許されようとは思いません の商品レビュー
後味は良くないけど、粒揃いの短編集。 後味が良くないので好きかと言われると微妙。 だけど、ストーリーは面白いと思う。 他の作品を読もうかどうか迷うところである^^;
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短編小説があまり得意でない私がどっぷりハマった『満願』を思い出す短編集。「ありがとう、ばぁば」のラストの衝撃と言ったら。鳥肌が止まらない。
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5話の短編集でどの作品も面白いですが、特に表題作と「ありがとう、ばあば」は完璧なプロットで秀作です。
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2018.11.9 読了 短編集。 どれも 意味がわかったら怖い話。 サクサク読めました。 あの優しいおばあちゃんが なぜ殺人を? 単に仕事のミスを誤魔化そうとしただけなのに? など。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なかなかにブラックで毒が効いた短編集。腹の底で暗く渦巻く人間の執念がもたらす真相や結末がよく練られている。表題作と「絵の中の男」の心理の技ありが印象的。 主人公と自分に育児中という共通点があった「姉のように」は、母親の孤立感や追いつめられていく気持ち、他いろいろリアル過ぎて苦しかった。 どの話も毒気に当てられて何とも言えない苦味が残るばかりだが、不思議とこの人の本また読んでみたいと思わせる中毒性あり。
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やー、面白かった! 表題の「許されようとは思いません」の衝撃。そんなことのためにそこまでしてしまえるのか、という短編集。この人の長編も読んでみたくなる。
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初めての作家さん、やはりこの訳の分からない表題に惹かれて図書館で手にとる。 少し米沢穂信の「満願」に似た印象か? どれも読後ゾクっとなるが、うまい具合に腑に落ちるというところもあり面白い。 他の作品はどうなんだろう?嫌いではないけど、もしこのタイプで長編だったら、ちょっと耐えられ...
初めての作家さん、やはりこの訳の分からない表題に惹かれて図書館で手にとる。 少し米沢穂信の「満願」に似た印象か? どれも読後ゾクっとなるが、うまい具合に腑に落ちるというところもあり面白い。 他の作品はどうなんだろう?嫌いではないけど、もしこのタイプで長編だったら、ちょっと耐えられないかもしれないな。
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どこかで読んだような気がというか、松本清張・連城三紀彦ほかの有名作(あるいは作風)を真似た感じ(換骨奪胎?)。 「姉のように」での騙し(ひっかけ)は微妙な感じ。 「ありがとう、ばあば」の黒い少女像に、あるいは作品の出来としても注目された。
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本のタイトルに惹かれて、図書館で借りあっさりと読了。短編集。 村八分よりも村十分。虐げられた女性の奥底に持っている心の襞の部分、よく分かる。納得できるからこそ、一番良かったのはタイトルにもなっている『許されようとは思いません』。 許されようとは思いません。いつか、どこかで使ってみ...
本のタイトルに惹かれて、図書館で借りあっさりと読了。短編集。 村八分よりも村十分。虐げられた女性の奥底に持っている心の襞の部分、よく分かる。納得できるからこそ、一番良かったのはタイトルにもなっている『許されようとは思いません』。 許されようとは思いません。いつか、どこかで使ってみたい。
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これこそいやミス。読後感が悪い話を集めた短編集。どこにもいけない閉塞感がたまらない。 特に「ありがとう、ばあば」と「姉のように」は窒息しそうになる。「姉のように」は方言の懐かしさと共に、自分の親に対する苦しさがどんどん引きずり出されて怖い。 良い舞台や映画は見ている側を解放す...
これこそいやミス。読後感が悪い話を集めた短編集。どこにもいけない閉塞感がたまらない。 特に「ありがとう、ばあば」と「姉のように」は窒息しそうになる。「姉のように」は方言の懐かしさと共に、自分の親に対する苦しさがどんどん引きずり出されて怖い。 良い舞台や映画は見ている側を解放すると信じているんだけど、本もそういうところがある。
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