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許されようとは思いません の商品レビュー

3.5

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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2021/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分自身、短編小説は中身が薄く感じられて あまり好きではないのですが こちらは題材が様々で楽しめました。 姉のようにが最も評価されている印象ですが、 個人的にはタイトルの許されようとは思いませんが 救いのあるラストで一番好きです。 もう少し話に厚みを出して ぜひ映像化してほしいくらいです! 結婚は相手だけではなく その家族や親族との契約でもあると 私も思っていましたが、 墓にも入る覚悟まで必要だなんて、、、 まだ結婚相手もいませんが 全く知らない人ばかりの墓に入るのはどうしても、、 うちの親が離婚の相談中なので 尚更色々と考えさせられました。 そんな事まで一々考えていたら 結婚なんて出来ないよ!と言われそうですし、 これからの時代 考え方は変わっていくのかもしれないですが なんだか恐ろしくなってしまいました。

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2021/10/10

まず山田緑さんの装丁画が怖い……… 人間の怖さっていうか、心の闇っていうか… そういうのよく書かれる方なんかな…

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2021/10/09

見えるのは孤立。 そして自分で結論を出してしまう。 許されようとは思いません。 寂しい話。 外からどう見えようと、見られていようと、本人が孤独であると感じているなら、孤立していると感じているなら、それはひとりぼっち。 後からみんな色々言うけど、そんなの結果論。 その時に手を差し伸...

見えるのは孤立。 そして自分で結論を出してしまう。 許されようとは思いません。 寂しい話。 外からどう見えようと、見られていようと、本人が孤独であると感じているなら、孤立していると感じているなら、それはひとりぼっち。 後からみんな色々言うけど、そんなの結果論。 その時に手を差し伸べてくれなければ、そんなの後の祭り。

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2021/09/27

短編集。このところ続け様に芦沢央さんの作品を読んだけど、話の繋がりのない短編より、長編とかシリーズものの作品の方が好きだな。

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2021/08/28

仕事のミスだとか子育てが思うようにいかないとか、自分に近いようで遠い、遠いようで近い、そんな短編集だった。

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2024/07/18

 芦沢央のミステリーホラー短編集。全5編。       * * * * *  表題作が秀逸でした。  山深い集落の村八分の気味悪さ。ゾクッとさせられました。ラストでの謎解きに脱帽です。オマケのプロポーズも微笑ましい。  他は『ありがとう、ばあば』がよかった。育てたとおりに育...

 芦沢央のミステリーホラー短編集。全5編。       * * * * *  表題作が秀逸でした。  山深い集落の村八分の気味悪さ。ゾクッとさせられました。ラストでの謎解きに脱帽です。オマケのプロポーズも微笑ましい。  他は『ありがとう、ばあば』がよかった。育てたとおりに育つ。まったくゾッとするばかりです。  ただ、『目撃者は~』は平凡な展開であり、残り2作はやや冗長のように感じました。

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2021/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きな雰囲気のイヤミス。謎解きパートがちょっとくどいかなと思いつつ、他の作品でも同じテイストなので作者の持ち味の一つなのでしょう。どの話もヒリヒリ感を楽しめたけれど「目撃者はいなかった」が一番好きでした、嘘を隠すため嘘を重ねるあの感じが理解できて、胃が痛くなりそうだった……。「姉のように」は冒頭の新聞記事の内容に違和感は覚えたものの、結末は予想外だったのでびっくり。

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2021/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリー短編集。怪奇現象は起こらないが、どの短編も人間の怖さを描いているのでホラーとも言える。『姉のように』は先入観を逆手に取った秀逸な内容で、思わず舌を巻いた。

Posted byブクログ

2021/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5つの短編集。前読んだ短編集と似た感じ。特に2つ目の「目撃者はいなかった」は自分の落ち度を隠そうとしてもっと悪い羽目になるという、前の先生がプールの栓閉め忘れてたってのと同じ感じ。そして、やっぱりこれが一番身につまされるというか、我が身に起きそうで怖い。「姉のように」も怖かった。普通の母親が虐待をしてしまう気持ちはこうなのかなと思う。でもあまりにもステレオタイプ的かなとも思う。

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2021/03/26

’21年3月26日、読了。芦沢央さん、初の体験。 気に入らない話もありましたが…凄かった!ちょっと、キツい。この人の他の作品を、と、思えない程。でも、他の作品も、読むんだろうなぁ… 2016年発行の、単行本で読みましたが、文庫とは収録順が違うようで…こちらは表題作が最初に収録...

’21年3月26日、読了。芦沢央さん、初の体験。 気に入らない話もありましたが…凄かった!ちょっと、キツい。この人の他の作品を、と、思えない程。でも、他の作品も、読むんだろうなぁ… 2016年発行の、単行本で読みましたが、文庫とは収録順が違うようで…こちらは表題作が最初に収録されてました。本来は、この収録順?で、後の文庫化で、最後に表題作を、となったのでしょうね。どのような、誰の意図で、文庫版はそうなったのか…興味深いですが、僕にはこちらの方が、キツく感じられ、「キツい話」を書く作家さんの意図を、より反映しているのかな、と思えました。最後収録の「絵の中の男」が、壮絶な話に感じたこともあって、創作の「意思」みたいなのが、こちらの収録順の方がダイレクトに感じられる、と思いました。 どれも関心しましたが…「姉のように」のミスリードが、ドンピシャ!「絵の中の男」の罪と、罰の壮絶な様、表題作の、最後に小さな灯をともしたようなラストも、好きです。「ありがとう、ばあば」だけが、イマイチだったかな…。

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