貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 の商品レビュー

ジェーン・スー(著者)

2020/02/15

ジェーン・スーさんの御本はわかりやすく、しかしとても葛藤しながら書いているのがよく伝わるのが良いのだと思う。
数年前、ネット上ででピンクと和解せよ、や合コンの話が公開されていたのを読み、自分の中の女性性について考えたことがあった。ジェーン・スーさんの言葉がとてもしっくり来た所以だ。

今回、エッセイ本になってまとまったものを読んでみると世代の違いからか共感しきれないものがいくつかあったのだが（それはキリンジだったりする）きっと同世代ドンピシャだったら堪らないのだろう。

2019/11/30

アラフォーど真ん中過ぎて、読んだらあかんのちゃうかと思いながら読んでしまいました。はいおもろいー。全てに共感、てわけではありませんが、あーなんか他の人もこんなふう歳を重ねていくんやなーと妙に安心？しました。
女友達がピットインしてきました、の章泣きそうなりました。ここで挟むかこの章を、と。うまいわー。

５年後ぐらいにもいっぺん読も。

2019/12/05

意識したくはないが認めなくてはならぬ、女っていう生きづらさへの、サプリみたいな感じ！
近所の本屋、恋愛エッセーコーナーに置くの勿体ない気がする…
スーさんのラジオ、とくに相談コーナーも大好きです！

三浦しをんさんの文庫版解説も面白くて。
ある男性との会話から漂ってた、男女の視点の違い(？)とか、白石一文さんの小説(偶然同時期に読んでた)と対象的な感じだったなあ～なんて。

2019/12/09

発売当初にすごいタイトルだなぁと思っていたのですが、ようやく読めた。
解説が三浦しをんなのは知らなかったのですが、なんというか「ああー」って頷けちゃうような納得感。

アルテイシアさんとかもそうですが、年齢を重ねても気のおけない友達と楽しい時間を過ごすことができて、かつ仕事を楽しいと思えてその仕事で自分を養っていけ、それを執筆して世に披露することもできるってところに嫉妬心を刺激され、「はぁーよーございましたね（ケッ）」みたいな気持ちが湧き上がってくることもありますが、内容はあっさり読めて面白かったです。喉元すぎたあとの回想録的なものあり、自分より先を生きている女の人生の感想文って感じ。

しかしけっこう前に読んで感想をほったらかしにしてしまったのでもうあまり覚えてない…。なんか一つだけ「おぉ！」って納得というか良いもの読んだって回があったのに忘れてしまった。たぶん『そんなにびっくりしなさんな』だと思う。あと『ていねいな暮らしオブセッション』と『三十路の心得十箇条』が面白かった。

2019/08/17

飛行機移動中にサラッと楽しみながら読ませていただきました。

「女子」に対する女性の想い。
おそるべし。

2019/08/02

ジェーンスーさんの合コン話は爆笑。北朝鮮とか脱北とか、パワーワードすぎる笑 頭がキレまくる人って、なかなか生きづらいんだろうなぁ。
ニッセンの素晴らしさも、すぐに使ってみたくなる熱量で書かれていた。2014年でそうなら、今はさらにアップデートされているだろうし。
全体に面白さに包まれているんだけど、未婚女性の生き方、男性との関わりとか、シビアに考えさせられもした。なんとなく、ナンシー関と印象がかぶるんだよね。

2019/06/09

う〜ん、なんかなぁ。テレビやラジオで著者の話が面白かったので、本にも期待したのですが、読んでる途中何回か寝掛けました。残念。

2019/05/30

箱崎のブックスキューブリックで見つけてビビっときた
こういうはっとするタイトルすきー。自戒もこめてよみました。特に男社会ではたらくということ。の、女の働きづらさと背中合わせになった、働く男の事情とか。ふんふん。な。ー
ゲームを有利に進められるのは、ルールを熟知している人ーなー。るほど。なんかいろいろ。痒いとこに手が届くよな、耳に痛いけど、恋愛、結婚
家族、老後まで笑と毒のあるエッセイ。

2019/05/15

もうすぐ30歳。
若さやキャラで乗り切るのもキツイな・・・
と、そんな自分に喝を入れるために、
タイトルだけ見て買いましたが、
実際の内容は想像と全く違いました。

たとえていうなら、
心の奥底に潜んである「女」である自分、
普段隠している毒づいた自分、
そんなドロドロしたものを
無理やり排出させられた気分になりました。

さすがに著者ほど辛辣ではないですが、
女に対する違和感やうらやましがるポイントもほとんど一緒で、ある意味、自分を客観視出来る内容でもあります。「私も思っていることを文章にしたら、こんなキッツイ言い方になるんだな～。」と。

ただ、キッツイこと言ってても、
それを言えるだけの根拠がある。
めちゃくちゃ、自分と世間を
観察し尽くしてるんでしょうね。
そして、たとえ話とか、自分に対するツッコミの
一つ一つも絶妙なタイミングかつ
言葉遊びが素敵なので、
毒の中にユーモアとこの人なりの愛が感じられる。
（特に合コンの話はめっちゃ面白かった。）

でも、この本の裏テーマは、
「自己肯定感の低さとどう向き合うか」だと
思っています。特に「ピンクと和解せよ」あたりから、その色が濃くなる。

読むのがとても辛かったです。
見て見ぬふりをしてきた自分の過去や辛い思い出、
寂しさが、否応なしに思い起こされるから。
幼いころの自分へのコンプレックスや、
そのコンプレックスとの向き合い方、親との関係など、
私に当てはまるようなエピソードばかりで・・・。
ほんと、私のことを書かれているような気分になりました。
きっと、この著者も自己肯定感が低いまま大人になっていったのでは？

私は、自分の自己肯定感の上がり下がりを
他人に委ねていたことに最近気付いてから、
まずは自分のことを自分で大事に出来ないと
ほかの人を本当に大切に出来ないと思うようになり、
気持ち的にだいぶ楽になりました。
自分を大事にすることで、自己肯定感も
ジワジワとあがってくる。
この本も同じようなことを言っていて、
心の中の少女の声に耳を傾ける、とは
まさにこのことか、と思いました。

女子、という切り口だけでなく
自分との向き合い方について
改めて考えることが出来ました。

2019/05/14

非常に面白かった。もっと早く読みたかったし、他の著作も読もうと思う。文中で述べられている年代のころに読みたかったが、逆に今だからわかることもあるし、この歳になって読んでも、また別の部分がフォーカスされて残る部分が多かった。