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江戸川乱歩名作選 の商品レビュー

4.2

56件のお客様レビュー

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    21

  2. 4つ

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2024/05/01

気持ち悪い、後味の悪い話が多かった。それを味わいたくて乱歩の作品を読んだ。万人受けはしないなだろうから人にはあまり薦められないが自分はたまに乱歩作品を読みたいと思った。途中までミスリードを誘って読者の1つ先を行くトリック、物語となっていて楽しみながら読めた。

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2024/03/31

そして、一瞬間、私の物狂おしい眼は、その波の輪の中に、非常に巨大な、まっ赤にはぜ割れた一つの石榴の実を見たのであった。 ー石榴ー

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2023/12/31

人でなしの恋が面白かった。 読んでて、映像が浮かぶ感じ。 切ないのか、呆れるのかわからない感じがするお話し。

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2023/12/30

みんなが好きな押絵〜を読みたくて購入。やー、江戸川乱歩、うますぎる。しかけはシンプルなのに、どれも締めが無駄がなく美しい。目羅博士とかなんでこのネタだけで成立してるんだ?藤田新策氏の絵本買おうかなあ…

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2023/12/25

 久しぶりに読み返したけど、やっぱり気持ち悪い(褒め言葉)。探偵小説家としておもしろいのはもちろん、怪奇作品が好きすぎる。

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2023/12/06

同じく新潮から出ている「江戸川乱歩傑作選」と比べると、探偵モノは少ない。「石榴」と「陰獣」だけかな? エログロさはこちらの方が上。これらの作品が大衆に大いに受け入れられる当時の世の中の雰囲気、さぞかし平和な世の中だったんだろうなあと思いをはせる。 どれも適度にエログロで、そして...

同じく新潮から出ている「江戸川乱歩傑作選」と比べると、探偵モノは少ない。「石榴」と「陰獣」だけかな? エログロさはこちらの方が上。これらの作品が大衆に大いに受け入れられる当時の世の中の雰囲気、さぞかし平和な世の中だったんだろうなあと思いをはせる。 どれも適度にエログロで、そして乱歩らしくとても読みやすい。 「うわー。気持ちわるー」なんて思いながらさらさらと読める。 「陰獣」のとても丁寧な、探偵小説のお手本のようなプロットもさすが。 全編楽しめました。 楽しめました、が、私は「傑作選」の方が好きかな。

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2023/11/25

短編と中編。新潮文庫の傑作選とこの名作選で、ワクワクしたり嫌な気分になったり、仄暗い世界に迷い込んだり、かなり楽しめます。と言いつつ、傑作選に入ってる芋虫とか赤い部屋とか、この傑作選に入ってる踊る一寸法師とかは救いがなさすぎて正直苦手。 名作選だと「押絵と旅する男」が幻想的で好...

短編と中編。新潮文庫の傑作選とこの名作選で、ワクワクしたり嫌な気分になったり、仄暗い世界に迷い込んだり、かなり楽しめます。と言いつつ、傑作選に入ってる芋虫とか赤い部屋とか、この傑作選に入ってる踊る一寸法師とかは救いがなさすぎて正直苦手。 名作選だと「押絵と旅する男」が幻想的で好き。それと読んでて楽しいのは、他の作品がチラチラ出てくる「陰獣」。陰獣は、それこそ傑作選を読んでるとけっこう判るし、わかるぶん推理が翻弄されると思う。面白い造りだなあ。 100年近く前の作品と思えない。 それはそうと、目羅博士の冒頭で原稿の催促が厳しくて一週間くらい家にいたくなくて外をぶらついてる乱歩さん、かわいいな。人でなしの恋に泉鏡花の名前が一瞬出てくるのも気になるところ。どんなの読んだんだろう。

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2023/10/29

乱歩の怪奇幻想系の作品を中心とした中短編集 「押絵と旅する男」が一番好きです 生々しさすら感じる幻想的で繊細な世界の描写が彩りを持って広がり 静けさと暗さ、色彩の対比に 双眼鏡と汽車が夢と現実の境界を曖昧にしていくような感じがして

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2023/10/22

江戸川乱歩を久々に手に取って読んでみたが、やっぱり表現に古さはあれど面白さは色褪せない。 真夏に悪夢を見てじっとりと汗をかいて起きる感覚、文章だけで気持ち悪いことを表現する天才だ。 読んでいる時の不快感や異世界感が江戸川乱歩でしか書きえない表現の仕方で、本当に後味が悪い。 短編と...

江戸川乱歩を久々に手に取って読んでみたが、やっぱり表現に古さはあれど面白さは色褪せない。 真夏に悪夢を見てじっとりと汗をかいて起きる感覚、文章だけで気持ち悪いことを表現する天才だ。 読んでいる時の不快感や異世界感が江戸川乱歩でしか書きえない表現の仕方で、本当に後味が悪い。 短編とは思えない重圧感ある物語をこれでもかと詰め込んである良作。

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2023/10/15

人でなしの恋が読みたくて購入。 狂人達の織りなす物語。 読み始めたら止まることなく自分がすっかり穴の底に落ちてることに気がつく。

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