図書館の魔女(第二巻) の商品レビュー
第二巻では、キリヒトの謎が明らかに。 キリヒトが本性を表す場面は何度読んでも好き。 特別な生まれの彼女たちにしかわからない苦労が色々あるんだろうな。 本格的にマツリカに対する刺客が現れて、不穏になってきた。 イラムの明るさには救われる。
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春巻きと初恋。 そんなアオハルな第二巻。 最後の15ページ読み終わって、なぜか「山月記」を思い出した。李徴の「自分は今や異類の身となっている。どうして、おめおめと故人の前にあさましい姿をさらせようか。かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に畏怖嫌厭の情を起させるに決っているからだ。」の...
春巻きと初恋。 そんなアオハルな第二巻。 最後の15ページ読み終わって、なぜか「山月記」を思い出した。李徴の「自分は今や異類の身となっている。どうして、おめおめと故人の前にあさましい姿をさらせようか。かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に畏怖嫌厭の情を起させるに決っているからだ。」のセリフのとこ。 キリヒトの心情はこれだなぁ。 とりあえず、中華街行って春巻き食べたい。
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二巻の後半から一気に物語が動き出し面白くなってくる。キリヒトの気持ちを思ってマツリカが涙を流すシーンで泣きそうになった。
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さてさて、第2巻。 前半はキリヒトとマツリカの 地下水脈探検ツアー!てな感じで 微笑ましく読んでおりましたが。 マツリカ様ったら町の雑踏で 小耳にはさんだ会話から超絶推理を働かせて 陰謀の匂いを嗅ぎとっちゃうんだもん。 『9マイルは遠すぎる』かよ(^◇^;) こりゃ大変ってこ...
さてさて、第2巻。 前半はキリヒトとマツリカの 地下水脈探検ツアー!てな感じで 微笑ましく読んでおりましたが。 マツリカ様ったら町の雑踏で 小耳にはさんだ会話から超絶推理を働かせて 陰謀の匂いを嗅ぎとっちゃうんだもん。 『9マイルは遠すぎる』かよ(^◇^;) こりゃ大変ってことで 急ぎ策を練って陰謀を未然に防ぐけど そうなると毒牙は彼女自身にも…。 主になるふたり以外にも 生活を共にするメンバーや 味方になりそうなキャラなど ちょっとずつ把握できてきました。
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「図書館」という言葉の通り、後半くらいから言葉の面白さを全面に押し出してくるので、言葉の面白さってこれよなぁと納得する。 序盤の地下水路がこんなところで生きてくるとは、という他にキリヒトの正体に思わず声が洩れた。しかもそこに絡んでくる登場人物はすでに伏線張ってたのかとこれも声が洩...
「図書館」という言葉の通り、後半くらいから言葉の面白さを全面に押し出してくるので、言葉の面白さってこれよなぁと納得する。 序盤の地下水路がこんなところで生きてくるとは、という他にキリヒトの正体に思わず声が洩れた。しかもそこに絡んでくる登場人物はすでに伏線張ってたのかとこれも声が洩れた。 「先代図書館の魔法使い」がどこまで読んでいたのか…司書とは言葉から「読む」ということかと理解を深めた1冊だった。 マツリカとキリヒトの、今後の関係性がどうなるのかも気になる。
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終盤尊みが大爆発した。どういうことや。 読み終わったところで胸がいっぱいになってしまった。この感覚は久しぶりかもしれない。 一巻で感じていた不満が二巻では作品を彩る美しさに大昇華されていてすごくいい。本当にいい…… でもこれなんで一巻と二巻分割したの??ってくらいのもったいなさも...
終盤尊みが大爆発した。どういうことや。 読み終わったところで胸がいっぱいになってしまった。この感覚は久しぶりかもしれない。 一巻で感じていた不満が二巻では作品を彩る美しさに大昇華されていてすごくいい。本当にいい…… でもこれなんで一巻と二巻分割したの??ってくらいのもったいなさも感じる。一巻で離れちゃった人可哀そう……
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
数年ぶりに再読。キリヒトの正体を知った状態で読み返すと、かなりわかりやすく伏線が張ってあったんだな…と感じた。これだけヒントがあったにもかかわらず、マツリカが繙くことができなかったのは、キリヒトだけが本当の意味での味方だと無意識のうちに感じていたからかもしれない。 キリヒトが覚悟を決めるシーンの笑顔が悲しくてたまらない。とどめを刺そうとした瞬間の恥じるような表情に涙があふれた。マツリカもキリヒトも自ら望んで生まれついたわけではない。そんな二人が手を取り合ってやり取りすることに密やかでたしかな絆を感じるし、人を斬るために育てられたキリヒトにとっても救いだったのだろう。再読のためこれからの展開はすでに知っているけれど、しっかり見届けたいと思う。
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山育ちのキリヒトの、慎重でありながらも俊敏な体の動きの”勘のよさ“は第1巻から感じとっていました。第2巻ではそれが顕著にでていた。同じ人間の身のこなしなのか…と思うほど。 マツリカとキリヒトが行動を共にする場面では、同じ気持ちを共有しあう友のようなやり取りが垣間見えて、微笑まし...
山育ちのキリヒトの、慎重でありながらも俊敏な体の動きの”勘のよさ“は第1巻から感じとっていました。第2巻ではそれが顕著にでていた。同じ人間の身のこなしなのか…と思うほど。 マツリカとキリヒトが行動を共にする場面では、同じ気持ちを共有しあう友のようなやり取りが垣間見えて、微笑ましいなと思った。 イラムの存在も大きい。キリヒトやマツリカ、ハルカゼ、キリンが家族のように唯一落ち着ける場所なのでしょう。食事をする彼らを見るのも、私の密かな楽しみとなっています。 後半、巨人の襲撃は手に汗握る展開だった。キリヒトの行動はとにかく凄かった。この一件で、温厚で従順でマツリカの手話通訳を器用にこなす、あのキリヒトと同一人物なんだろうかと…鳥肌が立つほど恐怖に感じてしまった。キリヒトの名前の由来にも驚きを隠せない。 第2巻まで読んで、知らぬうちに物語に取り込まれて夢中になるくらいに面白いと感じている。引き続き3巻を読んでいきます。
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2巻目にして、図書館の魔女の周りのキャラが立ってきた気がする それまでは優秀なあるいは超然とした 畏れ多い図書館の魔女たちという感じだったのが 少し掘り下げて、それぞれの役割、背景とかが見えてきて、人間味がでてきて、この図書館の魔女たちに惹かれていった これから、権謀術数を...
2巻目にして、図書館の魔女の周りのキャラが立ってきた気がする それまでは優秀なあるいは超然とした 畏れ多い図書館の魔女たちという感じだったのが 少し掘り下げて、それぞれの役割、背景とかが見えてきて、人間味がでてきて、この図書館の魔女たちに惹かれていった これから、権謀術数を巡らす戦いが激化していく中でもマツリカ、キリヒトの成長をまた心情の変化をみていくのがとても楽しみになった はやく3巻を読みたいと思わせる2巻目でした!
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マツリカによる政治的な謀略に関する謎解きはシャーロック・ホームズのように秀逸だったけど、それよりもキリヒトがマツリカへ向けた視線やその視線に対するマツリカの心に浮かんだ感情の謎解きが素晴らしいものだった。
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