祐介 の商品レビュー
読書習慣をつけようチャレンジ3冊目 こちらもアーティストとして好きなので読んでみました。 どこか薄暗くて何かに期待しているけど期待してなくてずっと何か傷ついて自虐的に語られており物語を楽しむものではなく薄暗さを感じとる本でした。 個人的に難しく感じたので3です。
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「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。 私がクリープハイプを好きなのは生きづらさに共感できるからかもしれない。 「お前等俺の話してたやろ?そんで俺が来たから慌てて消したやろ。俺の火を。まだ俺の煙が出てて、その辺漂ってるのわかるやろ?俺が入って来たときに、俺の煙が残ってるのは...
「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。 私がクリープハイプを好きなのは生きづらさに共感できるからかもしれない。 「お前等俺の話してたやろ?そんで俺が来たから慌てて消したやろ。俺の火を。まだ俺の煙が出てて、その辺漂ってるのわかるやろ?俺が入って来たときに、俺の煙が残ってるのは、俺に失礼やろ。除菌抗菌しとかな。」 これ読んだとき、こいつ何言ってんだと思ったけどよく考えてみたらあるあるな話で割とまともなこと言ってるって気づいておもしろかった。 これは推測だけど、「俺は、俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」とあって、最後の音楽をやめようと思ったことが祐介にとって自分を殴るということだったのかなと思った。
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わかんねー。純文学らしいし当たり前か。物語の内容というか、日常に感じてるけど流してる感覚を気づけた感じがする。そこはさすが尾崎世界観やんな。
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途中で書くのに飽きちゃったのかな、出来の悪い香港映画みたいだな、と思った。 26ページまでは面白かったのに。
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自分は元バンドマンで共感できるところもあったけど、小説としては好きじゃなかった。 クリープハイプは好きだし曲も歌詞も好きだけど、自分にはまだ難しかった 後10年後にもう一度読んでみる
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ずっとずっと昔から、この人のかくことばが好き、というよりもたぶん、その表現にこの言い回しをするんだ、とかこの言葉を選ぶんだっていう感性みたいな感覚的なところが全部全部好きなの この本が出る時スケジュール帳に“祐介”とだけ書いていたら友達に男の子との約束だと思われていたのを、ちょ...
ずっとずっと昔から、この人のかくことばが好き、というよりもたぶん、その表現にこの言い回しをするんだ、とかこの言葉を選ぶんだっていう感性みたいな感覚的なところが全部全部好きなの この本が出る時スケジュール帳に“祐介”とだけ書いていたら友達に男の子との約束だと思われていたのを、ちょっと思い出した、だけ
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クリープが好きなので手に取りました。個人的には好みの文体ではなかったが、主人公祐介のどうしようもなく救えない感じや決していい意味ではなくで達観してるところが気持ち悪くて良かった。 瞳ちゃんイノチミジカシコイセヨオトメ
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気持ち悪くて良い 小説は所詮他人の人生の話だし、心に残るフレーズは1個か2個でいいのにこれにはいっぱいあって、流石だな〜って感じ そりゃあんな良すぎる歌詞かけるよな〜
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悪意、怒り、そして何より主人公の矮小さ、愛しく思えてくる間も無いほどの気分を悪くするような表現の数々。人によっては多分普通に不快になる人もいるくらい。 終始暴力的な鬱屈で走り切る、10代~20代前半の音無き憤怒に向けて描かれたような劣悪な日々の数々。 ただ途中の夢のシーンだけは蛇...
悪意、怒り、そして何より主人公の矮小さ、愛しく思えてくる間も無いほどの気分を悪くするような表現の数々。人によっては多分普通に不快になる人もいるくらい。 終始暴力的な鬱屈で走り切る、10代~20代前半の音無き憤怒に向けて描かれたような劣悪な日々の数々。 ただ途中の夢のシーンだけは蛇足に感じた。その分もっと細かに日常の温度を感じたかったです。
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尾崎世界観、そしてクリープハイプの存在を知ったのは、2021年1月、『母影』が芥川賞の候補となった時のことだった。なぜかニュースで一度だけ目にした名前と作品名が頭に焼き付いた。 その後『母影』を読み、『祐介』も絶対に読まなければならないと思った。 衝撃を受けた。高校生の頃、村上龍...
尾崎世界観、そしてクリープハイプの存在を知ったのは、2021年1月、『母影』が芥川賞の候補となった時のことだった。なぜかニュースで一度だけ目にした名前と作品名が頭に焼き付いた。 その後『母影』を読み、『祐介』も絶対に読まなければならないと思った。 衝撃を受けた。高校生の頃、村上龍『限りなく透明に近いブルー』を読んだ時のように、生臭く血の味がした。ラストの2ページはいつまでも頭の中で繰り返される。自分の不甲斐なさに涙が流れる時、いつも『祐介』を思い出す。
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