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日本会議の研究 の商品レビュー

3.8

88件のお客様レビュー

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2016/10/12

左右のどちらかと聞かれれば右寄りと答える程度の右寄りで、安倍首相も自民党も応援しているけれど、それでも最近さすがに違和感を感じてきた。 その違和感の正体がこれに書いてある。 日本が好きだということと、外国人(特に中国、韓国、北朝鮮)が嫌いだということは当然ながらイコールではない...

左右のどちらかと聞かれれば右寄りと答える程度の右寄りで、安倍首相も自民党も応援しているけれど、それでも最近さすがに違和感を感じてきた。 その違和感の正体がこれに書いてある。 日本が好きだということと、外国人(特に中国、韓国、北朝鮮)が嫌いだということは当然ながらイコールではない。何故か排他的な考えを持つ人や団体が多いのには、こういうところに原因があったのだなと腑に落ちた。 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 #日本会議の正体 #菅野完 #2016年92冊目

Posted byブクログ

2016/10/03

怪しい香りのする『日本会議』って何? 説明が重複して読みにくいところはあるものの、多くの文献を当たり、まとめてあると思う。 それにしてもおじ様方の情熱には辟易。 それを全く知らない、知ろうとしない、どうでもいいと思っている人にも辟易、かな。

Posted byブクログ

2016/10/27

何かと話題の本なんで 安倍政権の背後にいるとされる保守系団体、「日本会議」の真実 日本会議、生長の家の歴史が理解できました しばき隊活動歴ある著者なんで(^O^) そっち系の人なんですね ミステリーっぽい所もあって 面白かったなぁ

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2016/09/12

日本会議関連の本ということで、手に取りました。ある程度の憶測が入っていたとしても、現代政治を知るには必読の書か。

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2016/08/28

これは必読だろう。「今の政権界隈は果たして右翼なのか?違うんでねぇの?」「日本会議ってなんかよく聞くけど何なの?」という方はぜひ読んでいただきたい。現在進行形のドキュメンタリーとしての面白さまで兼ね備えている。

Posted byブクログ

2016/08/22

先ず本書の内容を1000字で要約したあと、わたしの感想を4点述べて、このベストセラー本を冷静に評価したい。  日本会議の主なメンバーは、ほとんど生長の家の学生運動出身である。最初は1966年の長崎大学学正常化闘争が出発点だ。左翼系全学連から学園封鎖を阻止して、自治会選挙で勝った...

先ず本書の内容を1000字で要約したあと、わたしの感想を4点述べて、このベストセラー本を冷静に評価したい。  日本会議の主なメンバーは、ほとんど生長の家の学生運動出身である。最初は1966年の長崎大学学正常化闘争が出発点だ。左翼系全学連から学園封鎖を阻止して、自治会選挙で勝ったその運動は、右翼学生から全国的に評価され、、やがて「全国学協」に発展し、社会人組織「日本青年協議会」を生み、樺島有三はそのトップとして君臨し続けている。  1970年代の元号法制化運動で、日本青年協議会は「日本を守る会」の事務局に入る。しかし靖国神社国家護持法案で失敗し閣僚の公式参拝運動に切り替える。97年「日本を守る国民会議」と統合して「日本会議」が生まれる。それをプロデュースしたのは、同じ生長の家会員の参院議員村上正邦である。靖国神社問題の核心は宗教性を保ったまま慰霊行事を行う事であり、日本会議の存立に関わるので、会員たちはは公式参拝にこだわるのである。また、「日本会議国会議員懇談会」を設立し、第三次安倍内閣では閣僚に占める割合は84.2%になっている。首相補佐官に生長の家の出身の衛藤晟一が入っている。  安倍政権の筆頭ブレーンの伊藤哲夫(「日本政策研究センター」)も生長の家出身。伊藤の主張は「歴史認識」「夫婦別姓反対」「従軍慰安婦」「反ジェンダーフリー」。改憲の目標は、憲法9条ではなく、「緊急事態条項」と「家族条項の追加」である。  生長の家本体は1983年に政治運動から撤退したので、それに反旗を翻した信徒たちが作ったのが、日本会議の人々である。彼らの主張は「反左翼」「反ジェンダー」で単純なので、人々が集まりやすく、かつ真面目に草の根運動(選挙前のアンケート、国会請願、署名活動)しているので、組織票目当てに国会議員も結集しやすい。また、高い事務能力も有する。そしてこれらの運動をまとめているのが、長崎大以来の古参幹部の安藤巖である。  菅野完は言う。「日本社会が寄ってたかってさんざんバカにし、嘲笑し、足蹴にして来た、デモ・陳情・署名・抗議集会・勉強会といった「民主的な市民運動」をやり続けていたのは、極めて非民主的な思想を持つ人々だったのだ。そして大方の「民主的な市民運動」に対する認識に反し、その運動は確実に効果を生み、安倍政権を支えるまでに成長し、国憲を改変するまでの勢力になった。このまま行けば「民主的な市民運動」は日本の民主主義を殺すだろう。」(298p) 読んで分かったことは二つ。ひとつは、彼らの主張の貧弱さである。脱退会員が言うようにカルト宗教だろう。理論的でないから様々な人々が結集できるとも言える。伊藤哲夫の作ったレジュメを見ても穴だらけだ。そしてもうひとつ、日本会議の歴史はよく分かった。 分からなかったことは二つ。菅野氏は彼らの「市民運動」を高く評価しているが、全く「同じ事」を、めげずに、愚直に、地道にこつこつやって来たのは、当の本家の「市民運動」である事を菅野氏はどうやら知らないらしい。そして署名数でもデモ参加者でも他の数字も、いつも日本会議を遥かに凌駕しているのも市民運動なのだ。それでも「国憲に影響を与える」ところにならないのは何故で、日本会議が安倍政権下で影響を与えているのは何故か、菅野氏は分析しなくてはならないだろう。 もう一つ。日本会議が安倍政権を利用している面と、安倍政権が日本会議を利用している面、両方あると思うが、どちらがパワーバランスで強いのか。それを見極めるのは作戦を練る上でも重要だと思うのである。 2016年8月20日読了

