スクープのたまご の商品レビュー
週刊誌の編集部に配属となった主人公ですが、業界でもその名をとどろかせている悪名高い週刊誌を作る側になったことに不安と不満が隠せない、というところから物語が始まります。 他人の不幸を切り売りしたり、あることないことを書き連ねて多くの人々の人生を台無しにしたり、というイメージが強い...
週刊誌の編集部に配属となった主人公ですが、業界でもその名をとどろかせている悪名高い週刊誌を作る側になったことに不安と不満が隠せない、というところから物語が始まります。 他人の不幸を切り売りしたり、あることないことを書き連ねて多くの人々の人生を台無しにしたり、というイメージが強い週刊誌ですが、出版社の「顔」としてプライドを持って記事を作っていることを知り、文字にはならない裏付け取材を繰り返す中で、「週刊誌の記者とはどういう仕事か」を考え、次第に成長していゆきます。 最初は戦力にもならず「誰にでもできる」仕事しか振られなかった主人公ですが、次第に自分で企画を立てたり潜入調査をしたりと役に立つ場面が増えてゆきます。 主人公の成長物語としては楽しむことができますが、各章ごとに時間が空いているのか、連続してるのか、微妙にはっきりしない部分もありましたし、根底にある事件の詳細や動機がはっきりせず、エンディングの展開としては悪くないものの、もう少しすっきりとした読後感だったらよかったな、と感じます。
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入社2年目で週刊誌に異動になってしまった女性社員の奮闘記。 周囲に白い目で見られたり、冷たい反応をされたり、週刊誌の下っ端は心が折れることばかり。 そんなこんなだけど、なんとか食らいついていく日向子のひたむきさと、つかんだ事件のスクープ。 大変だあ。私にはできない。読んでいる...
入社2年目で週刊誌に異動になってしまった女性社員の奮闘記。 周囲に白い目で見られたり、冷たい反応をされたり、週刊誌の下っ端は心が折れることばかり。 そんなこんなだけど、なんとか食らいついていく日向子のひたむきさと、つかんだ事件のスクープ。 大変だあ。私にはできない。読んでいる身で、よかった。
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運良く大手出版社に就職出来た、本人曰く地味で特に取り柄もない信田日向子。 同期にも恵まれ、配属になったPR紙の仕事にも慣れて来た頃、週刊誌の編集部に配属された同期が仕事の過酷さにリタイア。他部署へと異動することになる。 どこか他人事と思っていた日向子は後任人事で、週刊誌編集部の事...
運良く大手出版社に就職出来た、本人曰く地味で特に取り柄もない信田日向子。 同期にも恵まれ、配属になったPR紙の仕事にも慣れて来た頃、週刊誌の編集部に配属された同期が仕事の過酷さにリタイア。他部署へと異動することになる。 どこか他人事と思っていた日向子は後任人事で、週刊誌編集部の事件班に異動となる。 入社前から、週刊誌編集部の仕事だけはしたくないと願っていた日向子だったが、先輩たちやフリーのカメラマンなどに支えられ、事件のイロハを学んでいく。 いわゆるお仕事小説なのだが、並行して女性連続殺人事件の真相も追っており、少しミステリーの要素も。 本にまつわるミステリーと言えば、この人!って言う作家さんの一人だけど、今作はやる前から「自分には出来ない!」と思っている主人公に終始イライラ。 週刊誌編集部が舞台なのでしようがないのだろうが、いろいろ話が飛んで、結局ずっと軸になっていた殺人事件の真相には行きつかず、かなり消化不良。 今作は2016年の発売なので、多分こちらの方が先かと思うが、少し前に放送されていたテレビドラマとオーバーラップしてしまうところもあり、ドラマの主人公は週刊誌の記者に誇りを持っていただけに、余計日向子の後ろ向きの姿勢が受け入れられなかったのだと思う。 とりあえず、この出版不況の中、写真週刊誌の編集部の皆さんの大変さは良く分かった。 でも、いくら仕事と言え、何の罪のない人の過去やプライベートを追い回す、最近の週刊誌の行き過ぎな取材はどうかと思う。 そして、それに乗っかっているだけのメディアも。
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結構好きなジャンルであるお仕事小説。その中でも、舞台は週刊千石という、超大手の週刊誌の会社。主人公の日向子は、学生の時から全くうだつの上がらない普通の女の子。 そんな普通の女の子がひょんなことから花形の週刊誌部門に配属されて、不慣れながら成長して行く様が心地よい。
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他の千石社シリーズに比べると、真面目というのか。 プリティが多すぎるやクローバー・レインに比べると、ですが。 先2冊のライトな設定のほうが好きでした。 とはいえ、内容は面白かったですよ。
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大崎さんの本はふんわりしたものを読んでいたので(横濱とかバスとか)、こういうがっつり仕事系というのがちょっと意外だった。 出版社の仕事は絶対に大変。本は好きだけど、就職活動で興味を持ってしまったら大変なことになっていただろう。(そもそも出版社には採用されないと思うけど。)日向子の...
