「言葉にできる」は武器になる。 の商品レビュー
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前半部分は「気持ちを「言葉にできる」魔法のノート」の方が簡潔かつ分かりやすいと思った。ためになったのは後半部分の、内なる言葉から外に向ける言葉化する作業で、 ①たとえる ②繰り返す ③対句 ④断定 ⑤呼びかけ を意識するといいと書かれてあったことだ。たしかに、心にビビッとくるキャッチフレーズは、この5つ、特に対句が使われていたなあと思い出す。そしてどれも中学で学んだということに親近感を覚えた。今後は、作文などでのタイトルでしっくりくるものを自分で生み出すことができるかもしれない。
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【冗長、初心者向け】 話すのが得意な人、社交的な人にとっては、本当に退屈な1冊。とにかく説明や例え話が多くて、くどい。実際に読んでみると、それがわかる。 ◎要約 キーワードは「内なる言葉」。 「内なる言葉」とは、声には出さないけど思っている言葉のこと。 たとえば、「今日は天...
【冗長、初心者向け】 話すのが得意な人、社交的な人にとっては、本当に退屈な1冊。とにかく説明や例え話が多くて、くどい。実際に読んでみると、それがわかる。 ◎要約 キーワードは「内なる言葉」。 「内なる言葉」とは、声には出さないけど思っている言葉のこと。 たとえば、「今日は天気がいいな」とか「お腹すいたな」とか「イライラする」とか、口には出さないけど、何かしら心の中で思っている言葉たちのこと。 本書では、この「内なる言葉」に意識を向け、なぜ自分はそう思っているのか、何がしたいのかなど「内なる言葉」に思考を巡らすことが大切だと述べている。 それをすることにより、「外に発する言葉」に重みや体温が伝わり、心に響く言葉を紡ぐことができるようになるというもの。 要するに、普段は口に出さない心の中で思っている言葉をあえて文字にして「見える化」することで、自分の頭の中が整理されてスッキリするよ。 そんで、心のモヤモヤが文字としてちゃんと変換されるから、言葉にできるようになるよというお話。 ◎感想 説明が重複していたり、例えが多すぎて文字稼ぎをしているなという印象が強かった。 また、「内なる言葉」に意識を向けるための手段として、A4用紙に今抱えている不安や思い、願望などを書き出して、仕分けしてみると良いと書かれている。そのやり方や整理の仕方、メリットなどが事細かく書かれているのだが、ここでもまた随分と文字数を稼いでいるなあと感じてしまう。もうわかった、お腹いっぱいという感じ。 ※「内なる言葉」に耳を傾け、頭の中を整理して要旨を端的に伝える大切さ身をもって教えてくれる著書としてみれば、良書なのかもしれない......
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自分は伝えるのが苦手、何を言ってるか自分でもわからない、なんてことをよく思っていた。 筆者は理系一筋、本も多くは読んでこなかったが、言葉を伝える仕事をしている。 結論、苦手なんてなくて方法がわかってなかっただけなのだと考える。 この本はその具体的な方法が載っているので、次は...
自分は伝えるのが苦手、何を言ってるか自分でもわからない、なんてことをよく思っていた。 筆者は理系一筋、本も多くは読んでこなかったが、言葉を伝える仕事をしている。 結論、苦手なんてなくて方法がわかってなかっただけなのだと考える。 この本はその具体的な方法が載っているので、次は実践してみて苦手意識を引き下げていきたい。
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「言葉を生み出すために必要なのは、動機である。」 心から湧き出た言葉が人を動かし得る。 だから常に自分の心の中を言語化して、 外に出す練習が必要。 これからは小手先のテクニックではなく、 自分の言語化によって、人が動く言葉を生み出す。 「人の心を動かすのは、話している本人の...