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2016/08/16

本当だとするとよく出来すぎた物語に思えるし、現状の政府をうまく説明出来すぎている。査読や検証が欲しい。 第五章あたりまではとりあえず丁寧に参考資料がつけられていて該当箇所は写真付きで、誠実に事実を事実として述べている感じがするが、だんだんと話すことがなくなってくのが分かった。若...

本当だとするとよく出来すぎた物語に思えるし、現状の政府をうまく説明出来すぎている。査読や検証が欲しい。 第五章あたりまではとりあえず丁寧に参考資料がつけられていて該当箇所は写真付きで、誠実に事実を事実として述べている感じがするが、だんだんと話すことがなくなってくのが分かった。若干文体が口語的になって、「新書」っぽくなった。 最後の第六章は他と性質が異なっている。安東巖という一人を書いているが、彼は「徹底して表に出てこない」らしく、したがって参考資料が少ないらしい、調査の結果なのか、物語の創造なのか、怪しい。四国の信者だったという人間の証言、ってのも、怪しい。

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2016/08/15

文体は、週刊誌然としていて気になるところもあるが、内容的には結構納得した。良くも悪くも、広瀬隆みたいだな、と思った。あそこまで大風呂敷ではないが。日本会議の目指すところが「改憲」と言うよりも「反憲」、九条改憲よりも緊急事態条項の導入による憲法の停止にある、という指摘は重要だと思っ...

文体は、週刊誌然としていて気になるところもあるが、内容的には結構納得した。良くも悪くも、広瀬隆みたいだな、と思った。あそこまで大風呂敷ではないが。日本会議の目指すところが「改憲」と言うよりも「反憲」、九条改憲よりも緊急事態条項の導入による憲法の停止にある、という指摘は重要だと思った。

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2016/08/12

安倍政権の暴走、日本会議とは何か、 日本会議の宗教団体、カルトによる支配、宗教を右翼の陰謀、でもない。 生長の家学生グループ、谷口雅春、日本青年協議会、椛島有三、村上正邦、伊藤哲夫、安東巌、 病気治しの大功徳、神秘体験、生長の家、生命の実相、

Posted byブクログ

2016/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでいて恐ろしくなる。 日本会議が目標としていた参議院選挙での2/3を改憲勢力でとり、まずは『緊急事態条項』の追加を目指し、「すべての国民は、個人として尊重される」「個人の尊厳」の文言を削除し、『家族保護条項』の追加をめざし、さらに『自衛隊の国軍化』を押し進めようと着々と安倍政権をバックアップしている。 日本会議のメンバーになっている最右翼の稲田氏を防衛大臣に据え、安倍の(日本会議の)もくろみがすすむ。 組織として絶大な数ではないが、その組織力がバラバラな野党が対抗出来るのか? 不安にはなるが、組織には組織、市民レベルの対抗組織が必要であると痛感する。 国民会議の最終目的は明治憲法復元である。あらゆる意味で、国民会議に立ち向かわないと近い将来日本はトンでもない国になると思った。 そして、本文には日本会議の歴史やその組織を形成している人々も含め研究されている。 とりあえず、こういう事実を私たちは知っておく必要があると考える。

Posted byブクログ