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許されようとは思いません の商品レビュー

3.5

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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2019/06/22

「ありがとう、ばあば」は世にも奇妙な、に出てきそう。人の心理をえぐるような雰囲気の作品が多くて、刺さりました。以前読んだ「悪いものが来ませんように」に似た感じ。「姉のように」はこのころの子供育ててた時期のこと思い出して辛くなりました。

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2019/06/14

著者初読。表題作は祖母の目的がわかるとゾクゾクしました。これはとても好きです。「目撃者はいなかった」は嫌悪感で途中から斜め読み。「姉のように」「ありがとう、ばあば」は途中でからくりが見えてしまったけれど、心の動きが手に取るように伝わってきて、とても辛かったです。ラストの「絵の中の...

著者初読。表題作は祖母の目的がわかるとゾクゾクしました。これはとても好きです。「目撃者はいなかった」は嫌悪感で途中から斜め読み。「姉のように」「ありがとう、ばあば」は途中でからくりが見えてしまったけれど、心の動きが手に取るように伝わってきて、とても辛かったです。ラストの「絵の中の男」は第三者視点で語られるためか読みやすく結構好きです。こういうジャンルを得意とされているのだと思いますが、自分はこういうイヤミスよりはラストで一発ガツンと落とすブラックのほうが好みなんだということを再認識することになりました。

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2019/06/12

5つの短編。 目撃者はいなかった ちょっとしたミスからの嘘からのさらに嘘やごまかし、 誰にでもおこりそうで地味に怖かった。 姉のように あー、これもありそう、、育児の閉塞感と、犯罪者家族の世間からの目線がツライ。

Posted byブクログ

2019/06/18

許されようとは思いません 評価3 そぐわないものを徹底して排除する村。それを甘んじて受け入れてきた祖母が曾祖父を殺めたのは、自らを含めた全ての人を救うためだった。 そもそもそんな村に婚約してもいない交際相手を連れて行くものか、という根源的な疑問は別として。 目撃者はいなかった ...

許されようとは思いません 評価3 そぐわないものを徹底して排除する村。それを甘んじて受け入れてきた祖母が曾祖父を殺めたのは、自らを含めた全ての人を救うためだった。 そもそもそんな村に婚約してもいない交際相手を連れて行くものか、という根源的な疑問は別として。 目撃者はいなかった 評価4 自己保身のため、人は時として人として誤った選択をする。 主人公は愚かだか、自分にも起こり得ること。 教訓小説。 ありがとう、ばあば 評価3 こわい。ばあばにとって当然の報いなのかもしれないが、あまりに残酷。 姉のように 評価4 読中感と読後感が全く異なる。 読み終えて、こんなに感情移入したのに、一体なんだったんだ~っ!と声を出したくなってしまった。 絵の中の男 評価2 芸術家の狂気の前では生命の価値も低い。

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2019/05/20

他の方も書いていたが、闇の部分へ誰もが転がりそうな、有り得そうな内容が怖い。「目撃者…」なんて、まさに保身の嘘が首を絞める。「姉の…」もじわじわ狂気に絡まれる様が読んでいて「誰か何とかしてあげてー」と叫びたくなる。後味はどれも良くないが、ついよみたくなる作家さん。

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2019/04/17

あっという間に読了。 “目撃者はいなかった”が一番読み応えがあった。やはりいつかは自分に返ってくるのだ… 芦沢さんの作品は、まだ本作と“火のないところに煙は”しか読んでいないが、胸がザワつくというか、ソワソワするというか、読んでいて不安な気持ちになってくる。

Posted byブクログ

2019/03/23

圧巻の短編集。タイトルの秀逸さ。 どれも胃が痛くなるような状況で読者をキリキリさせ、悪意というよりは限りなく悲しく切ない思いから犯罪が産まれる…… 表題作は最後に少し救われた気がする。彼女を大切に。 「姉のように」アアアアアヤラレタアアアアアア 「絵の中の男」一番インパクトが...

圧巻の短編集。タイトルの秀逸さ。 どれも胃が痛くなるような状況で読者をキリキリさせ、悪意というよりは限りなく悲しく切ない思いから犯罪が産まれる…… 表題作は最後に少し救われた気がする。彼女を大切に。 「姉のように」アアアアアヤラレタアアアアアア 「絵の中の男」一番インパクトが少なかったけれど、モチーフは断トツで好き。 芦沢先生面白い……!

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2019/02/06

どんでん返しの連続、途中で迷子になり、何度も読み返してしまう始末(笑) 全5篇とも、ブラックですね。 たとえ何を犠牲にしても守りたかったもの。 共通して描かれているのは、"自分" 何事にも変えられない、変えがたいもの。 あなたも同じことをしますか?

Posted byブクログ

2019/12/21

後味は良くないけど、粒揃いの短編集。 後味が良くないので好きかと言われると微妙。 だけど、ストーリーは面白いと思う。 他の作品を読もうかどうか迷うところである^^;

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2018/12/07

短編小説があまり得意でない私がどっぷりハマった『満願』を思い出す短編集。「ありがとう、ばぁば」のラストの衝撃と言ったら。鳥肌が止まらない。

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