「言葉を生み出すために必要なのは、動機である。」 心から湧き出た言葉が人を動かし得る。 だから常に自分の心の中を言語化して、 外に出す練習が必要。 これからは小手先のテクニックではなく、 自分の言語化によって、人が動く言葉を生み出す。 「人の心を動かすのは、話している本人の本気度や使命感であり、生きる上で感じてきた気持ちが総動員された、体温のある言葉なのだ。」
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言葉をコミュニケーションの道具としてしか、考えていないのでないですか?/ 言葉は思考の上澄みに過ぎない/ 考えてないことは口にできない/ 思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない/ あなたが発する言葉の1つひとつは、あなたの人格そのものとなる/ 言葉にできないということは「言葉にできるほど考えられていない」ということと同じである
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なんとなくタイトルに惹かれて。 話していて、薄っぺらいことを言ってるなーと思うことはよくある。 それはそれで必要なシーンもあるが、大事なときにそういうことしか言えないのはもどかしいと思っていた。 今回はうまく喋れなかったなぁと感じる程度で反省はしていなかったが、結局それは思考が足りていなかったと本書で指摘された気持ち。 その思考の深め方として内なる自分の言葉に耳を傾けるとあるが、これはなかなか難しそう、とはいえまずはその意識を持つことが重要と感じた。 本質とはずれるのだろうが、後半で紹介されている日本語の型や心構えはテクニックとしても有用そう。
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自分の言いたいことが言葉にならない、相手に自分の言葉が届かない、想定外の質問に言葉が詰まる、人を惹きつける文章が書きたいなどの悩みを持つ人に刺さる本だと思います。 一言で言えば、外に向かう言葉の使用におけるテクニックではなく、しっかりと内なる言葉と向き合い意見を育てることが大切...
自分の言いたいことが言葉にならない、相手に自分の言葉が届かない、想定外の質問に言葉が詰まる、人を惹きつける文章が書きたいなどの悩みを持つ人に刺さる本だと思います。 一言で言えば、外に向かう言葉の使用におけるテクニックではなく、しっかりと内なる言葉と向き合い意見を育てることが大切であることを説いた本。 内なる言葉・・・物事を考えたり、感じたりする時に無意識的に頭の中で発している不可視的な言葉 外に向かう言葉・・・一般的な可視的な言葉 内なる言葉と外に向かう言葉の関係性は次の①or②の概念でおおよそ説明しうると思う。 ①頭⇄心⇄身体、意識⇄無意識の関係と相似関係にある外に向かう言葉⇄内なる言葉の差分を自分の心と身体に意識を向け小さくすること。 ②言語化されていない内なる言葉(=原材料)から言語化された内なる言葉(=パーツ)を作り上げ、外に向かう言葉(=製品)としてアウトプットすること。 いきなり外に向かう言葉を作り出すのではなく、内なる言葉の深さや幅を広げることが大切。 内なる言葉の深さや幅を広げる(本書では解像度とも表現)ために以下の7つの具体的なステップがある。 1.頭にあることを書き出す 2.T字思考法 3.同じ仲間をグルーピング 4.足りたいところに気付き、埋める 5.時間をおいてきちんと寝かせる 6.真逆を考える 7.違う視点から考える この中で試した結果、特に効果の感じられたT字思考法を紹介したい。 まず内なる言葉に対し、なぜ(why?)で深堀りし、その結果それで?(so what?)で幅を広げ、本当に?(really?)で立ち戻る事で内なる言葉の深さや幅を広げて意見を強くする。whyで始めるのがミソです(so what?も考えやすいし、reallyも阻害する原因やバイアスの気づきになる)。 書いてる内容がシンプルなので侮っていましたが、このT字思考法だけでも読む価値がある本だと思います。
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幻冬社の社長見城さんも同じようなことを言っていた。 その他、イチロー選手やサイバーエージェント社長藤田さんも言葉を大事にするで有名。 「言葉は思考の上澄みに過ぎない。 思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない。」
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個人的に覚えておきたいと思った表現、フレーズ ・思考解像度を上げる ・思考は横への拡張と、縦への深化がある ・なんで?それで?本当に? ・真逆を考える、違う人の視点から考える(複眼思考)
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正直最初の1節だけでは良いのではないかと感じられた。タイトルの通り話すことについで書かれているのかと思ったら、筆者の専門分野である書くことについて書かれていた。今まで、発せられる言葉ばかりに着目していたので、筆者の言う「内なることば」というのは新たな視点だった。発せられる言葉はそ...
正直最初の1節だけでは良いのではないかと感じられた。タイトルの通り話すことについで書かれているのかと思ったら、筆者の専門分野である書くことについて書かれていた。今まで、発せられる言葉ばかりに着目していたので、筆者の言う「内なることば」というのは新たな視点だった。発せられる言葉はその本人の思考でしかないという点に納得した。だが、常に書いたり、頭を整理するのに時間がある場合ばかりではないので、私が求めていたのと違う部分もあった。後半の思考の鍛え方のところとかは、他のロジカルシンキングで読めば充分である。個人的には0秒思考の方がシンプルでわかりやすい。
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