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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/04/25 |
JAN | 9784163904436 |
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商品レビュー
3.4
62件のお客様レビュー
週刊誌の編集部に配属となった主人公ですが、業界でもその名をとどろかせている悪名高い週刊誌を作る側になったことに不安と不満が隠せない、というところから物語が始まります。 他人の不幸を切り売りしたり、あることないことを書き連ねて多くの人々の人生を台無しにしたり、というイメージが強い...
週刊誌の編集部に配属となった主人公ですが、業界でもその名をとどろかせている悪名高い週刊誌を作る側になったことに不安と不満が隠せない、というところから物語が始まります。 他人の不幸を切り売りしたり、あることないことを書き連ねて多くの人々の人生を台無しにしたり、というイメージが強い週刊誌ですが、出版社の「顔」としてプライドを持って記事を作っていることを知り、文字にはならない裏付け取材を繰り返す中で、「週刊誌の記者とはどういう仕事か」を考え、次第に成長していゆきます。 最初は戦力にもならず「誰にでもできる」仕事しか振られなかった主人公ですが、次第に自分で企画を立てたり潜入調査をしたりと役に立つ場面が増えてゆきます。 主人公の成長物語としては楽しむことができますが、各章ごとに時間が空いているのか、連続してるのか、微妙にはっきりしない部分もありましたし、根底にある事件の詳細や動機がはっきりせず、エンディングの展開としては悪くないものの、もう少しすっきりとした読後感だったらよかったな、と感じます。
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入社2年目で週刊誌に異動になってしまった女性社員の奮闘記。 周囲に白い目で見られたり、冷たい反応をされたり、週刊誌の下っ端は心が折れることばかり。 そんなこんなだけど、なんとか食らいついていく日向子のひたむきさと、つかんだ事件のスクープ。 大変だあ。私にはできない。読んでいる...
入社2年目で週刊誌に異動になってしまった女性社員の奮闘記。 周囲に白い目で見られたり、冷たい反応をされたり、週刊誌の下っ端は心が折れることばかり。 そんなこんなだけど、なんとか食らいついていく日向子のひたむきさと、つかんだ事件のスクープ。 大変だあ。私にはできない。読んでいる身で、よかった。
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運良く大手出版社に就職出来た、本人曰く地味で特に取り柄もない信田日向子。 同期にも恵まれ、配属になったPR紙の仕事にも慣れて来た頃、週刊誌の編集部に配属された同期が仕事の過酷さにリタイア。他部署へと異動することになる。 どこか他人事と思っていた日向子は後任人事で、週刊誌編集部の事...
運良く大手出版社に就職出来た、本人曰く地味で特に取り柄もない信田日向子。 同期にも恵まれ、配属になったPR紙の仕事にも慣れて来た頃、週刊誌の編集部に配属された同期が仕事の過酷さにリタイア。他部署へと異動することになる。 どこか他人事と思っていた日向子は後任人事で、週刊誌編集部の事件班に異動となる。 入社前から、週刊誌編集部の仕事だけはしたくないと願っていた日向子だったが、先輩たちやフリーのカメラマンなどに支えられ、事件のイロハを学んでいく。 いわゆるお仕事小説なのだが、並行して女性連続殺人事件の真相も追っており、少しミステリーの要素も。 本にまつわるミステリーと言えば、この人!って言う作家さんの一人だけど、今作はやる前から「自分には出来ない!」と思っている主人公に終始イライラ。 週刊誌編集部が舞台なのでしようがないのだろうが、いろいろ話が飛んで、結局ずっと軸になっていた殺人事件の真相には行きつかず、かなり消化不良。 今作は2016年の発売なので、多分こちらの方が先かと思うが、少し前に放送されていたテレビドラマとオーバーラップしてしまうところもあり、ドラマの主人公は週刊誌の記者に誇りを持っていただけに、余計日向子の後ろ向きの姿勢が受け入れられなかったのだと思う。 とりあえず、この出版不況の中、写真週刊誌の編集部の皆さんの大変さは良く分かった。 でも、いくら仕事と言え、何の罪のない人の過去やプライベートを追い回す、最近の週刊誌の行き過ぎな取材はどうかと思う。 そして、それに乗っかっているだけのメディアも。
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