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貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 の商品レビュー

3.7

199件のお客様レビュー

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2019/04/20

随分と刺激的な一刀両断なタイトルであるが、女性の女性による女性のための一冊。 ラジオパーソナリティ、作詞家として活躍される自称「未婚のプロ」ジェーンスーこと田之上美智氏のエッセイ集。 アラフォーの著者がアラサー以上の女性に捧げるご注進?提言? 女性は生き方の選択肢が多岐にわ...

随分と刺激的な一刀両断なタイトルであるが、女性の女性による女性のための一冊。 ラジオパーソナリティ、作詞家として活躍される自称「未婚のプロ」ジェーンスーこと田之上美智氏のエッセイ集。 アラフォーの著者がアラサー以上の女性に捧げるご注進?提言? 女性は生き方の選択肢が多岐にわたると。 結婚するかしないか、子供を産むか産まないか、仕事を続けるか続けないか。これに対し男性は結婚を期に転職をすることも少ない、子は産めない、専業主夫になるものも少ない..と。 一冊を通して、過激なタイトルとは裏腹に、誰かや何かに対しての批判はない。 男性が読んでも、活力をもらえたり、ふと肩の力が抜けるかもしれません。もちろん、何事にも賛否はあるでしょうが、こういう方と仕事したら楽しいかもと思わせてくれた一冊でした。 ただ、余計な心配かもしれませんが、内省の仕方というか自己の俯瞰の視点があまりにも自分の中のもう一人の自分を他人のように見ているので、解離性障害ではと勝手に案じてしまいました。

Posted byブクログ

2019/03/01

エッセイ集。筆頭の「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を始め、日常生活を通した筆者の考えが綴られている。 最初の「貴様いつまでー」は、アラフォーが女子と自称することに対して書かれている。いい年した大人が女の子供という意味の女子という言葉を使うのは何故かを「入れ墨」という表現を...

エッセイ集。筆頭の「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を始め、日常生活を通した筆者の考えが綴られている。 最初の「貴様いつまでー」は、アラフォーが女子と自称することに対して書かれている。いい年した大人が女の子供という意味の女子という言葉を使うのは何故かを「入れ墨」という表現を通してわかりやすく・・・というよりも感覚的にしっくり来るような言葉で説明している。 日常生活なんかで感じたことを、非常に細かく自分と向き合って書いているのだなぁ、と感じた。 理屈や資料を使った説明というのは力強い説得力を持つけれども、自分の経験や考えを煮詰めまくったこともまた説得力を持つのかなぁと。よくよく考えれば、いや違うとか口を挟みたくなることもあるのだけども、読んでいるときには「なるほど、そういうものか」と納得させられてしまうというか。まぁ、そう思えるのは何篇かだけで、あとはそう口を挟む余地もないだろう個人的な体験とかに対する考えとかなのだが・・・(そこも勿論おもしろかった)。 自分に対する観察眼がすごいと思う。この筆者は。自分がどう感じたかを見逃さない。感じた自分にすごく注意を払っている。ということは。 日常生活のことをこのくらい心に留めて置ければ一日も充実するんだろうか。うらやましい。日常生活の出来事は意外と流れるままだな。自分の中では。

Posted byブクログ

2019/05/25

ていねいな暮らしオブセッション、ピンクと和解、びっくりの脱法使用、お仕事ゲーム、ゲスな欲望をオブラートのように包むスピリチュアル、、、 コンプレックスこじらせ系の話はよくあるけど、それ以外の日常的な考察が面白かったしワードのセンスが良い

Posted byブクログ

2019/02/10

いつも聞いているTBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」の スーさんはどんな本を書いているのかと思い読んでみたくなり 手に取りました。 本のタイトルを見ると女子ということに 何か文句をつけているのかと思ってしまいましたが、 そうではなく女性の視点から見た恋愛から結婚、 仕事、...

いつも聞いているTBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」の スーさんはどんな本を書いているのかと思い読んでみたくなり 手に取りました。 本のタイトルを見ると女子ということに 何か文句をつけているのかと思ってしまいましたが、 そうではなく女性の視点から見た恋愛から結婚、 仕事、家族、老後などとあらゆる分野から 色々な角度で分析してユーモアと辛口な言葉で書かれています。 スーさんとほぼ同じ世代を生きてきた世代なので、 スーさんの言いたいこと、言ったいることが殆ど分かるので 読みながら思わず頷いたり、懐かしんだりと楽しみながら読みました。 中でも限界集落から始めよう、ニ〇一四年雑誌の旅は共感してしまい、 特に雑誌では彼女が語っていたように肩肘を張らずに現実から もう少し離れて明るい気分になれる中年向け女性雑誌を どなたか作って欲しいと熱望してしまいます。 母を早く亡くすということ というテーマではこれも自身と共感することが多々あり、 自分だけがこんな思いをするのではないということが はっきりとして少し心が洗われた思いがしました。 息子にとっても母親というのは特別な存在でもありますが、 娘にとって母親というのはもっと身近で特別な存在なので 何年経過しても想いは変わらないものだと改めて思いました。 女性として生まれてきて色々と大変なことはあります。 理想と現実の間で絶望しそうな時もあるけれど、 それぞれの人生を型にあてはめることなく、 自分らしく生きていけたら良いなと思えてしまいました。 ラジオのトークの時と変わりなく面白く、痛快に あらゆることを斬っていたので同世代の方や 女性には楽しめて読めるのでお勧めだと思います。 この年代の微妙なお年頃の心理もよく描かれているのも注目です。

Posted byブクログ

2019/01/18

本のタイトルだけ見ると、女子を批判しているようだけど、そうじゃなかった。 ちゃんと自分と向き合って、良くない所はなんとか解決したり折り合いをつけようとしたり。 悩んだり元気の無い時にまた読みたくなりそうです。 目次に色々と面白い言葉が並ぶ中で、『ピンクと和解せよ』に一番共感する...