大崎さんの本はふんわりしたものを読んでいたので(横濱とかバスとか)、こういうがっつり仕事系というのがちょっと意外だった。 出版社の仕事は絶対に大変。本は好きだけど、就職活動で興味を持ってしまったら大変なことになっていただろう。(そもそも出版社には採用されないと思うけど。)日向子の死相が出るほどの強運というのにもびっくりした。そっか、いいことばかりで喜んでもいられないんだ。その後の仕事現場の話は、出版社の方々がこのように苦労を重ねて記事を製作されているんだというのがしみじみと分かった。
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主人公は、出版社千石社の入社2年目の信田日向子 彼女は、戦々恐々の週刊誌部門へ移動となってしまう ゴシップネタ満載の「週刊千石」 他人の生活に土足で踏み込み、秘密を暴き、スクープをものにする 正直賛同しかねる活動に命じられるままチャレンジする 張り込み、聞き込み、飛び込み取材と...
主人公は、出版社千石社の入社2年目の信田日向子 彼女は、戦々恐々の週刊誌部門へ移動となってしまう ゴシップネタ満載の「週刊千石」 他人の生活に土足で踏み込み、秘密を暴き、スクープをものにする 正直賛同しかねる活動に命じられるままチャレンジする 張り込み、聞き込み、飛び込み取材と何でもやらされる 週刊誌の責任は何か?そしてどんな人たちがどんな風に作り上げているのか そんな週刊誌を作る人達の思いや苦労が描かれたお話
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よくわからないけど 引きずられた。出版社に就職し PR誌を担当していたが 突然 週刊誌担当に ゲテモノを扱う週刊誌だとおもっていたが 中に身を置くと 違う色々な面が 見えてくる。 正義の味方というわけじゃないけど 違った観点から見た週刊誌の一面 楽しく ジーンときつつ 読めま...
よくわからないけど 引きずられた。出版社に就職し PR誌を担当していたが 突然 週刊誌担当に ゲテモノを扱う週刊誌だとおもっていたが 中に身を置くと 違う色々な面が 見えてくる。 正義の味方というわけじゃないけど 違った観点から見た週刊誌の一面 楽しく ジーンときつつ 読めました。
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いわゆる成長譚が好きなので、主人公が希望していなかった現場(週刊誌)へ配属され、仕事していく中で様々なことを学んでいくというこの本のストーリーは好きでした。週刊誌の現場というものも覗き見れたし。ひとつひとつのネタ(現場)を描きつつ、最終的にひとつの事件のヤマ場(週刊誌の醍醐味)を...
いわゆる成長譚が好きなので、主人公が希望していなかった現場(週刊誌)へ配属され、仕事していく中で様々なことを学んでいくというこの本のストーリーは好きでした。週刊誌の現場というものも覗き見れたし。ひとつひとつのネタ(現場)を描きつつ、最終的にひとつの事件のヤマ場(週刊誌の醍醐味)を迎えるという分かりやすいもので、ミステリーというほどの謎解きはなかったけれど、爽やかな読後感でした。 版元からあの週刊誌が取材先かと考えて、記事についても感心しそうになったけれど、最近のマッチポンプ疑惑もありそれはそれ、この本はこの本と思い直しました。
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泣く子も黙る、悪名高き週刊誌の現場に配属された新人の奮闘記。 地味めのフツーの子がとにかく頑張る姿は、何だか微笑ましい。 新人の時って使えないから、とにかくひたすら指示されたことを頑張るしかないんだよな~と思ったりする。 週刊誌の現場の話なんて、ドロドロ嫌な感じかと思ったら、その...
泣く子も黙る、悪名高き週刊誌の現場に配属された新人の奮闘記。 地味めのフツーの子がとにかく頑張る姿は、何だか微笑ましい。 新人の時って使えないから、とにかくひたすら指示されたことを頑張るしかないんだよな~と思ったりする。 週刊誌の現場の話なんて、ドロドロ嫌な感じかと思ったら、その日向子(新人)の存在によってうまく中和されて嫌な雰囲気はなかった。 逆にジレンマに陥りながらも、信念を持って仕事をする人が描かれていて、社会人はみな同じなんだなと思ったりした。
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