ジャッジメント の商品レビュー
読んでて辛くなった。でも、どの話も現実に起きてるし、人間の「感情」は法律や制度ではどうにもならないと思った。
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2016/11/14 重い。重すぎて少しずつしか読み進められなかった。 残酷非道な犯行を行なったものを同じ目に遭わす事が出来る「復讐法」 酷い事件を見るたびにわたしも、その痛みを分からせたい!と思った。でも、誰がその復讐をするの?復讐をしたら自分も犯罪者になってしまう。 犯罪...
2016/11/14 重い。重すぎて少しずつしか読み進められなかった。 残酷非道な犯行を行なったものを同じ目に遭わす事が出来る「復讐法」 酷い事件を見るたびにわたしも、その痛みを分からせたい!と思った。でも、誰がその復讐をするの?復讐をしたら自分も犯罪者になってしまう。 犯罪が起きた時点で不幸しかない。お願いだから酷い事件を起こさないで。
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復讐法という法律が成立した世界。この法律は被害者家族ににどのような選択を迫り、どのような行動へ導いていくのか。舞台設定はとても興味深く、いやがおうにも期待は高まった。 が、いかんせん内容が下世話で、テーマに対する考察が薄っぺら過ぎた。まるで安っぽい1話完結型のテレビドラマのようだ...
復讐法という法律が成立した世界。この法律は被害者家族ににどのような選択を迫り、どのような行動へ導いていくのか。舞台設定はとても興味深く、いやがおうにも期待は高まった。 が、いかんせん内容が下世話で、テーマに対する考察が薄っぺら過ぎた。まるで安っぽい1話完結型のテレビドラマのようだ。せっかくの設定が台無し。 あと、復讐法が適用されるケースとそうでない場合の違いとか、通常判決と復讐法適用の際の落差激しすぎだろとか、応報執行者の選抜基準とか、あちこちに設置された監視カメラとか、情報漏れすぎだろとか、結局五十嵐は何だったん?とか、細かいディテールのいい加減さが気になって気になってしょうがなかった。 小説としては期待はずれもはなはだしいが、社会への問題提起としてはアリなのかもね。 でもどうせなら「仇討ち法」というネーミングのほうがしっくりくるかな。
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凶悪犯罪、猟奇殺人については、佐木隆三さんの法廷ルポやノンフィクション、加賀乙彦さんの精神科医さらには東京拘置所医務部の経歴を経た小説を読み重ねる中で、考えさせられてきた。平々凡々に育った身としては、被告人の生い立ちやら置かれている環境を知らずして、その行為への思いをあらわしたく...
凶悪犯罪、猟奇殺人については、佐木隆三さんの法廷ルポやノンフィクション、加賀乙彦さんの精神科医さらには東京拘置所医務部の経歴を経た小説を読み重ねる中で、考えさせられてきた。平々凡々に育った身としては、被告人の生い立ちやら置かれている環境を知らずして、その行為への思いをあらわしたくない。到底容認できない行為であるほどに、その鬱屈した精神に同情さえわく。自分にとってかけがえのない人を殺められ、かつ反省の気配さえ認められない犯罪者に対して復讐することの是非を問う。小説の上であっても、あまりに軽薄なテーマとしか思えない。
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本屋で見つけ気になっていた作品。 残された遺族感情がどうすれば救われるのか?実際に同じ方法で犯罪を犯した人間を殺すという復讐法。それは新たな苦悩の始まりであり、憎しみの連鎖でもある。でも、家族や愛する人を亡くし、受刑者が旧来の法で裁かれることに理不尽さを感じる遺族の心理は理解できる。そこで自分ならどの選択をするか、それを考えながら読むと応報監察官という復讐法の執行の見届け人の揺れ動く心理が自分の感情とリンクする。読んだ後も人の命の重さについて深く考えさせられる作品だった。
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日本に復讐法が新たに制定され、加害者に対し、被害者たち、その遺族が復讐できるという法律はどうなるのか色々と考えさせる。双方の思い、事件に至った背景等からも、必ずしもどちらが有利となるのか、果たして、亡くなった人への無念などが浮かばれるのか、本当にそれで満足するのか、命というのは何...
日本に復讐法が新たに制定され、加害者に対し、被害者たち、その遺族が復讐できるという法律はどうなるのか色々と考えさせる。双方の思い、事件に至った背景等からも、必ずしもどちらが有利となるのか、果たして、亡くなった人への無念などが浮かばれるのか、本当にそれで満足するのか、命というのは何か、双方にも家族や身内などがいるし、そう思うと、やりきれなく、重く苦しい気持ちにもなる。鳥谷さんが言うように、被害者らや遺族に立ち直って欲しい気持ちもわかる。正直な思いは日本でこの法律が施行されて欲しくない気持ちで一杯である。
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もしも、この世の中に復讐法が存在したら・・・ 自分だったら、通常の刑の執行と、自分で手を下す復讐法、どちらを選ぶだろうか? そんな苦悩と闘う人たちを描く連作短編集。終始、淡々と語られており、強く感情移入をするようなこともないが、それぞれの人たちの苦悩が手に取るように分かる。これが...
もしも、この世の中に復讐法が存在したら・・・ 自分だったら、通常の刑の執行と、自分で手を下す復讐法、どちらを選ぶだろうか? そんな苦悩と闘う人たちを描く連作短編集。終始、淡々と語られており、強く感情移入をするようなこともないが、それぞれの人たちの苦悩が手に取るように分かる。これがデビュー作とは思えない作品。普段、本を読まない人にも読んで欲しい1冊。
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「復讐法」という仕掛けがどう生かされるのか、興味を持って手に取りました。 人を殺すということ、罰を与えるということ、決められた法に則って暮らすということ、など普段ニュースを見てスルーしがちなことについてかなり深いところから揺さぶられますね。確かに仕掛けとしては詰めが甘いとおっしゃる方もいて設定としてはそういう面はありますが、作者が書きたいものを炙り出すのには成功していると思います。 ありそうで今までになかったタイプの犯罪小説と思いました。(自分はあんまりこういう仮想の仕掛けが現実にあって、というタイプの小説を読んでいないだけかもしれませんが) 続編はないんでしょうね。たぶん、展開的に。もう少しこの世界の話が読みたい気がしましたが。 次の小説はどんな仕掛けのどんな話が読めるのか、楽しみにしたい作家さんが増えました。
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大事な人が無慈悲に突然奪われたのに、加害者は短い刑期で出てくる。被害者遺族の遣り切れない気持ちに応えるため、復讐法が作られた世界。でも刑を執行するのは被害者の身近な人物ということで、怒りはぶつけられるけど余計に傷付くんじゃないのかとか、命の尊厳とか、考えてしまった。
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殺人を犯した凶悪犯罪人に、被害者の関係者により報復が認められた社会。 内容的には、嫌いではなさそうなテーマなんだけど、妙に倫理的な文章が、鼻につき、一章を読んだだけでギブアップ。 小林由香さんの本はもう読まないな。
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