本のタイトルだけ見ると、女子を批判しているようだけど、そうじゃなかった。 ちゃんと自分と向き合って、良くない所はなんとか解決したり折り合いをつけようとしたり。 悩んだり元気の無い時にまた読みたくなりそうです。 目次に色々と面白い言葉が並ぶ中で、『ピンクと和解せよ』に一番共感する。ピンクもリボンも昔から敬遠してるけど、いつか和解できるといいな。

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2018/11/05

年齢と境遇が似ているからなのか、私にとってはすごく共感できたり同意することが多かった。 今あるようなカテゴライズから外れた中年向け女性誌作ってほしいこととかね。 個人的に女性のエッセイは好きで、うさぎさんとか群さんとかよく読むけど、ちょうど自分とぴったり合うのはジェーン・スーさ...

年齢と境遇が似ているからなのか、私にとってはすごく共感できたり同意することが多かった。 今あるようなカテゴライズから外れた中年向け女性誌作ってほしいこととかね。 個人的に女性のエッセイは好きで、うさぎさんとか群さんとかよく読むけど、ちょうど自分とぴったり合うのはジェーン・スーさんなのかも、と、今回彼女の作品読んで感じた。

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2018/09/28

青春の再インストール。 良い言葉。 20代後半で読んだけど、30代半ばからでも色んなものをそぎ落とせるらしい。今のうちに、たくさんお金使ってちやほやされてやりたいことをやろうっと。

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2018/09/05

タイトルからして、やばい。キレッキレの文章で、ズザッとぶった切る。女子会なんて、なんのためらいもなく使っていたが、齢30代中頃になった己、ふと我に返る。勢いよくことばを乗せる人って、テンポは良いけど薄っぺらだったりすることもあるけれど、この人は文章も上手い。上手くて言い得て妙すぎ...

タイトルからして、やばい。キレッキレの文章で、ズザッとぶった切る。女子会なんて、なんのためらいもなく使っていたが、齢30代中頃になった己、ふと我に返る。勢いよくことばを乗せる人って、テンポは良いけど薄っぺらだったりすることもあるけれど、この人は文章も上手い。上手くて言い得て妙すぎて腹を抱えて笑ってしまう。「片桐はいり村いちばんの美人」は、大ヒットだった。 そんな感じでわりとライトに読み進めていたところ、途中で「ん?」と、本のタイトルを二度程見直してしまった。著者が、自分の父との関係性について書かれた「早くに母を亡くすということ」という文章が、他の部分とテイストが違ってとても良くて、涙が出そうになったからだ。 母との関係性について書いている人に植本一子さんがいるが、私はあの人の文章を読んでいると苦しくなってしまう。自分の中で蓋をしている部分を無理矢理開けられるような感覚になる。心が整っていて、自分の状態が良くて、かつ前向きな意欲もあるときであれば良いが、気軽に読んだらなかなかきつかった。つまり、親との関係性についての取り扱いはとてもナイーブなテーマなのだ。 でも、この人の文章表現は、なんというか、苦しさももちろんあったのだと思うけれど、光がある。こういう形で自分のコンプレックスを昇華させることができるのかと、感動した。そして、それを全面的に押し出さず、でもゆるやかに主張して提示してくれたこのジェーン・スーという人が、ますます好きになった。 父との関係性についての新しい著作があるみたいなので、それも是非読んでみたい。

Posted byブクログ

2018/06/06

もう過ぎてしまったけれど三十路の心得は概ね同意。 四十路の心得も是非欲しい。 ピンクとの和解。 すごくわかる。 私は割と早い段階30手前で和解できたから 子供にピンクのランドセル持たせることに抵抗はなかったけれど、 ピンクを子供っぽい、ピンク大好き女子はぶりっ子で浅ましいみたい...

もう過ぎてしまったけれど三十路の心得は概ね同意。 四十路の心得も是非欲しい。 ピンクとの和解。 すごくわかる。 私は割と早い段階30手前で和解できたから 子供にピンクのランドセル持たせることに抵抗はなかったけれど、 ピンクを子供っぽい、ピンク大好き女子はぶりっ子で浅ましいみたい(妬み?)に思ってた20代の時期あったなあー笑 ただの色なのにね笑 新しいことにチャレンジしつつ人目を気にせずピンクを着るおばちゃんになります。

Posted byブクログ

2018/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

30歳もとっくに過ぎて女子会だあ!?恥を知れ喝ーーーッ!!!って内容かと思った。違いました。 どちらかというと、可愛いもの好きだよね~お喋り楽しいよね~仕方ないよ私たちいつまでも女子だし~!って肯定してくれる内容でした。 ジェーン・スーさん曰く、女子魂というものは、成長するにつれて消えていく蒙古斑ではなく、刺青のようなものなのです。上手いこと折り合いつけて生活するのが、一番苦しくないよ、とのことで。これはもう観念して己の中の「女子」と付き合っていくしかない。 この本は、「わかる~~!」って腹を抱えて笑ったかと思えば、「わかる……」って両手で顔を覆って黒歴史に呻いて、昭和生まれの女子向けの内容になっております。 最後の章の「小さな女の子救出作戦」がしんみりします。 この本を読んでると、加齢は敵ではない!って歳を重ねることが肯定できます。サンキュー、私もジェーン・スーさんに続く未婚のプロを目指すことにする。

Posted byブクログ