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日本会議の研究 の商品レビュー

3.8

88件のお客様レビュー

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2016/12/11

日本会議についての書籍を読みたいと思いつつ、何冊か出ている中のどれを選ぼうかと思っていたところ、Twitterで以前からフォローしていた菅野完氏(noiehoie氏)の著作という事で購入。ところどころ感情が表に立った表現も見えるが、全体としては日本会議と「生長の家」原理主義勢力と...

日本会議についての書籍を読みたいと思いつつ、何冊か出ている中のどれを選ぼうかと思っていたところ、Twitterで以前からフォローしていた菅野完氏(noiehoie氏)の著作という事で購入。ところどころ感情が表に立った表現も見えるが、全体としては日本会議と「生長の家」原理主義勢力との関係を冷静かつ丁寧に導き出しているように感じた。

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2016/12/06

カルト集団が安部政権の支援団体でそれなりの影響力を持っているとの事らしい。第4章の「草の根」がオモシロい。思想信条の是非は置いとくが、この非論理的かつ情念先行型のスタイルでは自分の頭で考える人間はついていかないだろうな。結果、若手は2世3世ばかりになるんだろう。

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2016/11/29

左派の学生運動のことしか知らなかったが、1970 頃対立する右派もあった。 左派が潰れた後も右派が生き残り、その当時の手法を愚直に実践して強力な動員力を持つに至ったのが、日本会議の実態であるらしい。 集会には、共通点がわずかな新興宗教の信者が多数動員されている。動員されている人々...

左派の学生運動のことしか知らなかったが、1970 頃対立する右派もあった。 左派が潰れた後も右派が生き残り、その当時の手法を愚直に実践して強力な動員力を持つに至ったのが、日本会議の実態であるらしい。 集会には、共通点がわずかな新興宗教の信者が多数動員されている。動員されている人々は数でしかないが、動員している中心人物はいて、それは新興宗教の教祖に見える。 それに操られる危ない日本。 読む前に想像していたものとは全然違うものだったが、恐ろしくも興味深い話だった。

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2016/11/22

安倍政権の反動ぶりも、路上で巻き起こるヘイトの嵐も、「社会全体の右傾化」によってもたらされたものではなく、実はごくごく一握りの一部の人々が長年にわたって続けてきた「市民運動」の結実なのではないか? という仮説を立証するのはこの本の目的だとか。 安東巌という世間ではほとんど知られ...

安倍政権の反動ぶりも、路上で巻き起こるヘイトの嵐も、「社会全体の右傾化」によってもたらされたものではなく、実はごくごく一握りの一部の人々が長年にわたって続けてきた「市民運動」の結実なのではないか? という仮説を立証するのはこの本の目的だとか。 安東巌という世間ではほとんど知られていないこの人が キーマンだとか。 ちなみに 自民党だけでなく、民主党の松原仁もお仲間だとか。 結構この人好きだっただけに残念だ。

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2016/11/19

全くこの団体の存在を知らないけど紹介されて読んだ。 しかしお恥ずかしながら結局よくわからなかった。 日本会議に関わってる人いわくとんでもない本だそうです。判断材料がなさすぎて二次情報聞いてもなんとも言えない。

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2016/11/19

日本会議の存在を知らなかったので、いろいろ面白かった。文章はだいぶ荒々しい感じ。学生運動用語をググりつつ読んだ。椛島有三、伊藤哲夫、安東巌の名前を覚えた。

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2016/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◎美しい伝統の国柄を明日の日本へ ◎新しい時代にふさわしい新憲法を ◎国の名誉と国民の命を守る政治を ◎日本の感性をはぐくむ教育の創造を ◎国の安全を高め世界への平和貢献を ◎共生共栄の心でむすぶ世界との友好を の6つを目指して運動を展開し、最高裁の「夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲とする判断」にも影響を与えたとされる日本会議。著者が指摘する通り、民主的なプロセスの中で賛同者を集めているのであれば、彼らの運動自体を否定することはできない。 しかし、表面的には民主的プロセスであっても、同団体の「秘密主義的体質」は看過できない。個々の運動については明確な主張の下に展開しているが、思想のルーツすなわち「生長の家原理主義」についてはひたむきに隠そうとしている。個々の運動に賛同した多くの一般の人たちも、彼らの存在を認識していないだろう。 しかも、彼らの究極の目的は「明治憲法の復元」にあるという。こんなビジョンに共感できる人が一体どれだけいるのだろう?(笑)

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2016/11/12

それが何をしているのか、どのような経緯をたどって今の組織になっていたのかの源流に関する本。現在の運動を理解する上での基礎となる部分。

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2016/10/30

民主主義を信望しない「一群の人々」の、愚直で地道な民主的な市民運動により、改憲ならぬ「反憲」が進んでいる。 「一群の人々」は正体を隠して活動している。 もともと党内基盤の弱い安倍晋三は彼らに目を付けられ、取り込まれてしまった。 70年代の「成長の家学生運動」の同志→①椛島有三Gr...

民主主義を信望しない「一群の人々」の、愚直で地道な民主的な市民運動により、改憲ならぬ「反憲」が進んでいる。 「一群の人々」は正体を隠して活動している。 もともと党内基盤の弱い安倍晋三は彼らに目を付けられ、取り込まれてしまった。 70年代の「成長の家学生運動」の同志→①椛島有三Gr「日本青年会議」→日本会議→議員懇談会②伊藤哲夫Gr「日本政策研究センター」③教団Gr「谷口雅春先生を学ぶ会」(稲田も参加)

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2016/10/26

2016.10.26読了。 大学の友人に勧められて読んだ本。 内容は安部政権周辺に見え隠れする圧力団体である「日本会議」とはどういう団体か、日本会議は何が目的でどのような人々が中心にいるのかを書いたものであった。 こういう裏社会の暴露本的なものはあまり読んだことはなかったが、...

2016.10.26読了。 大学の友人に勧められて読んだ本。 内容は安部政権周辺に見え隠れする圧力団体である「日本会議」とはどういう団体か、日本会議は何が目的でどのような人々が中心にいるのかを書いたものであった。 こういう裏社会の暴露本的なものはあまり読んだことはなかったが、第一印象として、著者の経歴が著述家とだけあって他の経歴がわからないことから非常に内容も怪しいのではないかと思った。また、読み始めてみると文献の引用方法などがあまり小慣れていない感があった。しかし、調査方法や引用している文献などから相当丁寧に調べられている感が伺え、ある程度の信憑性もあるものと思える。

Posted byブクログ