女王さまの夜食カフェ の商品レビュー
シリーズ第二弾。 かつてニューヨークに駐在していたエリートサラリーマンからドラァグクイーンへと転身を遂げたシャール。 人の心からこぼれ落ちる、必死さや健気さ、悩みを両手ですくい上げてくれるような人。 今シリーズは「家族」をテーマに、やはり柔らかで清々しくも温かな光を灯すストーリー...
シリーズ第二弾。 かつてニューヨークに駐在していたエリートサラリーマンからドラァグクイーンへと転身を遂げたシャール。 人の心からこぼれ落ちる、必死さや健気さ、悩みを両手ですくい上げてくれるような人。 今シリーズは「家族」をテーマに、やはり柔らかで清々しくも温かな光を灯すストーリーが続いていく。 自分のことを、「ただの」とか「つまらない」とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれる人たちに対して、失礼よ。 シャールが放つ、穏やかで、それでいて毅然とした言葉を向けられた時に生まれる感情。 この人は自分を愛し、人を愛してくれる。 皆誰しもが、寂しくて、そして一生懸命であることを教えてくれる。 人の気持ちと食事とは密接に関わっているのだなと、ふと思う。 きちんと自分を労ってあげたい時に口にするもの。 誰かと真剣に向き合いたい時に作る食事。 ほんの一言言葉を添えるようにして、相手へと送る手作りパン。 そのどれもが血の通ったあたたかなやりとりとして、体と心を繋いでいる。 誰しもが寂しさを抱えている。 けれどそれは、決してひとりぼっちだということではない。 大切な誰かを思い浮かべながら囲む食卓。 この一冊はおいしい匂いを漂わせる、出来立ての料理のような物語だ。
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シャールさん、おかえりなさ〜い!! 2作目でもシャールさんのお料理と言葉に癒されたけれど… シャールさんも弱音を吐いたり、寂しさに襲われたりする部分が描かれていて、なんだかホッとしたよ〜。 だっていつでも人に寄り添える人は居ないからさぁ〜。 と さもこの本のマカン・マランの常連...
シャールさん、おかえりなさ〜い!! 2作目でもシャールさんのお料理と言葉に癒されたけれど… シャールさんも弱音を吐いたり、寂しさに襲われたりする部分が描かれていて、なんだかホッとしたよ〜。 だっていつでも人に寄り添える人は居ないからさぁ〜。 と さもこの本のマカン・マランの常連さんのような気持ちで楽しませていただきました また、すぐに会いに行きます!(笑) シャールさん シリーズ3作目も手元にあるので
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夜明け前がいちばん暗い、そんな夜の夜明けにさす白い光のようなお店の物語 わたしたちはなんだってできる
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泣く。今作は自分にとってとても必要な言葉ばかりだった。 『親であることも、子であることも、まごう事なき大いなる冒険だ。』 マカン・マランはどこにありますか.. そしてジャダが好きすぎる。
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このシリーズ大好きだ。やっぱり面白い。シャールとその周りの人達とのやり取りの中に気付かされることがいろいろあって、心が温かくなる。
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シャールさん無事で良かった、、、。 1番の親孝行は、元気で親を看取ることか、、、確かに。 親子の話が多かったから、前より胸にくるものがあったなぁ。 やっぱりこういう話には弱いかも。
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一作目でマカンマランのエキストラのようにひっそりと物語に溶け込んでいた常連客が、二作目では物語の中心としてどんどん登場してくる。どんな人となりなのか、シャールさんとはどうやって知り合ったのか…このお店に辿り着いた経緯がわかってくる感じ。たまりません。
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マカンマランのようなお店が近所にあったらともても思う。1作目より刺さるお話が多かった。3作目も読みたい
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シャールさん戻ってきてくれて良かった 親子の関係がベースのお話が多くて育児中の自分には刺さる 自分の完璧主義に子どもを当てはめる、付き合わせてるんじゃないかってドキリとさせられる 教え子には寄り添う柳田が自分の子には頑固親父でしかないのがリアル笑
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誰しもが抱えているような、あるいはこれから抱えるような悩みが主題となっていて、共感で胸がギュッとなった。シャールみたいな人と出会えたらな〜。 繰り返し何度も読みたい本。大切にしたい。
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