えたシャールが戻ってきた。 いろんなことに迷い、疲れた人たちがカフェに訪れるパターンは同じなのに、なぜか集う人たちのエピソードに共感しすぎて涙して読んだ。 疲れてるのかな?でも共感する人多いと思う。みんな疲れてるし、日々悩んでいる。そういう時に本の中ででも癒やされるといいなと思う。
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エピソードは4つ。 どの主人公も、迷いや悩みを持ちながらお店にたどり着き、オーナーのシャーシの声掛けによって、心が軽くなってお店を出ている。 こうしてあげよう、ああしてあげなきゃという恩着せがましさや、押し売りがない、生活のなかで感じ得た体験を言葉にするのがうまいシャーシだか...
エピソードは4つ。 どの主人公も、迷いや悩みを持ちながらお店にたどり着き、オーナーのシャーシの声掛けによって、心が軽くなってお店を出ている。 こうしてあげよう、ああしてあげなきゃという恩着せがましさや、押し売りがない、生活のなかで感じ得た体験を言葉にするのがうまいシャーシだから、相手に響いてるんだろうなぁと感じた。 言葉とかコミュニケーションって勉強だけじゃないんだよなぁ、生きてきた生活の厚みで言葉を選べるようになるのかなぁなんて思ったので 私もいろんな経験をして、人脈に繋がるような生き方をしたいなぁなんて思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回の話もどれも素敵でした。 刺さったのは1話目と3話目。 1話目の職場に友達を作りに行っているのではないというフレーズに、そうだよね!とすごく共感させられました。 3話目は同じくグレーゾーンの子を育てている私にとっては号泣もの。 子育てってほんとに悩むし、これで良いのか正解なんてないのかもしれないけど、シャールさんから励ましてもらった気がして、明日からまた子どもとちゃんと向き合っていこうって思えました。 このシリーズ購入してしまおうかなぁ。 それくらい良いです。
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